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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2017年11月6日(月) 10時40分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(11月3日)

    今回のお題は霜月」「初冬でした。

    最初に、大森さんの句からご紹介します。
    「秋声は十五童子の御眞言」
    「瀧ツ瀬にそっと流燈吾子のもの」
    「霜月や口切茶事のしらべもの」

    妙音新聞からは
    「霜月や誕生の児の指強し」(松阪市 森本晶子さん)
    「カレーよりシチュー選びし冬初め」(四日市市 北山紀美さん)
    「初冬や特に気になる血圧計」(堺市 河内紀雄さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「空狭き都に住むや神無月」(夏目漱石)
    「初冬や竹切る山の鉈の音」(夏目漱石)
    「霜月の梨を田町に求めけり」
    (正岡子規)
    「初冬の家ならびけり須磨の里」(正岡子規)

    続いてに出演者の句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「霜月の富士黒々と横たわり」
    「初冬や毛布探して汗をかき」

    アッキンの句は、
    「霜月にやっと始まる衣替え」
    「初冬よ上着重ねて到来か」

    ゲストの玉田さんは、
    「霜月の紅葉彩る箕面の滝」
    「初冬の牡蠣を肴に酒すすむ」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「カボチャ去りクリスマス迄の霜月か」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「霜月の丹波路駆ける高校生」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「秋アジが水車に巻かれ宙を舞う」(守口市 守口のタヌキさん)
    「霜月の足りぬ一日急く納期」(交野市 星のブランコさん)
    「霜月の牛滝山は赤絨毯」(守口市 しんきいってんさん)
    「霜月や鮟鱇求め独り鍋」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「霜月祭 神輿囲み躁ぐ子等」(姫路市 みよこさん)

    「残し柿 落ちてや初冬 星景色」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「初霜や初物づくしの初冬かな」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「初冬来てセーターを一枚 重ね着る」(東大阪市 やすよさん)
    「吐く息は真白き初冬 六甲の嶺」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「格子越し語らう舞妓の京ことば」(守口市 守口のタヌキさん)
    「初冬の海峡渡る雁の群れ」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「夕食のなべがふえたる初冬かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「初冬や天に届くや鳥の声」(姫路市 みよこさん)
    「初冬でペットの毛並み衣更え」(守口市 しんきいってんさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    ゲストの玉田さんは
    「霜月に日記めくりて失笑し」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    アッキン
    「霜月やカレンダーめくり後がない」(東大阪市 やすよさん)

    大森さんは
    「霜月の朝を破いて叫ぶもず」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「明日香路や田に稲残るお霜月」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「祭り過ぎ霜月の夜はゲーテ読む」(神崎郡 としおさん)
    「家々の門身構える初冬かな」(交野市 星のブランコさん)
    「初冬の靄ゆるゆると山を切り」(篠山市 まさ・あっこさん)

    そして今週の特選句は

    「初霜や枯れし尾花も輝きて」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「飲み会の誘いが届く初冬かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「花嫁の白無垢凛と冬初め」(神崎郡 としおさん)
    でした!

    次回のお題は」「新酒で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年10月30日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月27日)

    今回のお題は冬近し」「行く秋でした。

    最初に、大森さんの句からご紹介します。
    「続きゐし秋霜嵐に姿かえ」
    「嵐去り落葉尽して暗き庵」
    「無事すみし稲刈のこと分の中」

    妙音新聞からは
    「薪を割り五右衛門風呂の冬支度」(木津川市 尾前正成さん)
    「ななかまど色づく頃は冬近し」(津島市 若原郁子さん)
    「行く秋や寄せては返す波飛翔」(吹田市 土山川水さん)
    「行く秋や母との時間心する」(堺市 大津武美さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「掛稲や塀の白きは庄屋らし」(夏目漱石)
    「渋柿の下に稲こく夫婦かな」(夏目漱石)
    「冬待つや寂然として四疊半」
    (正岡子規)
    「冬近き嵐に折れる鶏頭哉」(正岡子規)
    「冬近し腰骨いたむ旅寝哉」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「冬近し富士のいただき白き筋」
    「行く秋を五感で味わう土びん蒸し」

    アッキンの句は、
    「早朝の吐く息白し冬近し」
    「行く秋を花びら散りて桔梗かな」

    コメンテーターの西村さんは、
    「バス道を子ぐま横切る冬近し」
    「行く秋や子どもに還る老い二人」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「冬近し街の装い茜色」(大阪市西成区 とよこさん)
    「冬近し しばらく会えぬ友のこと」(姫路市 さくら草さん)
    「冬近し着ぐるみキャラが活発に」(守口市 しんきいってんさん)
    「クローゼット服の入替え冬近し」(堺市 堺のかわちさん)
    「冬近し くしゃみの数が一つ増え」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「鳥群れて里から山へ冬近し」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「バリバリと踏まれる落葉 冬近し」(神戸市北区 たけしさん)
    「冬近し山から降りし雪の花」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「山寺の枯れ葉の焼却 冬近し」(神戸市北区 たけしさん)
    「冬近し秋まき野菜タネ買いて」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「冷蔵庫ドア開け放ち冬来る」(交野市 星のブランコさん)

    「ゆく秋のたましいそっとおいたまま」(姫路市 さくら草さん)
    「行く秋や名残り惜しみて初しぐれ」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「ゆく秋を惜しんで読書カフェテラス」(守口市 しんきいってんさん)
    「図書館でページ繰るたび秋が行く」(交野市 星のブランコさん)
    「行く秋の嵐一つを置き土産」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「行く秋を惜しみ鳴いてる虫達よ」(神戸市北区 たけしさん)
    「行く秋やドボルザーグに帰路急ぐ」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「行く秋や花落ち実落ち葉が落ちる」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「行く秋や芭蕉訪ねて参考館」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「五右衛門が紅葉に煮え南禅寺」(守口市 守口のタヌキさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    コメンテーターの西村さんは
    「草むらの すずめふくらみ冬近し」(大阪市東成区 つきあかりさん)

    アッキン
    「冬近しスノータイヤに無事祈り」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「行く秋に湯船に浸かりシャワーから」(堺市 堺のかわちさん)

    大森さんは
    「木の枝に蓑虫見つけて冬近し」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「秋去れば傷も治りし三カ月」(豊岡市 あやこさん)
    「秋は行く眺める庭に子規偲ぶ」(姫路市 みよこさん)
      ※大森さんに校正していただいています。
    「行く秋に案山子を急ぎ終いけり」(神崎郡 としおさん)
    「気遣いは はしからはしまで鍋奉行」(松原市 ただのおやじさん)

    そして今週の特選句は

    「真夜中に何度も目覚め冬近し」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「行く秋に積もる落ち葉の色並べ」(守口市 守口のタヌキさん)
    でした!

    次回のお題は霜月」「初冬で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年10月23日(月) 13時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月20日)

    今回のお題は秋茄子」「でした。

    最初に、大森さんの句からご紹介します。
    「秋茄子の精一杯を紫に」
    「金剛の山土産の芋 月祀る」

    妙音新聞からは
    「浅漬けの秋茄子紺のひとしほに」(五條市 馬場廣道さん)
    「夕膳に並ぶ里芋 富山産」(富山市 國見由利子さん)
    「芋掘りて飽きるほどこの村に住み」(藤井寺市 竹村智巳さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「洪水のあとに色なき茄子かな」(夏目漱石)
    「病む人が老いての恋や秋茄子」(正岡子規)
    「三日月の頃より肥ゆる子芋かな」
    (正岡子規)
    「芋の子や籠の目あらみころげ落つ」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「友と飲む大皿秋茄子おふくろ煮」
    「小腹すき焼き芋買いにいそいそと」

    アッキンの句は、
    「年賀状 芋を片手に笑顔撮り」
    「秋茄子と八丁味噌で一杯を」

    続いて今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「名店の暖簾にナスの刺繍あり」(守口市 守口のタヌキさん)
    「秋茄子の素揚げにしみる出汁すすり」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「妻の味なりて秋ナス母の皿」(交野市 星のブランコさん)
    「糠床の秋茄子亡母の味守り」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「秋茄子の味は一番 焼き料理」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「赤とんぼそっと鮮か秋茄子」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「秋なすを嫁は食べずに肉食らう」(守口市 しんきいってんさん)
    「アッキンは焼き茄子食べて ほろ酔いに」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「秋茄子が夕日にあたり色を増し」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「秋茄子は麻婆にかぎると嫁の声」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「焼き芋の笛の音して歩を止める」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「泥つきの芋を両手に子ら笑い」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「焼き芋が照れてほっこり乙女の手」(交野市 星のブランコさん)
    「芋を掘る児らにぎやかに泥まみれ」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「つる巻きて さつま芋掘る青い空」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「落ち葉焼く たき火のおいも ほくほくと」(神戸市北区 たけしさん)
    「やきいもの売声聞いて先廻り」(守口市 しんきいってんさん)
    「芋堀りに歓声あげる園児かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「焼き芋の焚き火楽しきキャンプかな」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「コンビニの焼き芋こいし夜となり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「戦利品 何か当たれば尚嬉し」(守口市 しんきいってんさん)
    「からし漬け熱々飯に茶をそえて」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

     

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    コメンテーターの小玉さんは
    「嫁も食う秋なすは義母の手作り」(篠山市 まさ・あっこさん)

    寺谷さんは
    「芋掘りの子らの笑顔に光降る」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    アッキンは
    「秋茄子の余りの熱さ火傷する」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「芋堀りに園児の笑顔 輝けり」(大阪市淀川区 蒼龍さん)

    大森さんは
    「誰がおきし秋茄子籠で門口に」(姫路市 みよこさん)
    「秋茄子 柴紺のゆるぎ露もなし」(神崎郡 としおさん)
    「荒神輿 小芋祭りや山登る」(姫路市 みよこさん)
    「芋掘りの課外授業や声高し」神崎郡 としおさん)

    そして今週の特選句は

    「秋茄子をコンロで焼いて ひとつずつ」(枚方市 くらわん公さん)
    「芋洗う三連水車の波しぶき」(守口市 守口のタヌキさん)
    でした!

    次回のお題は冬近し」「行く秋で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年10月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月13日)

    今回のお題は紅葉」「時雨でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「ブナ群生梢に紅葉の気配差し」
    「金剛の山時雨傘用心に」

    妙音新聞からは
    「この世界どう見えている露の中」(四日市市 北山紀美さん)
    「紅葉の日に日に変はる山の色」(綾部市 森本信太郎さん)
    「橡の実の転がる先の美穂女句碑」(八尾市 淺井祥多さん)
    「吉野路に柿紅葉降る道祖神」(松阪市 森本晶子さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「時雨るや油湯烟る縄簾」(夏目漱石)
    「時雨るゝや泥猫眠る経の上」(夏目漱石)
    「からげたる赤腰巻や露時雨」
    (正岡子規)
    「むら雨や車をいそぐ紅葉狩」
    (正岡子規)
    「幕吹いて伶人見ゆる紅葉哉」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「松花堂 生ふの紅葉色づきて」
    「時雨ふる夜道けなげに塾通い」

    アッキンの句は、
    「紅葉狩り見るより先にハイチーズ」
    「島巡り時雨止む間の撮影よ」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「紅葉見に行ったは良いが早すぎた」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「止められぬ時雨煮とごはんの名コンビ」

    今週のリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「六甲の赤く染まるや紅葉谷」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「西行庵 紅葉狩りには まだ早し」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「ものの旅もみじ揚げ食べ滝の音」(姫路市 みよこさん)
    「蔦紅葉 甲子園を赤く染め」(神埼郡 としおさん)
    「手向山もみじの錦 濃き淡く」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「夕焼けに紅葉が赤く染まる山」(神戸市北区 たけしさん)
    「てんぷらにと紅葉集める子を見つめ」(松原市 クッキーモンスターさん)
    「日焼け止め塗った案山子に紅葉晴れ」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「後期入り名を成さずとも青紅葉」(交野市 星のブランコさん)
    「濡れ紅葉 岩に貼りつき苔の傘」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「辞書の中「も」の字にはさむ緋のもみじ」(守口市 しんきいってんさん)
    「秘境かな自然のアート紅葉」(奈良県高市郡 ミスヒストリーさん)

    「最弱の球児たたえる時雨かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「荒神輿 土蹴り登る時雨降る」(姫路市 みよこさん)
    「柿一つ時雨のこして里隠れ」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「ひぐらしが涼し気に鳴く蝉時雨」(神戸市北区 たけしさん)
    「時雨待つ秋の恵みと砂漠肌」(松原市 クッキーモンスターさん)
    「一の橋 渡れば時雨 奥の院」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「背にかかり首すくめたる時雨かな」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「収穫の野菜に雫 秋しぐれ」(守口市 しんきいってんさん)
    「草香る時雨に濡れた河川敷」(守口市 守口のタヌキさん)
    「時雨来て膚に身に染む散歩道」(神戸市垂水区 ますきさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    アルミカン高橋さんは
    「名瀑の紅葉にまぎれ猿の尻」(守口市 守口のタヌキさん)
    「初時雨 手の平を打つピアニシモ」(篠山市 まさ・あっこさん)

    アルミカン赤阪さんは
    「山影と競い合いたる日暮れかな」(交野市 星のブランコさん)

    アッキンは
    「アッキーは紅葉をネタに酒びたり」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「時雨来て宿の傘さす加賀の旅」(神崎郡 としおさん)

    そして今週の特選句は

    「アッキーの もみじのごとし二日酔い」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「時雨来て足を速めた二人連れ」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    でした!

    次回のお題は秋茄子」「で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年10月9日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(10月6日)

    今回のお題は秋の風」「でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「秋風と太陽座敷に漲らせ」
    「百段の階の下りや秋の風」
    「萩の寺法要すぎてこぼれ萩」

    妙音新聞からは
    「秋の風雲色飽きぬ夕暫し」(河内長野市 井上照子さん)
    「未来へと秋風に乗れ紙つばさ」(木津川市 上野桂子さん)
    「教会の灯に萩映えて踏む百度」(日高郡由良町 伊藤秀一さん)
    「ドローイング放物線のこぼれ萩」(練馬区 北星関子さん)
    「風生れて雫を零す萩の庭」(八尾市 淺井祥多さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「秋立つや萩のうねりのやゝ長く」(夏目漱石)
    「麓から寺まで萩の花五町」(正岡子規)
    「白萩のしきりに露をこぼしけり」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「京の夜 小さきおしきに萩の花」
    「家路つき酔いもさめたる秋の風」

    マイマイの句は、
    「秋の風ほろよい気分 旨い酒」
    「萩の花 稽古に励む茶の湯かな」

    今週もリスナーの皆さんからたくさんの句をいただきました。

    「青天下 日差し眩しや秋の風」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「一人鍋 結婚記念日 秋の空」(堺市 堺のかわちさん)
    「秋の風 夕暮れ惜しむ頬を撫で」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「秋の風 鷹とカラスがつかみ合う」守口市 守口のタヌキさん)
    「ディズニーで子ら再会に秋の風」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「気まぐれな秋風ふいて落ち葉舞う」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「秋の風スズメが群れる刈穂あと」(淡路市 お散歩おじさん)

    「萩の花 庭木賑わす山の寺」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「満月のお彼岸の友お萩もち」(神戸市北区 たけしさん)
    「懐かしく萩の小道を遊ぶ日々」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「露おきて雅にしなる萩の花」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「ハイキングここらで一服お茶に萩」(守口市 しんきいってんさん)
    「細やかな風に恥じらいこぼれ萩」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「名月にマツムシ鳴けば萩そよぐ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「吾が庭の萩綻び雨にゆれ」(姫路市 みよこさん)
    「七草を言えるは一つ萩のみか」(大阪市淀川区 蒼龍さん)

    「静寂の冷ややかなりし離れかな」(高槻市 マコモさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    コメンテーターの大田先生は
    「虫達の音色届ける秋の風」(神戸市北区 たけしさん)
    「主役待つ つぼに入れたり萩すすき」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    寺谷さんは
    「紅白の帽子が掛ける秋の風」(守口市 しんきいってんさん)

    アッキンは
    「秋風に風鈴一つ残りけり」(神崎郡 としおさん)
    「萩の寺ゆっくり歩む老夫婦」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    大森さんは
    「村祭り運ぶ畦道 秋の風」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「就活の背なそっと押す秋の風」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「ゲーテ読む窓辺の先の秋の風」(姫路市 みよこさん)
    「村祭り萩も浮かれて右ひだり」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「足元を見つ萩を見つ雨の寺」(交野市 星のブランコさん)

    そして今週の特選句は

    「就活の背なそっと押す秋の風」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「萩の花 野仏の顔ゆらしけり」(神崎郡 としおさん)
    でした!

    次回のお題は紅葉」「時雨で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供