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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年9月14日(月) 15時00分 防災マッカセナサイ!

    災害時の避難行動について

    先月の「令和27月豪雨」では、九州を中心に大きな被害が出ました。

    このような災害の発生が予想される時は、テレビ、ラジオ、防災無線、ひょうご防災ネットなどを通じて発表される防災情報を確認し、適切な避難行動をとることが重要です。

    とくに土砂災害警戒区域、浸水想定区域などに居住されている人で、自宅にいると被害にあう可能性の高い人は、避難のタイミングと避難場所をあらかじめ決めておき、いざというときに確実に避難行動がとれるようにしておきましょう。

    また、十分堅牢なマンション等の上層階に住んでいる人や、被害にあう可能性の低い区域に居住されている人は、外出を控え、自宅にとどまる「待避」や、2階以上の安全を確保できる場所に移動する「垂直避難」の行動をとれるようにしておきましょう。ただし、その場合は十分な水・食料などの備えが必要です。

     

    昨年から、水害や土砂災害のおそれがある場合、5段階の警戒レベルを使って避難勧告などの避難情報が発令されることになりました。この中で、各自治体から発令されるのが、警戒レベルからです。

    警戒レベルでは避難準備・高齢者等避難開始の避難情報が発令されます。

    この場合、避難に時間を要する人、例えば、ご高齢の方、障害のある方、乳幼児等は、支援者といっしょに避難しましょう。その他の人は、避難の準備を整えましよう。

     

    警戒レベルになると避難勧告が発令されます。

    この場合、避難対象の地域にいる方は、速やかに適切な避難行動をとりましょう。

    公的な避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅のより安全な場所に避難しましょう。

    避難指示(緊急)は、地域の状況に応じて緊急的又は重ねて避難を促す場合等に発令されます。 この場合も速やかに避難して下さい。

     

    警戒レベルは、すでに災害が発生している状況です。

    この状況になったら、とにかく生命を守るために、その時点で出来る最善の行動をとりましょう。

    もし屋外へ移動することすら危険な状況になったら、屋内のより安全を確保出来る場所に移動してください。

    警戒レベルに応じた避難情報、

    避難準備・高齢者等避難開始」→「避難勧告避難指示(緊急)」→「災害発生情報

    この順番で、緊急性が高くなっていくことを覚えておいてください。

    尚、避難指示(緊急)は、必ず発令されるものではありません。避難勧告が発令されたら、速やかに避難してください。そして、いざと言う時は余裕をもって、きちんと行動ができるように備えておきましょう。

    コーナー提供