だんだん寒さも本格的になってきましたね。これからの季節、気を付けないといけないのが、暖房器具が原因の火災です。
暖房器具による火災は、その原因の多くが
「燃えやすい物を、電気ストーブや石油ストーブなどの近くに置いていた」
ことです。
カーテンや洗濯物、布団などがストーブの近くにあると、何かのはずみでストーブに接触して、出火する恐れがあります。
またスプレー缶なども、熱によって内部のガスが温められた結果、破裂する恐れがあります。
実際に、ファンヒーターのような炎が見えない暖房器具の前に置いてあったスプレー缶が破裂したり、破裂後に内部の成分に引火して火災が発生したという事例も報告されています。
暖房器具による火災を未然に防ぐために、次の事に注意しましょう。
1、 お出かけ前や就寝前には、必ず電源をオフにし、電気プラグをコンセントから抜いておきましょう。
2、電気ストーブや電気カーペットなどの電気暖房器具は、しまっている間に、コードの断線などが起こっている可能性があります。
それに気づかずに使っていると、断線箇所から発火する危険があります。電気暖房器具は、使う前に異常が無いかチェックしておきましょう。
3、石油ストーブを使う場合は、
- ガソリンなど、誤った油種を給油しない。
- 石油タンクのキャップを完全に締める。
- 火が付いたまま運んだり、燃料を給油しない。
などの点に注意して使用するようにしましょう。
正しい使い方と、ちょっとした注意で、火災などの大きな事故は防げます。暖房器具を正しく使って、快適に寒い季節を乗り切りましょう。