CRKラジオ関西

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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2018年5月30日(水) 12時58分 防災マッカセナサイ!

    「豊かなむらを災害から守る月間」のおしらせ

    いよいよ来週から6月に入ります。梅雨のシーズンも間近になってきました。

    これから注意が必要なのが、大雨や台風などによるの災害です。

    ここ数年は、毎年のように全国各地で豪雨災害による被害が発生しています。

    兵庫県は、

    ・山地が占める割合は、約67%

    ・ため池の数は約3万8千箇所! これは全国1位

    山の近くでは大雨が降ると「土石流」「山崩れ」「地すべり」といった災害の発生リスクが高くなります。

    また、ため池では「大雨による決壊」「水難事故」の発生リスクがあります。

    そこで兵庫県では、毎年6月を「豊かなむらを災害から守る月間」と定めて、こうした災害リスクへの啓発と対策に取り組んでいます。

    期間中は、県や市・町による防災パトロール班を編成して、

    ・危険な場所の点検・確認

    ・地域住民を対象とした防災についての広報活動

    などを実施しています。

    とはいえ、災害発生時に一番大切なことは、このコーナーでも繰り返し紹介してきましたが「自分のことは自分で守る」という意識を持つことです。

    普段から、ご家庭や学校・職場などで、「どこがどのように危険なのか?」「避難所はどこか?」「災害発生時にどうすればいいか?」などについて確認しておきましょう。

    身近にある危険箇所や避難場所を確認するには、兵庫県の災害情報サイト「CGハザードマップ」が便利です。

    兵庫県のホームページから簡単にアクセスできますので、ぜひ利用していただき、様々な防災情報をご確認ください。

    この「豊かなむらを災害から守る月間」運動をきっかけに、皆さんも災害対策について、しっかり考えてみてください。

  • 2018年5月15日(火) 12時01分 防災マッカセナサイ!

    臨時災害FM局について

    「臨時災害FM局」とは、大規模な災害が発生した場合に、被災地の住民に対して必要な情報を正確かつ迅速に提供するため、地方公共団体が臨時に開設を希望した場合に、総務省が期間限定で免許を与えるFM放送局のことです。

    「臨時災害FM局」が初めて開設されたのは、阪神淡路大震災が発生した平成7年です。

    この時は、ラジオ関西も震災発生直後から連続69時間に及ぶ特別番組を放送しましたが、後にラジオ関西自身も社屋が全壊指定されるなど、放送を継続することが困難な状況でした。

    そこで兵庫県は、被災者を支援するため情報を発信する臨時放送局の開設を総務省に要請。 これを受けて2月に制度化されて解説したのが、「臨時災害FM局」のはじまりです。

    東日本大震災では、被災地が広域にわたったことから、29の自治体に開設のための免許がおりました。

    この時は、ラジオ関西からもFM送信機などの機材や設営スタッフが、南三陸町の「南三陸災害FM局」の開設支援のため、現地に向かいました。

    ラジオ関西の林真一郎アナウンサーが、現地の様子を生中継でレポートしていたことを覚えている方も多いかと思います。

    近年では、平成268月の豪雨災害で、丹波市が「臨時災害FM局」を開設しました。

    いざという時に、被災地の様々な最新情報を、正確に被災者の皆さんにお伝えすることが「臨時災害FM局」の役目です。

    災害発生時には、こうした「臨時災害FM局」の活動にもご注目ください。

     

  • 2018年5月2日(水) 15時57分 防災マッカセナサイ!

    フェニックス共済のご案内

    この番組でも何度かご紹介しています「フェニックス共済」

    正式には「兵庫県住宅再建共済制度」と言います。

    阪神・淡路大震災での経験と教訓を踏まえて、自然災害の発生時に、被害を受けた住宅の再建や購入、補修を支援する共済制度です。

    兵庫県内に住宅をお持ちの方なら、誰でも入ることが出来るんですよ。

    負担金は、年額5000円。 住宅の規模や構造、築年数に関係なく加入できます。

    「フェニックス共済」のすごいところは、地震だけでなく、津波・風水害・竜巻・豪雪など、あらゆる自然災害により半壊以上の被害を受け、住宅を再建等した場合、最大600万円の給付が受けられるという点です。

    年額500円をプラスして、一部損壊特約を付けることもできます。

    さらに水害等に備える「家財再建共済制度」もあります。

    こちらは賃貸住宅を含め、県内にお住いの方なら、加入することが出来ます。

    実際に、過去に発生した様々な災害で被害を被った後、「フェニックス共済」の給付を受けた加入者の方からは

    いつ起きるかわからない自然災害に備えて、フェニックス共済に加入していましたが、金銭面だけでなく精神面においても支えとなり、良かったと思いました

    まさか自分たちにこういうことが起こるとは思いもよらず、負担金も少なく安心なので、軽い気持ちで加入しました。被災した時は、本当に落ち込みましたが、給付金が受け取れるとわかり、加入してよかったと思いました。

    といった声が寄せられています。

    「フェニックス共済」は、災害への備えとしては非常に充実した制度です。

    しかし、今年3月末現在で、住宅再建共済制度の加入率は9.5%。家財再建共済制度の加入率は2.6%、とまだまだです。

    災害はいつ襲ってくるか分かりません。近い将来の発生が予想される「南海トラフ地震」。

    さらには兵庫県内を走っている様々な断層帯による直下地震や、近年頻発している水害や土砂災害など、自然災害のリスクは常に身近にあります。

     

    「まさか!?」に備えて「フェニックス共済」、ぜひ加入して下さいね。

    フェニックス共済 公式サイト

  • 2018年4月17日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「観天望気(かんてんぼうき)」のお話

    「観天望気(かんてんぼうき)」って言葉、ご存知ですか? 

    「観天望気」とは、空模様や生物の行動から、狭い地域の天気を予想する方法のことを言います。

     

    現在のように、高度な天気予報のシステムが無かった時代、人々は星の動きを観たり(観天といいます)、大気の動きを観たり(望気といいます)、さらに動物や植物のいつもと違う動きから、天気の予報をしていました。

    こうした手法は、天気にまつわることわざ「天気俚諺(てんきりげん)」として、今日に伝えられています。

    例えば、

    ・「夕焼けだと晴れ、朝焼けだと雨」

    ・「煙が東に流れると晴れ、西に流れると雨」

    ・「物音の響き(汽笛・鐘の音・川の音など)がよく聞こえると雨」

    ・「遠い山が近くに見えると雨」

    ・「朝に虹は雨、夕方に虹は晴れ」

    ・「月(または太陽)に暈(かさ)がかかると雨」

    といったものです。

    また、動物の動きや人の体の調子にまつわることわざには

    ・「猫が顔を洗うと雨」

    ・「ツバメが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨」

    ・「アマガエルが鳴くと雨」

    ・「クシの通りが悪いと雨」

    ・「あかぎれが痛むと晴れ」

    などがあります。

    昔の人の知恵って、すごいですね!

    (ちなみに「下駄の表が出たら晴れ、裏だと雨」は、迷信ですので)

  • 2018年4月10日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    家庭内備蓄のススメ

    4月に入って、新しいことに取り組む方も多いかと思います。

    せっかくの機会ですので、この機会に「家庭内備蓄」にも取り組んでみては、いかがでしょうか?

    近い将来に発生が予想されている南海トラフ巨大地震では、生活や交通のインフラ、流通網が長期間マヒする可能性が、指摘されています。

    この間、自分の身は自分で守るしかありません。

    そこで、いざという時のために、「家庭内備蓄」の準備をしておきましょう。

    ◎家族の人数分の食料・衣類・生活必需品を備えましょう。

    災害発生直後は、水道・ガスは使えないことが予想されるので、そのまま食べられるものを、家族の人数分だけ、できれば1週間分は用意しましょう。

    また生活用水を確保するために、水の入ったポリタンクを用意したり普段からお風呂の水を張っておく、などの備えをしましょう。

    ◎非常持ち出しバッグを用意しましょう。

    自宅が被災した場合、避難所などに移動して避難生活を送ることになります。

    非常時に持ち出すものを、あらかじめリュックサックなどに詰めておいて、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

    防災グッズはもちろんのこと、赤ちゃんがいる場合は、ミルクや紙オムツ、ほ乳瓶なども忘れないように。

    カセットコンロなども持ち出せれば、色々役立ちます。

    また、現金・預金通帳・印鑑など、大切な財産に関するものを、持ち出せるよう準備をしておくことも良いでしょう。

    さらに、こうしたモノだけでなく、靴や服など、災害時に動きやすい服装も準備しておきましょう。