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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年11月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(11月13日)

    11月12日のお題は紅葉雑詠でした。

    まずは、大森先生の句から。
    「弘法大師千百年を讃ふ秋」
    「錦秋や大師諡号の縁し書く」
    「高野山詣でし人に秋ストーブ」
    「水墨に秘めし紅葉の襖絵と」
    「二夕山も三山も朱色柿街道」

    妙音新聞からは
    「帰路となる歩幅ゆるりと草もみじ」(練馬区 北星関子さん)
    「古家の白壁染むる蔦紅葉」(橋本市 植山朝子さん)
    「紅葉に燃やされそうな山別荘」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「歳時記にはさみて紅葉色褪せず」(橿原市 鬼勢芳子さん)
    「京紅葉寺の境内散り敷きぬ」(富山市 国見由利子さん)
    「地下街に水車設へ走りそば」(八尾市 淺井祥多さん)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「紅葉しておほかた蓼のたぐひなる」
    「紅葉の中朴には朴の天地あり」
    「水引の穂のもつれそめほぐれそめ」
    「数珠玉も末枯れそめしもののうち」

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「もみじ茶にサイダーまでも摂津峡」
    「金プラと美酒に酔いたる夜長かな

    あっきんの句は、
    「コロナ禍の癒しを求め紅葉狩り」
    「錦秋の福知山城おとな旅」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「茶菓子一つ紅葉の皿におもてなし」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「カメラ目線もみじ写さず孫写す」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「友と行く京都の旅の紅葉狩り」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「六甲の渓流彩る紅葉谷」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「風に舞い露天につかる散る紅葉」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「断崖の紅葉眺めてひと休み」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「童らがもみじの下でお弁当」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「露天風呂紅葉つまみに桶酒や」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「いちょうから もみじの紅を下に見て」(加古川市 ゲゲさん)
    「もみじ葉にほほ寄せあって真っ赤っか」(茨木市 蒼龍さん)
    「風そよぎ水面かがやき紅葉ゆれ」(神戸市北区 マーブルさん)
    「谷川に絹織り成すはもみじかな」(草津市 グリーゼ581さん)
    「紅葉狩り人が集まり密になる」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「昼暗き城裏の濠 紅葉浮き」(姫路市 みよこさん)
    「紅葉狩り締めは有馬の足湯なり」(三田市 インコ・ママさん)
    「寒い夜は紅葉おろしで鍋つつく」(大阪市天王寺区 気楽な隠居さん)
    「目と口で紅葉愛で行く箕面滝」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「紅葉がり夢宗庵はにぎわいて」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「嵐山心の中でもみじ舞う」(大阪市東住吉区 さちこさん)
    「旅館にて紅葉引き立つ秋の膳」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「新コロナ少し休んでもみじ狩り」(川西市 心はいつも青春さん)
    「箕面滝もみじ水面にはらり落ち」(池田市 うさこさん)
    「紅葉し集めた落ち葉で作ったよ」(神戸市垂水区 ゆんこさん)
    「教科書に挟んだもみじ飛んで出た」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    「コロナ禍に運動会に沸く子達」(神戸市北区 たけしさん)
    「新海苔や朝食の友 目を覚ます」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「いつもより寒さがしみる戦力外」(群馬県太田市 夜明けの刑事さん)
    「秋風がもっと歩けと背中押し」(淡路市 お散歩おじさん)
    「竹箒とても敵わぬ落葉軍」(三田市 インコ・ママさん)
    「寒い日は鍋料理で生き返る」(三田市 ひろちゃんさん)
    「森のリス ホホ膨らませ冬支度」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「寒暖の差が激しい季節なる」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「枯れ葉舞う夕照の道 長き影」(草津市 グリーゼ581さん)
    「すだち見て辛い合宿思い出す」(茨木市 蒼龍さん)
    「勉強会 茶花さがしの散歩かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「鈴の音 キョロキョロさがす七五三」(豊岡市 あきひめさん)

    大田先生が選んだ句は、
    「紅葉谷 色取り取りの散り模様」(淡路市 お散歩おじさん)

    大山さんが選んだ句は、
    「かにづくし広がる旨味みな無言」(神戸市北区 マーブルさん)

    ゲストの大村さんが選んだ句は、
    「紅葉踏むステップ軽やかワルツかな」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「赤とんぼ紅葉の色に染まる秋」(神戸市北区 たけしさん)
    「清泉の水底燃やす散りもみじ」(大阪市東淀川区 淀川ペンギンさん)
    「黒漆 光る机上に紅葉映え」(守口市 守口のタヌキさん)
    「霧ゆるり棚引く山の紅葉いづる」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「愛読書もみじの栞はさみおり」(尼崎市 すずさん)
    「紅葉縫ふヘアピンカーブの曲線美」(三田市 キロマルさん)

    「秋寒の駅舎に香るうどん出汁」(守口市 守口のタヌキさん)
    「縄のれん立ち飲み熱燗 炙りイカ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「秋刀魚焼く匂いが漂う漁師町」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「立冬や墨絵のごとく雲流る」(三田市 キロマルさん)
    「菊自慢 集う喫茶や鉢並ぶ」(姫路市 みよこさん)
    「秋寒の居間のラジオの笑い声」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「半額についつい買いしお萩かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週は、選ばれた皆さん特選句とさせていただきます。

    次回のお題は時雨」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。