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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2019年8月5日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(8月2日)

    8月2日のお題は七夕」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「晴れて来し君仰ぐごと天の川
    「七夕の願ひあまたを祈願され」
    「風こぼす七夕色紙そっと結ふ」

    妙音新聞からは
    「恋星を探し吾が恋願ふ子等」(八尾市 淺井 祥多さん)
    「青空出でキラッと短冊七夕祭」(練馬区 北星 関子さん)
    「七夕や五輪切符と太く書く」(福岡市 永野 久美子さん)

    今週は、向井去来と松尾芭蕉の句をご紹介します
    「七夕をよけてやたゝが舟躍り」「たゝ」は漁夫の妻。舟躍は雨乞。
    「うちつけに星待つ顔や浦の宿」
    「山陰や鳥入来る星迎へ」
    「恋さまざま願の糸も白きより」蕪村

    今週の寺谷さんの句は、
    「梶の葉を短冊にみて八寸もり
    「目覚ましはクマゼミしぐれ朝の5時」

    あっきんの句は、
    「七夕の夜空輝く茶菓子かな」
    「灼熱のベストスコアに ご満悦」

    アルミカンの赤阪さんの句は、
    「七夕か私は望む棚ぼたを」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「七夕や彦星さがす沙織姫」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「七夕や古都の帝も願かける(赤穂市 風ちゃんさん)
    「星の街 交野に来てね七夕祭」(交野市 星のブランコさん)
    「天の川 人工衛星流れ行き」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「七夕や短冊願う孫の顔」(加西市 えつこさん)
    「七夕や はやぶさ見た天の川(淡路市 お散歩おじさん)
    「銀河へと七夕送りの波小舟」(守口市 守口のタヌキさん)
    「七夕に夜空見上げて夢を見る」(姫路市 ラジオ部屋の管理人さん)
    「短冊に願いしたため平安京」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「墓まいり渋滞ハマり数珠繋ぎ」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「七夕の笹に短冊 願い有り」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「浴衣着て七夕様に願掛ける」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「土用の日 日本のうなぎ おいしい日」(神戸市北区 たけしさん)
    「蝉時雨 目覚める響き高高に」(加西市 えつこさん)
    「夏の雨ラジオ体操なし二度寝」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「シャシャシャ音も美味しい かき氷」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「お笑いの ちっとも笑えぬ夏の乱」(淡路市 お散歩おじさん)
    「ばら寿しの桶をのぞいて母想う」(姫路市 ラジオ部屋の管理人さん)
    「子どもらが笹持ち帰る通学路」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「大空を眺めてしのぶ夏の恋」(大阪市平野区  気楽な隠居さん)
    「早二度目 台風きたりて風まかせ」(茨木市 蒼龍さん)
    「「憎いよね」旨そうに飲む そのクスリ」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「はやくしろの声が聞こえぬ夏休み」(豊岡市 ブタのブーさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    アルミカンの赤阪さんが選んだ句は、
    「短冊に書くとなぜか名句に見えてくる」(神戸市中央区 けいさん)
    「赤トンボ日陰求めて街散歩」(神戸市垂水区 ますきさん)

    アルミカンの高橋さんが選んだ句は、
    「七夕に おぼつかな字 孫にこり」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「夏終えた球児目深な帽子かな」(交野市 星のブランコさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「七夕の夜空に光るはやぶさよ」(神戸市北区 たけしさん)
    「笹背負い沖に舟待つ幼き日」(姫路市 みよこさん)
    「七夕に願いを込めた少年期」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「七夕に世界平和と書いておこう」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「七夕や兄弟対決 願いたい」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「石畳 打ち水盛り塩 縄のれん」(守口市 守口のタヌキさん)
    「クマゼミの目覚ましいつも六時半」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「応援も熱中対策とりにけり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、

    「七夕に逢いたし夫よ空仰ぐ」(豊中市 スイカちゃんさん)
    「七夕に つるす願いはエンドレス」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「敗戦忌 老いたる姉妹 雄弁に」(姫路市 みよこさん)
    「応援が多くて迷う西瓜割り」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    でした!

    次回のお題はお盆雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年7月29日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月26日)

    7月26日のお題は土用干」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「代々の香ぐわし念珠も曝らしけり」
    「土用干し宗祖ゆかりを念入りに」
    「息づまる投打の陣営汗の指示」

    妙音新聞からは
    「土用干し座布団五〇〇境内に」(堺市 河内 紀雄さん)
    「田の縁日ごと濃くなり土用来る」(橋本市 植山 朝子さん)
    「紫蘇を入れ後は土用の三日干し」(石川県鹿児島郡 清水 好子さん)
    「土用干いく度も太陽仰ぎつつ」(志摩市 仲谷 陽子さん)
    「真雁かどうかは知らず軸曝す」(八尾市 淺井 祥多さん)

    今週は、向井去来と松尾芭蕉の句をご紹介します
    「鎧着てつかれためさん土用干し」去来初期の句
    「水風呂に二人で入る組あわせ」
    「茶小紋の絽の十德のすんがりと」
    「無き人の小袖も今や土用干」去来の妹 千子の身まかりける頃 みののくに芭蕉より

    今週の寺谷さんの句は、
    「梅の里 見るだにつば出る土用干し
    「久々に天神祭と無縁の夜」

    あっきんの句は、
    「茶席終え着物労う土用干し」
    「酒粕を真夏にもらいバテ予防」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「スーパーで うなぎ競り合う土用の日(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「梅干しを美味しくなれと土用干し」(東大阪市 やすよさん)
    「土用干し 庭に転んだ 梅一つ」(淡路市 お散歩おじさん)
    「飯盛の やまを隠して土用干し」(交野市 星のブランコさん)
    「梅の実を変身させる土用干し」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「土用干し祖母の着物や大処分」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「土用干し嫁入り衣装の留袖を」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「土用干 梅整列し甲羅干し」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「今年又 梅干し漬けて土用干し」(茨木市 蒼龍さん)
    「手足・へそ ダニにかまれて土用干し」(守口市 守口のタヌキさん)
    「母親は空を眺めて土用干し」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「海開き夏空のもと楽し気に」(神戸市北区 たけしさん)
    「向日葵の太陽ごとし手をかざす」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「流れ出す素麺ともに妻の愚痴」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「蚊帳を吊り うちわ使って入る極意」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「胡瓜断ち無事に迎える祇園さん」(茨木市 蒼龍さん)
    「白鵬の秘めたる闘志 夏の場所」(姫路市 みよこさん)
    「蝉よりも うるさい我が子 夏休み」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「雨蛙 車張りつき目的地」(加西市 えつこさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    あっきんが選んだ句は、
    「土用干し蚊を追い払い爽快に」(神戸市北区 たけしさん)
    「砂アチチてんてこ舞いの海の家」(交野市 星のブランコさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「土用干し久し能面 懐かしむ」(加西市 えつこさん)
    「土用干し我が人生も晴れやかに」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「干しざおが足りないくらい土用干し」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「虫干しの たとう紙開く手の優し」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「断捨離で土用干しする遺留品」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「草刈りのエンジン音と蝉の声」(淡路市 お散歩おじさん)
    「長年の図書棚整理 土用干し」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「梅雨明けや校歌は空にすいこまれ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「浴衣きて外湯めぐりと下駄の音」(守口市 守口のタヌキさん)
    「虫捕りの思い出までも カゴにいれ」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「風鈴や我が家の音と聞き分けり」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「予定表 作って終わる夏休み」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    今週の特選句は、

    「古書ならべ寝そべる猫も土用干」(姫路市 みよこさん)
    「向日葵の迷路で孫と出られない」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「蝉時雨 惨事悲しや京アニメ」(姫路市 みよこさん)

    でした!

    次回のお題は七夕雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年7月22日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月19日)

    7月19日のお題は夕立」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「稲妻の隣町より夕立くる」
    「夕立の来ぬま墓参すませけり」
    「煩悩のまだぬけきらずゐて夕立」
    「たちまちにスコール激し水牛車」

    妙音新聞からは
    「夕立の空模様にもまた外れ」(綾部市 森本 信太郎さん)
    「夕立の追いかけてきし明石峡」(柏原市 永味 啓子さん)
    「紀州富士夕立雲のかなた虹」(伊都郡 嶋田 和代さん)
    「遠雷や奈良と大阪呼応して」(八尾市 向垣 朝加さん)

    今週は、向井去来と松尾芭蕉の句をご紹介します
    「いなづまやどの傾城とかりまくら」
    「雷の光つめたり閨のうち」

    今週の寺谷さんの句は、
    「温暖化いずれ夕立 死語となり
    「熱波なる魔の手白夜の極地にも」

    あっきんの句は、
    「夕立に お気に入り服 泣いている」
    「盛夏かなヒップアップで7センチ」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「穏やかな夕立恋し今の夏(神戸市北区 たけしさん)
    「夕立に あわてて帰るすすめたち」(奈良県生駒郡 ともみさん)
    「夕立やアスファルト熱クールダウン」(守口市 しんきいってんさん)
    「夕立や夕焼け映す水たまり」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「黒い雲 予感当たりて ゆだち哉」(加西市 えつこさん)
    「夕立を じっと見ている爽快さ」(淡路市 お散歩おじさんさん)
    「夕立も明けてしまえば虹の傘」(茨木市 にっしゃんさん)
    「いやな事 願いをこめて 夕立に」(赤穂市 アンちゃん)
    「夕立や ちょっと一休み お買い物」(東大阪市 やすよさん)
    「夕立にパタッと止みし蝉の声」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「馬の背を わけて夕立 降りにけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「夕立や あがった後に虹がさす」(三田市 ひろちゃんさん)
    「夕立や足に水飛ぶ雨宿り」(姫路市 みよこさん)
    「夕立や あちらこちらで傘開く」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「夕立や逃げ込む先は赤提灯」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「夕立に駆け出す子らの笑い声」(大阪市城東区 ルリビタキさん)
    「かの夏の三都祭りが懐かしい」(神戸市北区 たけしさん)
    「雨上がり会釈で別れ雨宿り」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「夏野菜ひ弱な姿恥ずかしく」(淡路市 お散歩おじさんさん)
    「真実を透かして咲けり烏瓜」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅雨空で泳げぬ子らの ため息が」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「瓜二つ過去と現在 姉妹(あねいもと)」(神戸市東灘区 みんなだいすきさん)
    「夏休み子らの体調 気にかかり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    あっきんが選んだ句は、
    「夕立が二人の仲を取り持った」(神戸市垂水区 ちょいまるおやじさん)
    「花びらの咲き誇る色 朝顔よ」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「軒借りて夕立過ごす二人連れ」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)

    ゲストの中村さんが選んだ句は、
    「夕立に雨靴履いて子が嬉し」(茨木市 蒼龍さん)
    「夕凪や海岸散歩 風を待つ」(神戸市垂水区 ますきさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「夕立ちの豪雨轟く凄まじさ」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「ペダル踏み入道雲から逃げる土手」(守口市 守口のタヌキさんさん)
    「夕立に背広の傘が駆ける街」(交野市 星のブランコさん)
    「雷鳴を こわがる君の愛しさや」(草津市 草津市のグリーゼ581さん)
    「広重の夕立のよう交差点」(神戸市垂水区 ちょいまるおやじさん)
    「幹事役 準備万端 夏座敷」(交野市 星のブランコさん)
    「雷雨避けテントでランタン秘密基地」(枚方市 さちえさん)
    「かき氷 廻す手元に童待つ」(加西市 えつこさん)
    「明珍の風鈴ひびく城の街」(姫路市 みよこさん)
    「名古屋場所 小さな巨人 皆かわす」(赤穂市 風ちゃんさん)

    今週の特選句は、

    「夕立や おいてけぼりの三輪車」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「京街道 風鈴売りの天秤棒」(守口市 守口のタヌキさんさん)

    でした!

    次回のお題は土用干雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年7月15日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月12日)

    7月12日のお題は真瓜」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「農園は今年で終了真瓜かな」
    「このところズッキーニにはまりをり」
    「戦後なれ真桑一つに皆寄って」
    「碇巻き 知盛凄惨 夏歌舞伎」

    妙音新聞からは
    「瓜の香が幸のひとつと半世紀」(練馬区 北星 関子さん)
    「母許の子等が並んで真桑瓜」(藤井寺市 竹村 智巳さん)
    「この夏の無病祈らんきゅうり加持」(富山市 國見由利子さん)

    今週は、向井去来と松尾芭蕉の句をご紹介します
    「夏かけて眞瓜も見えずあつさ哉」(去来)
    「柿買いや見ればぬいたる真桑瓜」(去来)
    「朝露によごれてすずし瓜の泥」(芭蕉)
    「柳骨折かた荷はすずし初眞桑
    (芭蕉)

    今週の寺谷さんの句は、
    「美酒美肴 シメはうり漬けパリパリと」
    「松島屋 鬼気迫る夏の大歌舞伎」

    あっきんの句は、
    「真瓜 私の顔と瓜二つ」
    「爆笑の色気噺に夏歌舞伎」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「懐かしきマクワウリ食べ祖父思う」(東大阪市 やすよさん)
    「それがいい淡泊な味 瓜のうり」(兵庫県赤穂市 アンちゃんさん)
    「甜瓜 葉っぱの陰で かくれんぼ」(淡路市 お散歩おじさんさん)
    「レンコンとヘチマ断面 瓜ふたつ」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「買い物籠 母の笑顔まくわ瓜」(交野市 星のブランコさん)
    「鳥が上 明日採る伸ばし瓜取られ」(西宮市 みえこさん)
    「甜瓜 色良し味良し食べて良し」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「メロン生る嬉しき令和 孫の顔」(加西市 えつこさん)
    「ニガウリを肴に今宵 飲み明かす」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「土嫌うスイカはやめて まっかうり」(神戸市須磨区 マリるさん)
    「風薫る淡路花ざしき初夏を染め」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「夫婦して素麺すする隣家かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「雨音を聴きし睡魔 梅雨の朝」(淡路市 お散歩おじさんさん)
    「梅雨空や夢の球宴 勢揃い」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅干しを天日干しにて真っ赤っか」(茨木市 蒼龍さん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    コメンテーターの大田先生が選んだ句は、
    「瓜刻む母の手料理コトコトと」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)

    ゲストの桝谷さんが選んだ句は、
    「懐かしや瓜の並んだ道の駅」(姫路市 みよこさん)
    「古井戸で西瓜冷した少年期」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    大森先生が選んだ句は、
    「懐かしい黄色のメロン 夏きたり」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「まくわ瓜 朝露集め 瑞々し」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「上皇も めしあがれたかマクワウリ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「絵手紙の瓜の深みに息を飲む」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「真桑瓜 抱えて逃げる 日本猿」(守口市 守口のタヌキさん)
    「アロハシャツ気分だけでもワイキキに」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「お中元相手を想い 品選び」(たつの市 そうすけとうららのおばあちゃんさん)
    「象鼻杯 われはげこにてジュースにて」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「夏休み 父の遺志継ぎ 医師目指す」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「初孫に ぬったゆかたを着せたくて」(豊岡市 ブタのブーさんさん)
    「涼風の横切る宮に 雅楽舞う」(姫路市 みよこさん)
    「鉾たてに にぎわう京で鱧くらう」(守口市 守口のタヌキさんさん)

    今週の特選句は、

    「回覧板 瓜と一緒にお隣りへ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「メロンだと騙され一人まっか喰う」(茨木市 蒼龍さん)
    「スイカ割り 空気読まずに親が割る」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「一通り 薬味揃えて 冷奴」(交野市 星のブランコさん)

    でした!

    次回のお題は夕立雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年7月8日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月5日)

    7月5日のお題は涼し」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「涼しさは窓北面の金剛山」
    「勢が涼しさ弾き鯉寄り来」
    「取材する七月歌舞伎船乗り込み」
    「裃の涼し演目口上す」
    「水門の開くま涼しき船揃ひ」

    妙音新聞からは
    「御神池の水替え光りなほ涼し」(柏原市 永味啓子さん)
    「調理場を終えて外へと凉の中」(練馬区 北星関子さん)
    「涼しげな御眼に在はす地蔵尊」(八尾市 浅井 祥多さん)
    「杉葉揺れ涼しき寺の女坂」(綾部市 森本信太郎さん)

    今週の向井去来の句は
    「涼しさの野山にみつる念佛哉」
    「涼しさよ夕立ながら入日影」
    「夕涼み疝気おこしてかへりけり」

    今週の寺谷さんの句は、
    「風涼し歓声熱き船乗り込み」
    「船上に紙吹ぶき舞う夏歌舞伎」

    あっきんの句は、
    「八軒屋 船乗り込みで涼しげに」
    「かき氷 話に夢中ジュースかな」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「涼しさや舞台を包む静寂に」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「風涼しスカートひらり さおりんモンロー」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「お呼び出し庫裡部屋待機 涼しさよ」(堺市 堺のかわちさん)
    「エビチリの触感美味 涼しかな」(加西市 えつこさん)
    「テント出て仰ぐ穂高よ月涼し」(交野市 星のブランコさん)
    「ちりりんと涼しさかもす つりしのぶ」(小野市 チイママさん)
    「橋の下 蛙揃って夕涼み」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「ひやっとする怪談噺 涼しもう」(茨木市 蒼龍さん)
    「扇風機 涼しさ過ぎて暑苦し」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「貴船川 川床駆ける涼し風」(淡路市 お散歩おじさん)
    「打ち水に涼しさ感じ歩む君」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「合歓の花 暑さ忘るる涼やかさ」(多可町 北はりまのムーミンパパさん)

    「海開き夏空のもと楽し気に」(神戸市北区 たけしさん)
    「五月雨 皆平等に降りたまえ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「風鈴の音色肴に冷酒呑み」(大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)
    「飼育箱 早く孵えれと覗く孫」(たつの市 お散歩おじさんさん)
    「目が合って泡ブクブクとソーダ水」(交野市 星のブランコさん)
    「青田風 道行く人の頬を撫でる」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「スーパーのチラシにタコの半夏生」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「梅干しを漬けて楽しみ天日干し」(茨木市 蒼龍さん)
    「懐かしき冷やし飴飲み汗が引く」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「京町屋 抹茶アイスの店が呼ぶ」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「半夏生 涼しげに咲く庭一輪」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「ムシますね涼しいメニューでおもてなし」(豊岡市 ブタのブーさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「風鈴の音色りんりん涼し気に」(神戸市北区 たけしさん)
    「小さいが いい感動は今日もあり」(神戸市 かたつむりんさん)

    アルミカン赤阪さんが選んだ句は、
    「涼しげに見えて浴衣の下地獄」(神戸市 かたつむりんさん)

    アルミカン高橋さんが選んだ句は、
    「水を撒くホースの先の虹涼し」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「滝越えて早瀬に光る鮎の銀」(守口市 守口のタヌキさん)
    「躓けば妻は無言で涼しい目」(大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)
    「涼風や一灯のこる朝の宮」(姫路市 みよこさん)
    「下界より10度は涼し高野山」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「思い合い夏越の祓え輪をくぐる」(守口市 守口のタヌキさん)
    「暦見る半夏生と頷けり」(加西市 えつこさん)

    今週の特選句は、

    「サミットで夏の浪速は陸孤島」(姫路市 みよこさん)
    「七夕の園児が書いたYоu チューバー」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「梅雨空にエアフォース1雄姿見せ」(淡路市 お散歩おじさん)

    でした!

    次回のお題は真瓜雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。