「二十四節気」とは、1年を太陽の黄道上の位置によって24等分して、その節目の日に季節の名称を付けたものです。
元々は、農作業など季節に左右される仕事をする上で、もっとも作業に適した時期を見極めるために、考え出されたものなんです。
有名なところだと、休日にもなっている「春分」や「秋分」、他にも「夏至」「冬至」などは、よく耳にしますよね。
ちなみに、直近の「二十四節気」は、8月7日の「立秋」になります。
この「立秋」の日を境に、夏が極まり、秋の気配が立ち始める、と言われますが、今年はちょっと「秋」を感じるどころでは、ないようですね。
8月はもう一つ、「処暑(しょしょ)」があります。
この日になると、朝夕に冷気が加わって、暑さが収まると言われていますが
例年、実際にはまだまだ暑い日が続いています。
「二十四節気」以外に、季節の変化を見る方法として「生物季節」というものがあります。
これは文字通り、動物や植物の生態を基準に、季節の動きを観ようという方法です。
例えば、夏の到来を知らせるのはホタル。本格的な暑さが来ると、アブラゼミが鳴き始めます。
そしてススキの開花は、夏の終わりを知らせます。
他にも、雲の種類も、季節の変化を知る方法の一つです。
例えば、「イワシ雲」で知られる「巻積雲(かんせきうん)」は、台風と連動してみられることが多いので、秋の象徴的な雲と言われています。
とまあ、このように自然現象から季節の変化を感じる方法をご紹介しましたが、現状はまだまだ酷暑は続きそうです。
全国で熱中症で救急搬送された人は、この7月16日から7月29日までの間だけで36,368人と、昨年度の同期比で約3倍になります。
みなさん十分に注意しておきましょう。
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