今年はラグビー・ワールドカップ、そして来年は東京オリンピックが開催されます。
こうした大規模なイベントの開催を控えて、近年意識せざるを得ないのがテロ活動への対策です。
平成16年9月、武力攻撃や大規模テロなどから国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活に及ぼす影響を最小にするための法律「国民保護法」が施行されました。
これを受けて、兵庫県でも、これまでの防災に関する先進的な取り組みを踏まえて、平成18年3月に「兵庫県国民保護計画~県民の保護をめざして」という計画を作成しました。
この「保護計画」に基づき、毎年、兵庫県や神戸市が中心となって、図上訓練を実施してきました。
今年は、計画の実効性を、より一層高めるため、2月17日(日)の13時から16時の間に、ラグビー・ワールドカップの神戸会場となるノエビアスタジアムで、国・県・市や警察・消防・自衛隊・海上保安庁・医療機関などの関係機関が連携した「国民保護共同訓練」を開催します。
訓練では、化学剤の散布・不審物(爆発物)の設置・サイバー攻撃などのテロが同時に発生したという想定で、関係機関による実動訓練と図上訓練が連携して実施されます。
この訓練の様子は、一般の方も見学することが出来ます。
入場は無料。事前申し込みも不要です。
当日は、御崎公園駐車場が閉鎖されますので、自動車での来場はご遠慮ください。
実際に大規模テロなどが起きた場合、自然災害の時と同じく、県民の皆さんの冷静な対応やご協力が必要になります。
これを機に、ぜひ関心を持ってみて下さい。