今回のお題は「端午」「薬の日」でした。
まずは、大森さんの句からご紹介します。
「端午待つ鯉のぼりの群 土堤ぞいに」
「薬の日いつも晴れやか師美穂女」
「さがす箱 端午の武将と出逢ひけり」
妙音新聞からは
「玩具屋の店にぎわいて端午くる」(伊勢市 岩本彩さん)
「五人目も又も双子や初端午」(岩出市 吉益宜子さん)
「薬の日 医食同源てふ夕餉」(八尾市 淺井祥多さん)
「母真似て五月五日の薬摘み」(練馬区 北星関子さん)
つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
「粽食ふ夜汽車や膳所の小商人」(夏目漱石)
「不出来なる粽と申しおこすなる」(夏目漱石)
「薬日や御殿の屋根の承露盤」(正岡子規)
「薬ふる日とて仰むく子供かな」(正岡子規)
それでは出演者の皆さんの句をご紹介します。
まず寺谷さんの句は、
「薬の日 古地図に残る祖父の店」
アシスタントの中橋さんは、
「薬の日スマホ化すすむ手帳のなり」
「初端午 姉妹驚くカブトかな」
つづいて今週のリスナーのみなさんの句をご紹介します。
「端午の日 粽食べ食べ柏餅」(東大阪市 やすよさん)
「ベランダに端午の風や子のパンツ」(交野市 星のブランコさん)
「圧巻や端午の節句 吉野川」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
「胃痛止め山野めぐるや薬の日」(神戸市垂水区 ますきさん)
「薬の日 祖父は毎日 薬の日」(守口市 しんきいってんさん)
「薬の日おそわる人や奈良の里」(姫路市 みよこさん)
「親父観て薬の世話にはなりたくない」(滋賀県 滋賀のまー君さん)
「薬の日 端午の節句 重なりて」(八尾市 ゴンちゃんさん)
「黄昏て児童公園 月明かり」(松原市 じんじんさん)
それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。
寺谷さんは
「新聞で カブトを折った 端午かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
「百薬の 長飲みすぎて 頭痛薬」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
そして今週の特選句は、
「わあ5匹 端午の節句 鯉のぼり」(奈良県高市郡 はるぴーさん)
「千年の治癒の願いや薬の日」(篠山市 まさあっこさん)
でした!
次回のお題は「若葉」「菖蒲」で募集します。
お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!
〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係
※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。
講評 大森保延さん(辯天宗婦人部総裁)
1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏 (現管長猊下)と結婚。
1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
1997年茨木西ロータリークラブ会長。
2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
大阪府更正保護協会理事。
茨木市更正保護推進協議会副会長。
辯天宗ポータルサイト
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