CRKラジオ関西

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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2019年6月11日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「豊かなむらを災害から守る月間」のおしらせ

    いよいよ6月。関西も「梅雨入り」が発表されました。

    ここ数年は、毎年のように全国各地で豪雨災害による被害が発生しています。

    兵庫県は、県内で山地が占める割合が非常に高い県です。また、ため池の数も、全国1位 です。

    それだけに、大雨が降ると、山の近くでは、「土石流」「山崩れ」「地すべり」が、ため池では「大雨による決壊」「水難事故」が起きる恐れがあるので注意が必要です。

    兵庫県では、毎年6月を「豊かなむらを災害から守る月間」と定めて、こうした災害リスクの啓発と対策に取り組んでいます。

     

    ラジオをお聞きの皆さんも、ぜひ、ご家庭や学校・職場などで、

    「どこが、どのように危険なのか?」

    「避難所は、どこにあるのか?」

    「災害発生の恐れがある時に、どう行動すればいいか?」

    などの情報について、確認や共有をしておきましょう。

     

    身近にある危険箇所や避難場所を確認するには、兵庫県の災害情報サイト「CGハザードマップ」が便利です。

    兵庫県のホームページから簡単にアクセスできますので、様々な防災情報をチェックしてみてください。

     

    また先月、このコーナーでご紹介しました「ひょうご防災ネット」アプリ版があれば、こうした災害についての情報を、お手元のスマホなどで簡単にチェックすることが出来ます。 この機会に、ぜひご利用ください。

     

    この「豊かなむらを災害から守る月間」運動をきっかけに、皆さんも身近で出来る災害対策について、しっかり考えてみましょう。

     

  • 2019年6月4日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「ひょうご防災ネット スマートフォン向けアプリ」のご紹介

    先月のこのコーナーで「ひょうご防災ネット」をご紹介しましたね?

    パソコンや携帯電話のメール機能を利用して、色んな災害情報を入手できるシステムで、兵庫県が運営しています。

    この「ひょうご防災ネット」のスマートフォン向けアプリが、遂に登場しました!

    これまでも

    ・地震、津波に関する情報、特別警報などの「緊急気象情報」

    ・避難指示などの「緊急情報」

    ・大規模テロ情報などの「国民保護情報」

    ・身近な防災豆知識などの「お知らせ情報」

    といった情報を、いち早くメールで配信してきましたが、今回、スマートフォン向けアプリの新しい機能として

    ・自らの逃げ時や避難場所を事前に登録しておくと災害時にその逃げ時情報が発令された時自動的に知らせてくれる「マイ避難カード」機能

    ・最寄りの避難場所を、地図で表示する「避難場所表示」

    ・12の言語に対応した翻訳表示や、音声読み上げ機能

    ・避難情報など緊急情報のプッシュ通知

    SNSと連動した情報拡散

    ・国、県、市町(しまち)のハザードマップや外国人向けアプリ、電気、ガス、鉄道、携帯の各社のホームページとのリンク

    などの機能が追加されました。

     

    また、これまでの携帯電話(ガラケー)向けのサービスも、継続しますので、ご安心ください。

    いつ起こるかもしれない災害に備えて、ぜひこの機会にダウンロードしてください。

    詳しくは、ひょうご防災ネットアプリ紹介 ホームページ

  • 2019年5月28日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    家庭での備蓄について

    昨年は、「大阪北部地震」や台風21号など都市部を直撃する災害で、大きな被害が相次ぎました。

    近い将来に発生が予想されている南海トラフ地震など、大規模な災害に備えて、普段から、非常時に備え備蓄をしておくことが大事です。

    大規模な災害では、電気・ガス・水道などのライフラインが止まってしまう可能性が高いので、そのような状況になっても生活できるような準備が必要です。

    まずは、ご家庭で食料・飲料水などを備蓄しておくことをお薦めします。

    備蓄する目安ですが、阪神淡路大震災や東日本大震災のような大規模な災害の発生にも対応できるよう、1週間分を用意しておくことが推奨されています。

    他にも、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、手回し充電ライト、カセットコンロ、携帯トイレ、なども備蓄しておきましょう。

    それから前回の「災害時のトイレ」でもご紹介ましたが、飲料水とは別にトイレを流したりするための生活用水も必要です。

    日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をはっておくなどの準備をしておきましょう。

     

    もしも、自宅が被災して、安全な場所へ避難することになった場合に役立つのが、「非常用持ち出しバッグ」です。

    バッグの中には、

    飲料水、乾パンや、ビスケットなどの非常食、貴重品、ばんそうこうや常備薬などの救急用品、ヘルメット、懐中電灯、衣類や下着、携帯ラジオ、予備電池

    など、避難したときに最低限必要な物を入れておきます。

     

    乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・哺乳瓶なども必要です。

    高齢者のいるご家庭は、おかゆなどやわらかい食料品、常備薬なども用意してください。

    食物アレルギーのある方はアレルギーに配慮した食料を用意しておく必要があります。

    普段からのしっかりした準備で、災害の発生に備えておきましょう。

  • 2019年5月14日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    災害時のトイレ対策について

    上下水道のインフラが完全に使えない状態で、排水用の水も用意できない場合、「災害用トイレ」の出番です。

    個人でも準備することが出来るのが「携帯トイレ」です。

    これは、元々あるトイレに専用のビニール袋などを取り付けて使うものです。

    消臭剤や凝固剤がセットになっていて、使った後は密封して処分することが出来ます。

    また、和式トイレを洋式トイレのように使用できる、折りたたみ式の便器もあります。

    普段は折りたたんで片づけておいて、いざという時に和式トイレの上に拡げて設置します。その上に携帯トイレを取り付けると、洋式トイレのような感覚で使用できます。

    さらに「携帯トイレ」「折りたたみ便器」ほどコンパクトではありませんが、便座と処理が一体化した「簡易トイレ」も市販されています。

    「災害トイレ」は、排せつ物をビニール袋で受けて処分することで、再利用できるように作られています。

     

    そして、これまで紹介したような災害用トイレの準備ができない場合の最後の手段!「段ボールトイレ」をご紹介しましょう。

    これは、普通に手に入る段ボール箱を使って、簡易トイレを作る方法です。

    トイレ本体用と補強用に段ボール箱を2つ用意すれば、かなりしっかりした「段ボールトイレ」が作れますよ。

    こちらも、ポリ袋で排せつ物を受けるようにすれば、再利用も可能です。

     

    詳しい作り方ですが、ラジオで手順を説明するのはちょっと難しいので、NPO法人 日本トイレ研究所のホームページで紹介されています。

    段ボールトイレの作り方

     

    こうした「災害用トイレ」の準備も大切ですが、せっかく準備しても、きちんと管理運営できなければ、意味はありません。

    災害時のトイレは、被災者みんなの共有設備です。

    使用済みトイレットペーパーの処分方法や、トイレの汲み取りや清掃など、ルールを決めて、全員で責任をもって管理・運営していくことが大事です。

    快適なトイレ環境を確保するために、一人一人がトイレの問題について、普段から真剣に考えておきましよう。

     

  • 2019年5月7日(火) 18時09分 防災マッカセナサイ!

    災害時のトイレ対策について

    地震や津波などの大きな災害の発生に備えて、防災用品を用意している方は多いと思いますが、意外と忘れがちなのが「トイレの問題」です。

    過去の大規模な災害の現場では、インフラが被災したために、断水や停電などが起こって、多くの地域で水洗トイレが使えない状態になりました。

    その結果、災害発生直後のトイレは、少ない数を大勢の人が使うために、あっという間に排せつ物でいっぱいになって、衛生状態が悪くなったところも少なくありませんでした。

    そのため、なるべくトイレに行かずに済むようにと、水分や食事を控えてしまい、結果、脱水症状や体力の低下など健康状態を悪化させて、時には、死に至ることもあったようです。

     

    こうした現状から、まずは、すでにあるトイレをうまく活用する方法を考えておく必要があります。

    もし水道が止まっても排水が出来るようであれば、水さえ用意すればトイレは使えます。

    そこで、自宅の被害が少なく、引き続き住むことが出来る場合は、

    ・普段からお風呂の水を貯めておく

    ・飲料用も兼ねてペットボトルの水を多めに用意しておく

    ・バケツなどに雨水を貯めておく

    などの方法で、水を確保しておきましょう。

     

    また排水管が詰まらないようにするために、使用済みのトイレットペーパーは、ビニール袋などに分別して、行政機関から処理方法の指示があるまで勝手に処分せずに保管しておいてください。

    それから、手を洗う水は、衛生環境を守るため、必ず水洗用とは別に用意しておきましょう。

     

    次回は、水も使えない場合の、トイレ対策についてご紹介します。