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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年2月24日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(2月21日)

    2月21日のお題は梅の花」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「盆梅の座敷にあれば散りいそぐ」
    「探梅やその奥深き山の山
    「梅一樹他にさきがけて存在し
    「おくいぞめ白梅開花するを見つ」

    妙音新聞からは
    「国宝の寺苑に紅き梅蕾」(和歌山市 木下榮子さん)
    「ハモニカの音に惹かれつゝ探梅行」(吹田市 土山能孝さん)
    「飛梅や結ぶみくじは三分咲き」(柏原市 永味啓子さん)
    「夕月の丸くのぼりて梅白し」
    (御所市 田岡眞知子さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「山里や井戸のはたなる梅の花」
    「雨雲の梅を星とも昼ながら」
    「ものしつか梅なら匂ふ鳥も来る」
    「雁鳴て夜の釣瓶に梅の花」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「梅の香も鼻炎マスクで臭いゼロ」
    「あけぼのに下弦の月の神戸港

    あっきんの句は、
    「床の間に師匠めでたき梅の花」
    「花粉症 鼻水するりマスクなし

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「お花見の気分で見入る梅の花(神戸市北区 たけしさん)
    「受験生 梅花に祈りて桜咲け」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「梅の花努力が実れと願をかけ」(高槻市 とよこさん)
    「梅の花二人で香り持ち帰る」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「路地裏を曲がれば見える梅の花」(淡路市 お散おじさん)
    「梅の花香りはかぐもくしゃみでる」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「紅梅に見とれて足を踏みはずし」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「梅愛でるならばチーズと白ワイン」(交野市 星のブランコさん)
    「梅の花今年も桜と共演か?」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「早咲きの梅を偵察ペアめじろ」(三田市 キロマルさん)
    「境内の梅の花見て耳澄まし」(守口市 しんきいってんさん)
    「月ケ瀬の眼下みごとな梅千本」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「細き雨梅の香しずめ杜の朝」(姫路市 みよこさん)
    「母うえし今日は満開梅の花」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「ふきよかな梅の香りや盆梅展」(池田市 うさこさん)
    「梅の花一輪挿しが春告げる」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「とりあえずスマホに残す梅の花」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「梅の花見上げつつ青い空」(多可郡 北はりまのムーミン・ジィーさん)
    「いつものこと夏までの夢スケットか」(西宮市 やえこさん)
    「若鮎や波立つ川面生き生きと」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「ウイルスよ花見の日まで終息を」(神戸市北区 たけしさん)
    「猫の日をタマは知らずにご馳走食べ」(守口市 しんきいってんさん)
    「冴え返る夜景目映き掬星台」(三田市 キロマルさん)
    「春近し夕暮れ時の散歩道」(淡路市 お散おじさん)
    「みずみずの発表会で卒園へ」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「雪とけて光る朝日の雨水かな」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「卒業す仲間と演技祖母なみだ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「早春に旅立ち母は三回忌」(赤穂市 風ちゃんさん)

    寺谷さんが選んだ句は、
    「かもすきや留学生が作りけり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「梅の花マスク外してにおいかぐ」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「帰れとは書かず子供へ梅便り」(神戸市 さくら草さん)

    大森先生が選んだ句は、
    「梅の花 春の香りを連れてくる」(大阪市西区 ちひろさん)
    「打ち上げの花火散るよな枝垂れ梅」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「よちよちの孫の後追い梅の花」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅咲いた木々が知らせる春の朝」(三田市 ひろちゃんさん)
    「八つ団子紅殻壁と梅の花」(守口市 守口のタヌキさん)
    「守口市 守口のタヌキさん」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「梅の花月の光によく似合う」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「梅の花詠みし万葉令和かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「下心隠して配るチョコレート」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「水草の小さき気泡水温む」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「春霞時代を経てもいくさ跡」(茨木市 蒼龍さん)

    今週の特選句は、
    「打ち上げの花火散るよな枝垂れ梅」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「白魚とイカナゴ釘煮地方発」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「酒蔵と菜の花香る十石舟」(守口市 守口のタヌキさん)
    「菜種梅雨 季節くるわす二月かな」(姫路市 みよこさん)

    です。

    次回のお題は春寒雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。