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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2019年10月14日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月11日)

    10月11日のお題は唐黍 ・去来忌」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「戦中の石噛む如き唐黍」
    「口中にはじけ唐黍飯甘し」
    「句の縁し今日のラジオの去来の忌
    「蕉風を今に伝えて去来の忌」

    妙音新聞からは
    「唐黍を湯でゝ黄金をいただきぬ」(日高郡 伊藤 秀一さん)
    「明日や唐もろこしのイエロ冴ゆ」(志摩市 仲谷 陽子さん)
    「ひたすらな時を得て焼くとうもろこし」(練馬区 北星 関子さん)
    「唐黍を喰はれて心荒ぶなり」(藤井寺市 竹村 智巳さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「唐黍にかげろふ軒や玉まつり」酒堂
    「蕎麦にまた染かはりけん山畠」
    「山畑や青み残して冬構」
    「百なりていくらが物ぞとうがらし」


    今週の寺谷さんの句は、
    「去来忌や朗読も江戸の時代もの」
    「お三時に焼きモロコシの昭和かな

    あっきんの句は、
    「酒のしめ唐黍ご飯 最高だ」
    「去来忌に一人風邪引き玉子酒」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「炭で焼く とうもろこしが香る秋(神戸市北区 たけしさん)
    「ひとつぶの黄色いコーンうまみギュ」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「唐黍や一直線の道路脇」(淡路市 お散歩おじさん)
    「見て見てと とうもろこしの食べたあと」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「参道の焼きモロコシと火男面」(大阪市守口市 守口のタヌキさん)
    「モロコシの泪残りし缶の底」(加東市 姫路のセントラルぱくっ~さん)
    「とうもろこし はじけて変身ポップコーン」(大阪府大阪市 ちひろさん)
    「幼き日トウモロコシでハーモニカ」(神戸市 ちょい丸親父さん)
    「ポタージュの口に残るやトーモロコシ」(姫路市 みよこさん)
    「とうもろこしモロコシ人と勘違い」(茨木市 蒼龍さん)
    「秋の虫 夜の鳴き声 涼し気に」(神戸市北区 たけしさん)
    「魚捌く こともなくなりハロウィン」(姫路市 さくら草さん)
    「焼き芋ノかおり換き立つ黄金色」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「温暖化 四季が無くなり句が詠めぬ」(茨木市 蒼龍さん)
    「秋の雲じっと見ている案山子かな」(淡路市 お散歩おじさんさん)
    「湯豆腐に紅葉おろしの色添えて」(大阪市守口市 守口のタヌキさん)
    「彼岸花 飛鳥の稲穂に赤い帯」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「高騰で すだちが秋刀魚 待ち浴びる」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「柿の実をムクドリ制しカラスくう」(加古川市 しげおさん)
    「野分け来て倒れぬ様に にしき米」(多可郡 北はりまのムーミンパパさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    大田さんが選んだ句は、
    「カマキリのブローチもぞもぞ動きだす」(豊岡市 ブタのブーさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「唐黍を咥えた獣 見てるだけ」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「何処からか もろこし香る北海道」(多可郡 北はりまにムーミンパパさん)
    「朝どれのトウモロコシを丸かじり」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「秋の夜お酒が進むよラグビーで」(三田市 ひろちゃんさん)
    「去来忌や本棚整理 日が暮れる」(姫路市 さくら草さん)
    「去来忌や参る墓石の苔むして」(大阪府池田市 うさこさん)
    「去来忌に額に汗の散歩道」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「去来忌や日々を営み教え継ぎ」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「去来忌や俳人仲間と句会行く」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「去来忌に何をか言わん知る由無し」(茨木市 蒼龍さん)
    「小倉山 嵯峨草庵に去来知る」(守口市 守口のタヌキさん)

    今週の特選句は、
    「祭屋台 焼きとうもろこしの香り立ち」(大阪府池田市 うさこさん)
    「トウキビを焼けば人来る夜店かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「秋しぐれ人込み抜けて去来塚」(姫路市 みよこさん)
    「去来忌や づくしの柿が落ちにけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「ノーベル賞 夫婦の絆ほほえまし」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    でした。

    次回のお題は渡り鳥雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年10月7日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月4日)

    10月4日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「台風の霧は承知のゴンドラに」
    「どうだんの朱きは霧にこばされし」
    「霧変化はやてとなりて山包む

    妙音新聞からは
    「霧に濡れ鈍き光の道路鏡」(八尾市 淺井祥多さん)
    「朝霧の真っ只中を黒き船」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「夕霧に十勝連山見え隠れ」(富山市 國見由利子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「薄ぎりやもみぢした木やあらはれて」
    「朝霧や杭せ打音丁々たり」蕪村

    去来忌
    宝永元年九月十日の朝五十四才で没す。岡崎村寓居にて
    芭蕉の説く「不易流行」を、芭蕉なき後懸命に説き語った。

    今週の寺谷さんの句は、
    「温暖化 霧出ず雨の増える日々」
    「まだ夏日 長袖タンスの奥のまま

    あっきんの句は、
    「霧雨に濡れる昭和のレトロビル」
    「鴨川に名残の床でワインかな」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「川沿いに霧たなびいて龍のよう(神戸市西区 コアラさん)
    「朝霧が草木潤す秋の風」(神戸市北区 たけしさん)
    「原発や秋空晴れぬ深い霧」(淡路市 お散歩おじさん)
    「夕霧の萌える声主きりギリス」(大阪市阿倍野区 トルネオさん)
    「傘の花 咲くか咲かぬか霧雨に(神戸市 秋桜さん)
    「霧の城きりがないよね窓ふきは」(加古川市 しげおさん)
    「抱きしめた霧を閉じ込め杉木立」(交野市 星のブランコさん)
    「「映えるよね」霧が脇役 摩周湖」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「きりの中 街の景色は神秘的」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「海峡の汽笛響くや霧の中」(神戸市垂水区 さすきさん)
    「せっかくの絶景見えず霧のせい」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「霧の中 灯りがたより船の旅」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「野分さり冷気を呼んで すがすがし」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「霧の夜 月を眺めて独り酒」(大阪市生田区 マスクメロンさん)
    「霧の朝ゆるゆる走る通勤路」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「ホームズが現れそうな霧の朝」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「霧深し方向音痴 正確に」(茨木市 蒼龍さん)
    「気になった あの子が浮かぶ霧を背に」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「五部染めの もみじ愛でつつ塩むすび」(神戸市灘区 かずこさん)
    「夕焼けに染まり飛び交う赤とんぼ」(神戸市北区 たけしさん)
    「朝顔も ふと見上げれば秋の雲」(淡路市 お散歩おじさん)
    「スーパーで値引きシールに目がいきます」(三田市 ひろちゃんさん)
    「西日さす稲田に群れるアキアカネ」(大阪府守口市 守口のタヌキさん)
    「「じゅあねえ」と軽く言ったら それっきり」(神戸市 秋桜さん)
    「金木犀 鼻をくすぐる散歩道」(京都府宇治市 こま子さん)
    「なにがあっても彼岸をつげるヒガンバナ」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「二週間 遅れて咲いた ひがん花」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    アルミカンの高橋さんが選んだ句は、
    「霧に立ち涙ふいて前進む」(枚方市 さちえさん)
    「赤とんぼドローンのように止まれるの」(神戸市西区 コアラさん)

    アルミカンの赤阪さんが選んだ句は、
    「霧雨が ひとりぼっちの身に沁みる」(大阪府守口市 守口のタヌキさん)
    「銀杏の転がる道の臭きかな」(姫路市 みよこさん)

    ゲストの山崎さんが選んだ句は、
    「霧の朝 仔犬と散歩そろり行く」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「戯れに猫の鼻先ねこじゃらし」(大阪府池田市 うさこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「緊張も霧も吹き飛べティーショト」(大阪府守口市 しんきいってんさん)
    「見えぬもの見ん遠吠えの霧の朝」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「朝霧と ともにはれるや我が心」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「神戸では霧の中から汽笛なる」(神戸市垂水区 木星さん)
    「不採用 就職人生 霧深く」(大阪市西区 ちひろさん)
    「千姫の化粧櫓や霧流る」(姫路市 みよこさん)
    「夜霧への今でも感謝 裕次郎」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「霧深き谷瀬の吊り橋 墨の中」(兵庫県多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「朝霧の晴れて雲間に朝日射し」(大阪府池田市 うさこさん)
    「秋霧の晴れることなき葬儀かな」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「秋晴の大橋高し海狭かな」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「コスモスとタッチを交わす風の道」(交野市 星のブランコさん)
    「彼岸終え散りゆく姿 曼珠沙華」(茨木市 蒼龍さん)
    「秋の夜や同窓会なる夜伽かな」(吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、

    選ばれた方全員が特選句です!

    次回のお題は唐黍 ・去来忌雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年9月30日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(9月27日)

    9月27日のお題は紅葉」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「茶会に来よ紅葉の高雄山主より」
    「落葉たき紅葉弁当振舞われ」
    「紅葉酒うけて染まりゆく会話」

    妙音新聞からは
    「櫨紅葉めぐらし那智の薄濁り」(藤井寺市 竹村 智巳さん)
    「幾寺の庭巡りゆく京紅葉」(富山市 國見由利子さん)
    「毎年に亡母に近づく秋彼岸」(八尾市 向垣 朝加さん)
    「紅葉狩り手をつなぐ曽孫もみじの手」(福岡市 永野久美子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「樫の木の色もさむるや秋の空」
    「やがて散る柿の紅葉も寝間の跡」
    「柿ぬしや梢にちかきあらし山

    「息災の数に問れん嵯峨の柿」

    今週の寺谷さんの句は、
    「猛勉の夜に一息 紅葉菓子」
    「船舶の一級得たり彼岸かな

    あっきんの句は、
    「お茶請けに紅葉天ぷら やみつきに」
    「秋の宵 結婚式でダンシング」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「夕焼けに紅葉の山が染まる時(神戸市北区 たけしさん)
    「紅葉ツアー活気に満ちて嵯峨野路へ」(堺市 堺の河内さん)
    「我が庭の もみじ拾いじ押し葉にし」(明石市 こゆきさん)
    「目印はカフェの庭先 紅葉の木」(兵庫県姫路市 ひめじのさくら草さん)
    「何もない古寺の角 紅葉かな(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「赤紅葉スタンド染めて秋の風」(淡路市 お散歩おじさん)
    「紅葉狩り言葉の深さ六十路過ぎ」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「紅葉狩り老母手を引き五月山」(池田市 うさこさん)
    「もみじ狩り箕面の滝で団欒を」(茨木市 蒼龍さん)
    「水面ゆく もみじ眺めて独り酒」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「老夫婦これが最後と もみじ狩り」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「オルガンの かなでし歌う紅葉かな」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「紅葉狩 奥山分け入り鹿も鳴く」(多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「焼きたての紅葉天ぷら香ばしい」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「はらはらと路傍に舞い散る紅葉かな」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「幼な児の手のひら似たり もみじかな」(大阪市西区 ちひろさん)
    「干し柿 賑わう農家 庭飾る」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「秋風を相手に踊るワンツ、スリー」(兵庫県姫路市 ひめじのさくら草さん)
    「秋刀魚見て細くて高い次にしよ」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「急に来た秋の気配が台風と」(茨木市 蒼龍さん)
    「新米の炊きたて一番塩むすび」(兵庫県たつの市 悪魔の囁きさん)
    「増税やポイント探し秋の陣」(淡路市 お散歩おじさん)
    「畦刈りの後彼岸花 顔を出し」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「銀杏の葉 大きさ競った幼い日」(奈良県奈良市 法隆寺の鐘さん)
    「師と仰ぐ人のあと追う花野かな」(交野市 星のブランコさん)
    「名園の落ち葉踏む音 名曲に」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「星月夜 孫と一緒に宇宙見る」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「京の湯屋 格子天井 天狗面」(守口市 守口のタヌキさん)
    「ひがん花 自転車つらね めぐりけり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「もう最後 一つ二つを摘むみょうが」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「旬なのに庶民手が出ずやせ秋刀魚」(大阪府守口市 しんきいってんさん)

    コメンテーターのさんが選んだ句は、
    「表見て裏、表、裏 散るもみじ」(大阪府守口市 しんきいってんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「石段を上る毎濃く紅葉燃ゆ」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「紅葉湯に つかって見上げる通天閣」(守口市 守口のタヌキさん)
    「散る紅葉 靴にまつわる登山道」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「曼珠沙華 妖艶な白 燃える赤」(大阪府池田市 うさこさん)
    「彼岸花 咲いていない墓参り」(京都府京都市 ビール党さん)
    「湖東三山もみじ求めて二人づれ」(多可郡 北はりまのムーミンパパさん)

    今週の特選句は、

    「紅葉の手 今はりっぱなママの手に」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「水炊きの紅葉おろしに秋を知る」(神戸市垂水区 ちょいまるおやじさん)
    「戻り鰹あてに飲む夜は閑かなり」(姫路市 みよこさん)
    「耳鳴りか虫の音なのか窓あける」(豊岡市 ブタのブーさん)

    でした!

    次回のお題は雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年9月23日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(9月20日)

    9月20日のお題は菊・みのり」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「鬼抜きの敗者勝者に笑まふ菊」
    「光琳の菊花はまろし祝ひ衣」
    「稔り豊かに葡萄園のバーベキュー」

    妙音新聞からは
    「菊根分け馴染まぬ土に花芽出し」(伊都郡 嶋田和代さん)
    「菊さいて臈たけき尼嵯峨の御所」(御所市 田岡眞知子さん)
    「菊花展目差して切磋琢磨かな」(綾部市 森本信太郎さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「山家にて魚喰ふ上に早稲の飯」
    「月こよひ我里人の藁打たん」
    「菊の香のそぞろにゆかし薮屋敷」
    「椀家具のたらぬ住居や菊の花」

    今週の寺谷さんの句は、
    「菊満開 大入り御礼 朗読会」
    「歓迎の宴に実りの秋うれし

    あっきんの句は、
    「菊酒を ちびりちびりと一人飲み」
    「みのる秋ゴルフ仲間と祝い酒」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「彼岸の日 涼しい風に揺れる菊(神戸市北区 たけしさん)
    「菊の花おさけにはらり秋の夜」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「大菊や公園賑わう昼休み」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「人の波菊展覗く三の丸」(姫路市 みよこさん)
    「それぞれの打ち込み分かる菊花展(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「競い合う菊人形の清楚感」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「名月もおどろく尺玉 冠菊」(守口市 守口のタヌキさん)
    「みのむしよ葉っぱを食べて雨宿り」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「実る秋雀も右往左往して」(淡路市 お散歩おじさん)
    「稔の田を刈り取り蝗 所在なく」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「風そよぐ頭をたれるみのりかな」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「里芋の実りの神輿 練りあるく」(守口市 守口のタヌキさん)
    「夕焼けに遠い昭和目に浮かび」(淡路市 お散歩おじさん)
    「ため息に小さく頷く蛍草」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「秋茄子の紫紺つややかプランター」(大阪市池田市 うさこさん)
    「鹿の肉 地域おこしやジビエ料理」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「すず虫や旅人いやす道の駅」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「原発や台風見過ごし民哀れ」(茨木市 蒼龍さん)
    「実り秋 故郷の味のおすそ分け」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「松明の炎が照らす御神木」(守口市 守口のタヌキさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「いつまでも花瓶に残る菊つよし」(神戸市垂水区 ジュピターさん)
    「夕焼けに名脇役の赤トンボ(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)

    あっきんが選んだ句は、
    「大部屋でイヤホン耳に まいど聴く」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「台風に耐えて実りの秋来たる」(神戸市北区 たけしさん)
    「スーパーに秋の実りがうずたかく」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    ゲストの赤羽さんが選んだ句は、
    「黄金に輝く稲穂 頭垂れ」(大阪市池田市 うさこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「ほほえみの妻に献じた菊の花」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「お苗菊 門外不出 枝伝え」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「菊人形 色とりどりに姫御前」(大阪市池田市 うさこさん)
    「菊の香や管長様の一周忌」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「菊花賞めざせ親子で頂点に」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「墓参り ずらして帰省 小菊手に」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「畦に立ち見渡す稲の音を聞く」(姫路市 みよこさん)
    「丹念に育てた実り台風で」(茨木市 蒼龍さん)
    「秋の夜もう一冊と読み聞かせ」(兵庫県たつの市 悪魔の囁き)
    「萩の花 秋の七草 言われへん」(茨木市 蒼龍さん)
    「ごくろうさんニラミきかせた案山子君」(豊岡市 ブタのブーさん)

    今週の特選句は、

    「一輪に手塩をかけし菊花展」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「有り余る実りが並ぶ道の駅」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    でした!

    次回のお題は紅葉雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年9月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(9月13日)

    9月13日のお題は鹿」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「親しげに懐かしげに鹿より来」
    「鹿せんべいねだる力の野生かな」
    「夜更けて興味は鹿啼くことにあり」

    妙音新聞からは
    「一葉落つ気配に動く鹿の耳」(八尾市 淺井祥多さん)
    「弥山へと通る道あり神の鹿」(柏原市 永味啓子さん)
    「じっと見し初対面なる奈良の鹿」(御坊市 松本裕子さん)
    「地平線と眼真直に来る小鹿」(練馬区 北星関子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「臥所かや小萩にもるゝ鹿の角」
    「小男鹿や岩に踏ん張る雲のすき」
    「啼く鹿を椎の木の間に見付けり」
    「夜あらしや空に吹きとる鹿のこへ」

    今週の寺谷さんの句は、
    「鹿踊り 賢治の童話 朗読す」
    「上海の友の土産の月見事

    あっきんの句は、
    「カモシカの脚を目指してメイキング」
    「銀シャリに司会褒められ 秋の宵」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「危ないと 鹿の角切り手際よい(東大阪市 やすよさん)
    「隣り宅 鹿を引きずり得を得る」(大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)
    「せんべいを目当てにねだる奈良の鹿」(神戸市北区 たけしさん)
    「しかのむれ ホルンを吹くと走り来る」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「奈良の鹿 会釈覚えてそしゃくする(守口市 しんきいってん)
    「冷風を求め集うや奈良の鹿」(姫路市 みよこさん)
    「鹿こわい だから嫌だな 奈良の道」(三田市 ひろちゃん)
    「過疎の村 村人よりも鹿多し」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「鹿見ると 修学旅行思い出す」(赤穂市 アンちゃん)
    「煎餅を持てば鹿には人気者」(大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)
    「雨なのね 仲秋の月どこでしょう」(加古川市 ゲゲさん)
    「あと少しツクツクボウシ夏なごり」(池田市 うさこさん)
    「紅葉揚げ 口にほおばり缶ビール」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「デパ地下の惣菜香芳し秋刀魚なり」(姫路市 みよこさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    コメンテーターの大田先生が選んだ句は、
    「暗がりにライトに輝く鹿の群れ」(多可町 北はりまのムーミンさん)
    「残暑にて涼し気に鳴く秋の虫(神戸市北区 たけしさん)

    ゲストの村田さんが選んだ句は、
    「百日紅 空き家の庭にそっと咲き」(淡路市 お散歩おじさん)

    ゲストの冷泉さんが選んだ句は、
    「名月をたらいに浮かべ生け花に」(茨木市 金龍五色さん)

    大森先生が選んだ句は、
    「夜の鹿 闇を凝らして見つめおり」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「奈良県は神の化身の鹿の街」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「軒先の朝顔を食うて行った鹿」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「牡鹿啼く 若草山も もやの中」(淡路市 お散歩おじさん)
    「山里に下りて荒らして鹿の群れ」(神戸市垂水区 ちょいまる親父さん)
    「鹿肉って 食べられるかな 知らんけど」(姫路市 猫ニャンニャンニャンさん)
    「トロッコで保津川のぼる もみじ川」(守口市 守口のタヌキさん)
    「名月や そろりそろりと西の空」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「週末の野分のゆくえ気にかかる」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「重陽の古典の授業 思い出し」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「風変わり 空遠くなり秋の空」(茨木市 蒼龍さん)
    「涼しさが ほんのちょっぴり秋運ぶ」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「大汗に夏の終わりは まだ遠い」(豊岡市 あきひめさん)

    今週の特選句は、

    「月光に片角折れの白き鹿」(守口市 守口のタヌキさん)
    「哀愁の鳴き声 牡鹿 求愛す」(池田市 うさこさん)

    でした!

    次回のお題は菊・みのり雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。