自主防災組織とは、
「主に町内会などで組織された、住民同士の助け合いの精神に基づく自発的な防災組織」
のことを言います。
早い話が
「普段から、ご近所同士で助け合える準備をしておきましょう」
ということですね。
昔は「向こう三軒両隣」なんて言われましたが、みなさんは地域やご近所同士のつながりが出来ていますか?
阪神・淡路大震災では、瓦礫の下から救出された人のうち、約8割が家族や近所の住民によって救出されたという報告があります。
特に、旧北淡町の富島(としま)地区や神戸市長田区の真野(まの)地区では、地域ネットワークが機能し、さらに近隣同士の助け合いで、早い段階での住民の安否確認や、地域ぐるみのバケツリレーによって火災の拡大を食い止めた事例が報告されています。
兵庫県では、震災の後「自主防災組織」の結成を促すために、県を挙げて啓発に取り組みました。
その結果、平成31年4月の時点で兵庫県の「自主防災組織」の結成率は97.6%と全国トップになりました。
しかし、せっかくの「自主防災組織」も作っただけでは意味がありません。
日頃から災害に備えていろいろな訓練をしておくことが大事です。
ひょっとするとラジオをお聞きの皆さんの中には、自分の身近に「自主防災組織」があることを知らないという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
いざという時に備えて、地域住民同士で助け合う「自主防災組織」を中心として、日頃からくり返し訓練を行い、災害時に的確に行動できるようにしておくことが大切です。
みなさんも「自主防災組織」の取り組みに、ぜひ参加して下さい。
- 11月19日からの「寺谷一紀と い・しょく・じゅう!」をお聴きください!
- 地域の自主防災組織について
- まごころ歳時記(11月13日)