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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2018年2月26日(月) 09時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(2月22日)

    今回のお題は」「雑詠(自由題)でした。

    まず、大森さんの句からご紹介します。
    「銀盤に踊る梅花の精のごと」
    「枝垂梅 咲き初む鉢に迎えられ」
    「紅梅に幾星霜あり地震の日も」

    妙音新聞からは
    「大宰府の梅より多し異國人」(福岡市 永野久美子さん)
    「リュックサック背負い直して梅の谷」(伊勢市 岩本彩さん)
    「御朱印に添えられてをり梅一輪」(四日市市 北山紀美さん)
    「匂ふとも匂はざるとも梅仰ぐ」(藤井寺市 竹村智巳さん)

    今回の上田秋成の句は、
    「やどの梅を野咲じやと人はみて過る」(漁焉)
    「梅の花の掃除よくせよ匂ひ鳥」(漁焉)
    「梅が香や明屋ゝゝと吹とをる」(漁焉)

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「梅林の花より異国の客多き」
    「早春の近江に講演 友来たる」

    アッキンの句は、
    「隠し味 胃袋掴め 梅昆布」
    「雛祭り 微笑む瞳 三体の」

    西村さんの句は、
    「馴れ初めは そぞろ歩きの梅畑」
    「春めいて鼻唄まじり電話とる」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「横に伸び垣根作るや梅の花」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「梅の花 咲いて飛び交う蝶の群れ」(神戸市北区 たけしさん)
    「梅漬ける塩しそ壺に顔細め」(明石市 レモントマトジュースさん)
    「寒さたえ ロウバイの花 春が来た」(豊岡市 ほないくえさん)
    「白梅の閑に薫る祠横」姫路市 みよこさん)
    「梅一首 たずねたずねて長谷寺へ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「梅の実の落ちた後には梅干に」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「遠景 梅山観れば雪残り」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「小さくと老梅可憐に赤白と」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「しだれ梅 淡いピンクのワンピース」(淡路市 お散歩おじさん)
    「待ちわびて におう紅梅 花の春」(大阪市東淀川区 ルピナスの丘さん)
    「昨日より今日の白梅 処方箋」
    (交野市 星のブランコさん)

    「冬の風 インフルエンザ大流行」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「娘の成長 やさしく見守るおひなさま」(豊岡市 ほないくえさん)
    「ランドセル祖父母選んで孫はしゃぐ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「風花や旅の一座の厚化粧」(交野市 星のブランコさん)
    「雨粒の玉より小さき犬ふぐり」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「水ぬるみメダカの産卵 そっと待つ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「春一番 残りわずかで新入生」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「わかめ干す 影なよなよと明石浦」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    続いて出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    コメンテーターの西村さんが選んだ句は
    「梅林の二人でかぐや山デート」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「ゆづるはにスケート金の祈り込め」(淡路市 お散歩おじさん)

    寺谷さんが選んだ句は
    「カーリング おやつタイムで じゅう電し」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    吉川さんが選んだ句は
    「盆梅に鉢いっぱいに あさのかぜ」(神戸市西区 いわおかハッピーボーイさん)

    大森さんが選んだ句は
    「梅を差し友の到来 待つ茶会」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「観梅に甘酒似合う 綾部山」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    「銀盤にエッジで描く ナスカの絵」(奈良市 法隆寺の鐘さん)

    今週の特選句は

    「冬の雨 老人集う喫茶店」(姫路市 みよこさん)
    「鯉ゆらり探梅の人 眺めおり」(篠山市 まさ・あっこさん)

    次回のお題は牡丹」「椿で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

     

  • 2018年2月12日(月) 09時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(2月9日)

    今回のお題は東風」「雑詠(自由題)でした。

    まず、大森さんの句からご紹介します。
    「東風吹けば金剛山の雲早し」
    「日参の今日の時間は東風まかせ」
    「風邪に負けじと対策のあれやこれや」

    妙音新聞からは
    「日本海東風まだ遠く荒れ狂ふ」(石川県 清水好子さん)
    「朝東風やダイヤ乱れる案内板」(柏原市 永味啓子さん)
    「合は手の甲に強東風語りくる」(練馬区 北星関子さん)
    「強き東風小屋に子猫が迷ひこむ」(橋本市 田中盛子さん)

    今回の上田秋成の句は、
    「かな書の詩人西せり東風吹きて」(無腸)

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「同窓会 東風に誘われ目黒まで」
    「日本の洋食旨しカキフライ」

    アッキンの句は、
    「東風吹くと鰆が旨し進む酒」
    「踊らされバレンタインに百貨店」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「アルミカン漫才女 観に来てね」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「東風ふけばカチコチの心 豆腐なる」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「平昌に東風そよぎ日章旗」(守口市 しんきいってんさん)
     ※大森さんが校正されています。
    「引っ越しの荷の幌東風をはらみ行く」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「東風吹けば涙あふるる花粉症」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「寅さんになってブラッと東風だから」(交野市 星のブランコさん)
    「東風ふけば こころ爽やか きみデート」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「東風吹いてウキが流され釣り断念」(神戸市須磨区 くちぶとさん)
    「庭の梅 東風待つつぼみ まだかたし」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「東風吹くや福豆飛んで人の波」(姫路市 みよこさん)
    「水ぬるみ匂いさがせし東風に聞く」(淀川区 蒼龍さん)
    「東風吹いて離れて歩む老夫婦」(天王寺区 レトルトカレーさん)

    「レジェンドよピョンチャンに舞え雪の華」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「若狭井の水で春呼ぶ修二会かな」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「雪解けの清き流れの揖保の川」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「寒仕込み絹より白き揖保の糸」(揖保郡 斑鳩の王子さん)
    「里山会みんな賑やか春隣」(交野市 星のブランコさん)
    「瀬戸の海パッチワークの牡蠣筏」(たつの市 そうすけとうららのおばあちゃんさん)
    「豪雪に生きた心地の車中泊」(奈良市 法隆寺の鐘さん)
    「いつ春が早く来い来い待ちどうし」(神戸市須磨区 くちぶとさん)
    「粉雪を薄く被りて落椿」(姫路市 みよこさん)
    「飛梅や道真公の意志が飛ぶ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「肩書を語らぬ友の温かさ」(松原市 ただの仁さん)

    続いて出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    コメンテーターの王さんが選んだ句は
    「夕東風や買物客の急ぎ足」(神戸市垂水区 ますきさん)

    今週の特選句は

    「南北の氷とかせよ東風の風」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「春野菜ロダン・ムンクにマイケルJ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「里山の大地の目覚め畦を焼く」(篠山市 まさ・あっこさん)

    次回のお題は」「雑詠(お題は自由という意味です)で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

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  • 2018年2月5日(月) 09時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(2月2日)

    今回のお題は立春」「雑詠(自由題)」でした。

    まず、大森さんの句からご紹介します。
    「立春や待つ平昌オリンピック」
    「早春の芽立ちの急や日参す」
    「羽毛のような雪に包まれ金剛山」

    妙音新聞からは
    「卒寿とな今日を大事に春迎ふ」(和歌山市 木下榮子さん)
    「豆撒きや心の鬼にひとつかみ」(八尾市 淺井祥多さん)
    「春立つや辻の地蔵の頬笑まる」(五條市 馬場廣道さん)
    「蒼天にかがやき高野樹氷林」(橋本市 平出恭子さん)

    今回は、上田秋成が「青蕪」名義で詠んだ数少ない句もご紹介します。
    「きさらぎや二月の月もちりげほど」(漁焉)
    「けふの春 花咲山を算へけり」(漁焉)
    「春しるし難波ともあれ蘆の灰」
    (青蕪)

    続いてに出演者の句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「立春に誓いも新た ジム通い」
    「由布はるか豊後の里に春かすむ」

    アッキンの句は、
    「立春に準備し始め講師へと」
    「節分に今年は来るぞ恵方吞み」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「生き物が冬眠覚める立春に」(神戸市北区 たけしさん)
    「立春や つくし顔出す河川敷」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「立春や日和和らぐ通学路」(神戸市垂水区 ますきさん)

    「春大根ごそりたいらげ日曜日」(姫路市 レモンさん)
    「蝋梅や光の春を告げており」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「深梅の夫婦のおりて山の腹」(交野市 星のブランコさん)
    「断捨離の木立の静寂 寒北斗」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「春の日に皆が祝福 職を辞す」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「孫書いた我れ笑みの顔 年寄らず」(京都市 はつえさん)
    「白魚のぴちぴち跳る小鉢かな」(神戸市垂水区 ますきさん)

    続いて出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    ゲストの岡田さんが選んだ句は
    「立春や吉野の里は雪景色」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    寺谷さんが選んだ句は
    「梅の香や道真公の後追って」(たつの市 マニアックリクエスターさん)

    アッキンが選んだ句は
    「立春や らっぱ水仙よくわらふ」(姫路市 レモンさん)
    「釣り糸と今日も戯れ春の海」(淡路市 お散歩おじさん)

    大森さんが選んだ句は
    「立春やチョコの売り場 華やいで」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「孫たちのスタートライン立春や」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「立春や天守の屋根の雪光かり」(姫路市 みよこさん)
    「立春に そっと咲いてる福寿草」(東淀川区 ルピナスの丘さん)

    「二昔レコード針の針供養」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「孫のため お面かつらで鬼はそと」(赤穂市 風ちゃんさん)

    今週の特選句は

    「立春の朝 福豆をつつく鳩」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「球春や兄弟校に吉報が」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「淀川の土手を歩いて春探す」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「大寒波どこもかしこも白い闇」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    次回のお題は東風(こち)」「雑詠(お題は自由という意味です)で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

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  • 2018年1月29日(月) 09時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(1月26日)

    今回のお題は炬燵でした。

    まず、大森さんの句からご紹介します。
    「紋服の炭点前より初釜式」
    「菜籠に白き枝炭組みてさて」
    「枝炭の白黒たがふも流儀かな」
    「大法要了へし猊下にまづ炬燵」

    妙音新聞からは
    「しぐれつつ炭焼く煙ながれけり」(御所市 田岡眞知子さん)
    「うばめ樫多き山里炭を焼く」(八尾市 淺井祥多さん)
    「児も猫も足も手も伸ぶ炬燵かな」(吹田市 土山川水さん)

    今回の上田秋成の句は、
    「うつくしや巨たつに酔たかよほ人」(無腸)
    「油さへ氷にけりな碁の行灯」(漁焉)
    「いやましに霜も浅瀬も星の数」
    (漁焉)

    続いてに出演者の句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「板前の炭おこしたる胸おどる」
    「亡き祖父のこたつ懐かし道修町」

    アッキンの句は、
    「炭点前 手が震えるよ緊張で」
    「いと恋し炬燵にみかん無性にね」

    西村さんの句は、
    「昭和すら遠く火鉢も炭も無く」
    「猫までも陣取り合戦 掘炬燵」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「お袋の横に割込む炬燵かな」(堺市 堺のかわちさん)
    「雪の日は家のこたつで みかん食べ」(神戸市北区 たけしさん)
    「足の位置 炬燵の中で鬩ぎ合い」(揖保郡 斑鳩の王子さん)
    「ひとり寝に猫と炬燵のおもてなし」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「ほぼひと日こたつ人間なりにけり」(交野市 星のブランコさん)
    「なつかしい居間のこたつが今はない」(城陽市 カイロちゃんさん)
    「炬燵だし すぐさま猫が入り込む」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「里帰り炬燵囲いし家族会」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「こたつある部屋には何時も笑いあり」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「飛び込んだ炬燵に先客ひっかかれ」(豊岡市 ほな いくえさん)
    「今日もまた こたつのもりの老母かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「書き初めのすみに良い年 願う日よ」(神戸市北区 たけしさん)
    「田楽を備長炭で香り付け」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「裏返し炭の残り火 餅ひとつ」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「炭火焼きのいものにおいに女子つどう」(豊岡市 ほないくえさん)
    「焼鳥の旨味増々 木炭かな」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「赤々と燃える堅炭 焼鳥や」(城陽市 カイロちゃんさん)
    「竹の炭きんこんかんと奏でるわ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「きりたんぽ炭火で食べる旅の宿」(大阪市天王寺区 サッチーさん)
    「炭おこし餅を食らった少年期」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「お札売る巫女の火鉢の炭弾け」(姫路市 みよこさん)
    「炭焼きの煙たなびく熊野道」(淡路市 お散歩おじさん)

    「深夜には雪へと変わる涙雨」(松原市 ただの仁さん)

    今週、大森さんが選んだ句は
    「足からみ兄弟げんか ほりこたつ」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「背を向けて炬燵足入れ仲直り」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)

    「燃ゆる炭 芯赤く匂い立つ」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「炭いこり真中の紅をただ見入り」(交野市 星のブランコさん)
    「炭作る父山奥に籠る日々」(京都市 はつえさん)
    「とめ炭の位置に悩むや炭手前」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は

    「家族寄る温いこたつに笑み会話」(京都市 はつえさん)
    「リモコンとミカンが並ぶ炬燵かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    「霧も晴れ昇る最上の炬燵舟」(姫路市 みよこさん)

    「消し炭で雪舟真似た水墨画」(奈良市 法隆寺の鐘さん)
    「焼きガニのしずくがポトリ炭の上」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    次回のお題は立春」「雑詠(お題は自由という意味です)で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2018年1月22日(月) 15時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(1月19日)

    今回のお題は大寒」「でした。

    まず、大森さんの句からご紹介します。
    「かく深き山霧去ればなべて雪」
    「降る雪の濃淡ありて金剛山」
    「雪の有無まづアイゼンを持てといふ」
    「大寒の寺坊の風を防ぐ庫裡」

    妙音新聞からは
    「寒行に巡る拍子木 経の声」(尾鷲市 野口雅子さん)
    「六花のせ幣流れゆく五十鈴川」(伊勢市 岩本彩さん)
    「大寒や児らの足跡なごり雪」(志摩市 仲谷陽子さん)

    今回ご紹介しました上田秋成の句は、全て若い頃のものでした。
    「空闇し人の途絶に雪あらし」(漁焉)
    「あれ見さい雪もの狂ひ杖日本」(漁焉)
    「一水も残さじ雪の天河」
    (漁焉)
    「ちどり鳴にしとおもふ寒さかな」
    (漁焉)

    続いてに出演者の句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「弁当に寒の煮玉子 幸願う」
    「吉野川 見えるスタジオ雪の舞い」

    アッキンの句は、
    「身に堪え豪雨釣行 大寒よ」
    「大雪で身動き取れず籠りけり」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「大寒をおおさむと読む期待の児」(城陽市 カイロちゃんさん)
    「大寒の家のこたつの友のもち」(神戸市北区 たけしさん)
    「大寒を待つかのように来る寒波」(泉大津市 しょういちさん)
    「大寒の寒さに耐えしスキーシアー」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「大寒をどこで感じる体感で」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「大寒や鉄塔峰の果てまでも」(交野市 星のブランコさん)
    「大寒にタスキが走る安芸路かな」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「大寒やさても一杯と嘯く」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「大寒に卵を食し福を待つ」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「大寒は満員電車も心地よく」(守口市 しんきいってんさん)
    「大寒の三日月きらり夜明け前」(淡路市 お散歩おじさん)
    「大寒に滝にうたれし年男」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「大寒を気合とともに斬り裂くや」(淀川区 蒼龍さん)
    「大寒や拍子木響く寒の行」(奈良県吉野郡 吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「大寒の海鉛色 波高く」(姫路市 みよこさん)

    「雪が降る急ぎ長ぐつ買い求め」(城陽市 カイロちゃんさん)
    「雪よけの屋根から落ちず ご用心」(神戸市北区 たけしさん)
    「雪こんこ犬喜ぶも庭はなし」(守口市 しんきいってんさん)
    「雪見つけ わらべがはしゃぐ通学路」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「窓開けて里山広がる雪化粧」(宍粟市 黒田あっかんべーさん)
    「雪見つつ猿のんびりと露天風呂」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「赤い実を はめて親子の雪うさぎ」(交野市 星のブランコさん)
    「窓開けて里山広がる雪化粧」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「雪を割る可憐な花が次節呼ぶ」(姫路市 ラジオ部屋の怪人さん)
    「大雪や除雪列車の出番待ち」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「雪山の小さなかまくら孫の家」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「見上げればシルバー色の雪模様」(淡路市 お散歩おじさん)
    「大雪に閉じ込められて燃える恋」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「音も消え色も消えゆく濠閑か」(姫路市 みよこさん)

    「深夜には耳鳴りだけが語りかけ」(松原市 電動自転車操業おやじさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    寺谷さんは
    「大寒の屋台に集うサラリーマン」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「大雪も授業の一部になりにけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    大森さん

    「大雪に閉じ込められし受験生」(淀川区 蒼龍さん)

    今週の特選句は

    「大寒や呂律回らぬリポーター」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「校庭の雪を蹴散らし始業ベル」(交野市 星のブランコさん)
    「雪道をよちよち歩く園児たち」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    次回のお題は炬燵」「で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供