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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2017年8月28日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(8月25日)

    今回のお題は大豆」「宗祇忌でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「湖のみやげ大豆と小海老たいたんを」
    「枝豆の粋を超えたる大豆かな」
    「月昇る宗祇を学ぶ忌日かな」

    妙音新聞からは
    「園児等の手塩にかけた新大豆」(練馬区 北星関子さん)
    「大豆擂り親子で作る呉汁かな」(福岡市 永野久美子さん)
    「宗祇忌や磴を登れば奥の院」(岩出市 吉益宜子さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「宗祇忌や大絵襖に居ながれて」(斉藤香村)
    「宗祇忌を今に修することゆかし」(高浜虚子)
    「逢ふ恋の打たでやみけり小夜砧」(夏目漱石)
    「砧打てばほろほろと星のこぼれける」(正岡子規)
    「炮烙の大豆にも逢はず秋暮れぬ」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「枝豆の黒なればこそ地のビール」
    「宗祇忌や我は旅路の銀座かな」

    マイマイの句は、
    「未熟ゆえ大豆を掴む第一歩」
    「宗祇忌に夢は日本 制覇旅」

    西村さんは

    「幼子の大豆を箸で つまめける」
    「宗祇忌と知らず俳句を詠む深夜」

    今週も、リスナーの皆さんから、たくさんの句を頂きました!

    「大豆ほど変化の術の達人か」(守口市 しんきいってんさん)
    「大豆飯レシピ片手に挑戦す」(堺市 堺のかわちさん)
    「一粒の大豆に目鼻 誰ぞ似る」(交野市 星のブランコさん)
    「黒豆で飾る丹波の道の駅」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「尿酸値 頭をよぎる大豆かな」(神戸市垂水区 きぃろっくさん)
    「大豆碾く大好物の黄粉餅」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「封筒に母がかたみの大豆かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「何怨む大豆が化けて味噌豆腐」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「宗祇忌や俳聖芭蕉も敬いて」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「詠む人の吾も端に居宗祇忌」(交野市 星のブランコさん)
    「夕映えの大豆畑に愛犬と」(守口市 守口のタヌキさん)
    「無花果や夏の終わりに出会う秋」(松原市 ただのおっさんさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    寺谷さんは
    「車イス大豆畑を駆け抜けり」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「宗祇忌で図書館行けば宿題児」(守口市 しんきいってん)

    マイマイは
    「収穫だ風は秋色だだちゃ豆」(守口市 守口のタヌキさん)

    西村さんは
    「宗祇忌や宿は朝つゆ また夜つゆ」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    大森さんは
    「豆腐屋の大豆芳し路地の朝」(姫路市 みよこさん)
    「収穫だ風は秋色だだちゃ豆」(守口市 守口のタヌキさん)
    「こみどりの衣にほれた ずんだ餅」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「宗祇忌に言の葉紡ぐ指折りて」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「宗祇忌や大茶会後の俳句会」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「宗祇忌や立つ宇治橋の いまむかし」(姫路市 みよこさん)

    そして今週の特選句は

    「七変化 四角三角 丸大豆」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「どんな方 奈良美術館 宗祇像」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    でした!

    次回のお題は八朔」「初月(はつげつ)で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年8月21日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(8月18日)

    今回のお題は秋の蝉」「芙蓉でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「秋の蝉 一寸遠のくかに聞こゆ」
    「酔芙蓉どれほどの酔気がかりな」
    「芙蓉咲く宙に抜けたる白さかな」

    妙音新聞からは
    「秋の蝉 背山おりくる風渡る」(河内長野市 尾ノ上玲子さん)
    「日没を惜しむが如く秋の蝉」(八尾市 淺井祥多さん)
    「酔芙蓉一輪挿して設へり」(松阪市 森本晶子さん)
    「芙蓉咲く大和路楽し和の御膳」(堺市 大津武美さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「白露や芙蓉したたる音すなり」(夏目漱石)
    「虫売の秋をさまざまに鳴かせけり」(夏目漱石)
    「秋の蝉子にとらるゝもあはれ也」(正岡子規)
    「月出たり芙蓉の花の傍に」(正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「ウォーキング路端の芙蓉に足をとめ」

    マイマイの句は、
    「大合唱 聞きなれた朝 秋の蝉」
    「俳句の日 偶然手にした芙蓉かな」

    今週も、リスナーの皆さんから、たくさんの句を頂きました!

    「儚さを重ねて愛し秋の蝉」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「秋の蝉 木陰巡るや老夫婦」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「秋のせみ落ち葉の木々でかなかなと」(神戸市北区 たけしさん)
    「夕映えに父息子たわむれ蝉を採る」(守口市 守口のたぬきさん)
    「熱戦の球児たたえる秋の蝉」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「秋セミに盆のおとずれ墓参り」(枚方市 のんのんさん)
    「法師蝉宿題せよと鳴いている」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「夕暮れにひっそり啼くは秋の蝉」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「秋の蝉 娑婆にいるのも あとわずか」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「もう少し もう少しとの秋の蝉」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「秋の蝉次世代託し土になる」(東大阪市 やすよさん)

    「道沿いのアメリカフヨウ回れ右」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「芙蓉の葉 秋に涼し気コスモスと」(神戸市北区 たけしさん)
    「芙蓉咲き夕に凋むや散歩道」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「みやけにと ふようさし出す老婆かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「芙蓉咲く山辺の道 平城京」(守口市 守口のたぬきさん)
    「笑うよに白き芙蓉の風にゆれ」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「境内の 芙蓉の花の 紅淡し」(愛知県岡崎市 小太り爺さん)
    「日を浴びてまぶしき姿花芙蓉」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「暑にたえて咲いて芙蓉の孤独かな」(伊丹市 カズコさん)
     ※大森さんに校正していただいています。
    「変わり身か 母の姿に 似る芙蓉」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「花芙蓉風に吹かれて何思う」(東大阪市 やすよさん)
    「まどろみつ月を枕の酔芙蓉」(夜明けのカラスさん)
     ※大森さんに校正していただいています

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    寺谷さんは
    「秋の蝉 ソロパート カナ 涼しカナ」(守口市 しんきいってんさん)

    マイマイは
    「秋のせみコーラス隊からソロシンガー」(伊丹市 いつこさん)
    「マイマイは 芙蓉もかすむ あでやかさ」(大阪市生野区 赤いバラさん)

    小玉さんは
    「マイマイはじっとしてたら芙蓉なり」(守口市 しんきいってんさん)
    「飲みすぎて白から赤へ酔芙蓉」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    大森さんは
    「秋の蝉 名残の夢を奏でおり」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「てっぺんに大器晩成 秋の蝉」(交野市 星のブランコさん)
    「秋の蝉 終わる命を いとおしく」(大阪市生野区 赤いバラさん)
    「へぼ将棋眺めて笑う秋の蝉」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「ひと匙の粥啜る父 秋の蝉」(篠山市 まさ・あっこさん)

    「夕ざりて浮ぶ楊貴妃 酔芙蓉」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「順序良く芙蓉の花が咲いてゆく」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    そして今週の特選句は

    「子も孫も 去りて裏山 秋の蝉」(愛知県岡崎市 小太り爺さん)
    「一隅に芙蓉のありて夕まぐれ」(交野市 星のブランコさん)

    でした!

    次回のお題は大豆」「宗祇忌で募集します。
    ※「宗祇忌」とは、室町時代の連歌師、飯尾宗祇の忌日の事です。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年8月16日(水) 11時36分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(8月11日)

    今回のお題は初秋」「原爆忌でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「初秋と頭にきざみ暑に耐えむ」
    「原爆忌スターマインに祈りこめ」
    「原爆忌日本の事実遠ざかる」

    妙音新聞からは
    「風の足稲田をかける初秋かな」(木津川市 尾前正成さん)
    「原爆忌彼方の空に黙祷す」(五條市 馬場廣道さん)
    「きのこ雲語り種なり原爆忌」(御坊市 松本裕子さん)
    「三代目語り続けし原爆忌」(高槻市 溝畑恵美子さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「初秋の千本の松動きけり」(夏目漱石)
    「温泉の村に弘法様の花火かな」(夏目漱石)
    「初秋や三人つれだちてそこらあたり」(正岡子規)
    「秋立つやほろりと落ちし蝉の殻」(正岡子規)
    「初秋の簾に動く日あし哉」
    (正岡子規)

    続いてに出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「朗読の声つまらせて原爆忌」

    マイマイの句は、
    「原爆忌 祖父の写真に手をあわせ」
    「初秋に試着買い物 減るお金」

    アルミカン高橋さんは、
    「初秋や海もプールも行けてない」

    アルミカン赤阪さんは
    「原爆忌 一切ボケぬ真面目な子」

    今週はお盆中でしたが、たくさんの句を頂きました!

    「山あかね初穂に遊ぶ初秋かな」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「ひぐらしが初秋告げる かなかなと」(神戸市北区 たけしさん)
    「草虫が初秋風すずしげに」(枚方市 のぶこさん)
    「汗拭いてやっと聞こえた法師蝉」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「高原の旅の案内 繰る初秋」(交野市 星のブランコさん)
    「一葉ずつ色づいてゆく里初秋」(篠山市 まさ・あっこ!さん)
    「青空に すじ雲流れ初秋かな」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「雲かわり風爽やかに初秋なり」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「眠い目をこすって動く初秋かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    「原爆忌 人がたくさん亡くなって」(奈良県高市郡 はるぴーさん)
    「原爆忌 祈り鶴贈るこの平和」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「折鶴も両手合わせる原爆忌」(神戸市垂水区 生涯現役きさん)
    「鐘響き平和を願う原爆忌」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「高齢の語り部祈る原爆忌」(大阪市生野区 赤いバラさん)
    「原爆忌 平和を祈り千羽鶴」(東大阪市 やすよさん)
    「壁の中 惑う故人の声を聴く」(姫路市 みよこさん)
    「原爆を保持する国の参加待つ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「原爆忌 世界に届け祈る平和」(神戸市垂水区 ますきさん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    寺谷さんは
    「鶴一羽オバマの願い原爆忌」(姫路市 みよこさん)

    マイマイは
    「初秋は虫の鳴き声バトンパス」(守口市 しんきいってんさん)

    大田先生は
    「草むらに虫の鳴き声 初秋かな」(神戸市垂水区 ますきさん)

    アルミカン高橋さんは
    「原爆忌ケンカ仲間と手を合わす」(守口市 しんきいってんさん)

    アルミカン赤阪さんは
    「友だちが焼き鳥誘う初秋かな」(大阪市生野区 赤いバラさん)
    「原爆忌 語り部の数 減りにけり」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    大森さんは
    「初秋や兄弟校の応援を」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「初秋の蛾がとまりおり窓の外」(姫路市 みよこさん)
    「広島のドームに悼む原爆忌」(神戸市北区 たけしさん)
    「忘れまじ礎に祈る原爆忌」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「語り部のすする茶もあり原爆忌」(交野市 星のブランコさん)
    「太陽が落ちて焼けた日 原爆忌」(姫路市 みよこさん)

    そして今週の特選句は

    「初秋や夏の思い出 閉じる風」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「甲子園 試合を止めて原爆忌」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    でした!

    次回のお題は秋の蝉」「芙蓉で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年8月7日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(8月4日)

    今回のお題は晩夏」「中元でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「惜敗の将に晩夏の明日あり」
    「中元に重ね米寿を寿がれ」
    「花朝女の団扇の中元みてらより」

    妙音新聞からは
    「晩夏の灯点す特急通過駅」(八尾市 淺井祥多さん)
    「睨み合う縁台将棋晩夏かな」(吹田市 土山川水さん)
    「中元や同じお家に同じ品」(綾部市 森本信太郎さん)
    「お中元天地無用は矢印で」(堺市 河内紀雄さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「来る秋のことわりもなく蚊帳の外」(夏目漱石)
    「化学とは花火を造る術ならん」(夏目漱石)
    「君が名や硯に書いては洗ひ消す」(夏目漱石)
    「八朔や朝日静かに稲の波」(正岡子規)
    「草花を画く日課や秋に入る」
    (正岡子規)

    次に出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「町工場ひさしのかげに晩夏かな」
    「中元の菓子ため置きて朗読会」

    マイマイの句は、
    「晩夏の夜 指折り数え九、十、と」
    「中元に一筆添えて水ようかん」

    コメンテーターの西村さんは、
    「雪渓に見立てみぞれに匙をさす」
    「汗ぬぐう千里の先に滝しぶき」

    今週もリスナーのみなさんからたくさんの句を頂きました!

    「うつらうつら晩夏の響きがゆりかごに」(高槻市 三丁目の夕日さん)
    「公園の木陰で涼む晩夏かな」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「晩夏にて小麦の肌の子供たち」(神戸市北区 たけしさん)
    「感想文 焦る心の晩夏かな」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「梵鐘の銘文分かつ晩夏光」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「須磨海岸波音さみし晩夏かな」(加東市 姫路セントラルぱくっ!!さん)
      ※大森さんに校正して頂いてます。
    「化粧乗り良くて晩夏の山ガール」(交野市 星のブランコさん)
    「もの悲し晩夏晩夏と法師ゼミ」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「炎天下 晩夏の句など詠めないよ」(守口市 しんきいってんさん)
    「球児らの汗光りたる晩夏かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「里山にヒグラシ泣きぬ晩夏かな」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    「中元や真心届く郷の味」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「お盆にて元気の便り お中元」(神戸市北区 たけしさん)
    「お中元 心を込めて品選び」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「お中元 父の喜ぶ物ばかり」(揖保郡 斑鳩の卑弥呼さん)
    「家用は買えぬが中元は買える」(交野市 星のブランコさん)
    「御中元 帰りは青果どっさりと」(守口市 しんきいってんさん)
    「中元のそうめん供え先祖待つ」(姫路市 みよこさん)
    「中元で日焼けの叔父の顔思う」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「お中元 日ごろの恩を箱に詰め」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    寺谷さんは
    「種を取り晩夏のはずが汗流れ」(松原市 ゴーヤどうやさん)

    マイマイは
    「宿題をタップリ残し晩夏来る」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「箱ゆすり中元の中身 探る孫」(高槻市 三丁目の夕日さん)

    大森さんは
    「赤トンボ見つけた昨日 晩夏なり」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「赤トンボともにさがそう秋の風」(守口市 守口のタヌキさん)
    「花火消え ちいさき音の闇晩夏」(姫路市 みよこさん)
    「半年の感謝を添えて お中元」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「やりとりをする人減りぬ お中元」(枚方市 かつみさん)
    「梅干しをやっと漬かって お中元」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「夏色の金魚鉢で贈る涼」(守口市 守口のタヌキさん)
    「中元や感謝の気持ち柿の葉ずし」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    そして今週はゲストの前田さんが選ばれた句が二つとも特選でした!

    「海の色 波の花にも風晩夏」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「お中元 贈る涼しいことば添え」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    次回のお題は初秋」「原爆忌で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2017年7月31日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月28日)

    今回のお題は雪渓」「でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「富士山頂おかまの雪渓めぐらんと」
    「散歩から深みはまり大滝へ」
    「大滝へうかうかと来て獣道」

    妙音新聞からは
    「残雪の立山ながめる生家跡」(能美市 小野芳子さん)
    「雪渓や友の写真と訪ねをり」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「滝しぶく行場の苔の不動尊」(八尾市 淺井祥多さん)
    「白糸を二筋追加雨後の滝」(木津川市 尾前正成さん)

    つづいて著名な俳人の句をご紹介します。
    「あら滝や満山の若葉皆震ふ」(夏目漱石)
    「八重にして芥子の赤きぞ恨みなる」(夏目漱石)
    「蛇のから滝を見ずして返りけり」(正岡子規)
    「岩つかみ片手に結ぶ清水哉」
    (正岡子規)

    次に出演者の皆さんの句をご紹介します。

    まず寺谷さんの句は、
    「まどろみをさます滝音ゲリラ雨」

    アシスタントの中橋さんは、
    「想像す あの雪渓に涼をとる」
    「滝音に感じる鼓動 生きる音」

    コメンテーターの西村さんは、
    「雪渓に見立てみぞれに匙をさす」
    「汗ぬぐう千里の先に滝しぶき」

    つづいて今週のリスナーのみなさんの句をご紹介します。

    「雪渓の数が年々減っていく」(守口市 しんきいってんさん)
    「雪渓の水がきらめく尾瀬の山」(神戸市北区 たけしさん)
    「雷鳥のしぐさに一息 雪の渓」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    「雪渓の光まぶしきユングラホッ」(堺市 堺のかわちさん)
    「雪渓や滑って転んで滑落か」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「雪渓の緑に雷鳥 夏姿」(神戸市垂水区 生涯現役さん)
    「雪渓を滑りし尻の冷たさよ」(姫路市 みよこさん)
    「雪渓にはばまれ球児 夏がゆく」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「囂々と滝壺向って一直線」(東大阪市 やすよさん)
    「六甲の閑かの緑 滝の音」(篠山市 まさあっこさん)
    「暑い夏 滝にあたれば生きかえる」(奈良県高市郡 はるぴーさん)
    「苦労して たどり着く滝ほそい糸」(守口市 しんきいってんさん)
    「雷鳴も かき消すほどの滝の音」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)

    それでは、出演者の皆さんが選んだ句を紹介します。

    ゲストのギャラリーレア太田さんは
    「カップルの会話邪魔する滝の音」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    コメンテーターの西村さんは
    「雪渓を雷鳥親子がチョコ走り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「滝の水しぶきとなりし涼誘う」(神戸市垂水区 ますきさん)

    マイマイは

    「館山の雪渓輝く青い空」(東大阪市 やすよさん)
    「腑に落ちぬこともあろうに滝の水」(神戸市垂水区 生涯現役さん)

    大森さんは
    「雪渓に雷鳥一羽 迷い込み」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「滝雫 浴びて涼をとる行者」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「時に哭き 時に笑うや滝の音」(神戸市垂水区 きぃろっくさん)
    「とどまれる水を残して滝ツボへ」(交野市 星のブランコさん)
    「願い事 音羽の滝から流れおち」(守口市 守口のタヌキさん)

    そして今週の特選句は、

    「消え残る雪渓一つ山肌に」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
    「登竜を秘めし応挙の滝しぶき」(八尾市 ゴンちゃんさん)
    でした!

    次回のお題は晩夏」「中元で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供