日常的にタイヤを点検していても、勢いよく段差を乗り越えたときや釘を踏むなどの、不可抗力でパンクする可能性は誰にでもあります。
万が一を考え、タイヤ交換の手順は覚えておきましょう。
ほとんどのクルマには、応急用として「テンパータイヤ」が搭載されています。
パンクに気付いたら、まず周囲の安全を確認し、ほかのクルマの邪魔にならない場所に停止します。
それから、次の手順でタイヤを交換します。
- パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤに輪止めをかけます。
- ホイールナットを少しだけ緩めます。
- ジャッキで、タイヤが路面から少し離れるまで持ち上げます。
- ホイールナットを取り外して、パンクしたタイヤをテンパータイヤと交換します。
- ホイールナットを取り付け、対角線上となるナットをタイヤがガタつかなくなるまで、仮締めします。
- 車体を降ろし、ジャッキをはずしてからホイールナットの本締めをします。
この時、無理に締め付けるとボルトが破損してしまうので、取扱い説明書に記載されている規定のトルク(締め付ける力)で締めます。
締め付けトルクを指定できる「トルクレンチ」という専門工具がありますので、車に備えておくと便利です。
以上でタイヤ交換は完了です。
なお、テンパータイヤはあくまで応急用ですから、パンクしたタイヤは速やかに修理をして元通りにしましょう。
また、最近では、パンクしても所定のスピードで一定の距離を走行することができる「ランフラットタイヤ」も市販されています。
タイヤを選ぶ時の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?
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