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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2018年7月16日(月) 17時49分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月13日)

    7月13日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「地震見舞受けつゝ今宵の蚊遣香」
    「お茶室の蚊遣線香渦の型」
    「通ひ来る蚊の身の細くあろうとも」

    妙音新聞からは
    「居間の蚊に打つによろめく八十路かな」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「僧侶の手に蚊除けスプレー納骨日」(練馬区 北星関子さん)
    「蚊柱やこの頃隣家留守多し」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「四疊半追い詰めし蚊を取り逃がし」(吹田市 土山能孝さん)

    そして上田秋成の句は
    「ゆふぐれやたがおもひ者蚊にいたむ」(無腸)
    「おもひ草くすしは物をしらぬかな」
    「蚊に起て行水驕る月夜かな」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「ブンと来る一匹の蚊に寝付かれず」
    「クマゼミの声でやみたる長き雨」

    アッキンの句は、
    「気がつくと人間蚊取りやってきた」
    「一枚のナイトプールで写真映え」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「やっぱりか蚊に好まれるのも相方か」

    アルミカン高橋さんの句は、
    「蚊がいると手かげんなしに たたかれた」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「夏の夜は蚊帳の中にて安眠を」神戸市北区 たけしさん)
    「モスキート刺せばヘビー級をも倒す菌」赤穂市 風ちゃんさん)
    「鬼ごっこ蚊取り線香 蚊と遊ぶ」赤穂市 アンちゃんさん)
    「蚊帳の中 昼寝すやすや孫の顔」神戸市垂水区 ますきさん)
    「血を吸われ赤い斑点あちことに」大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「蚊の音にうとうとうとと朝が来る」淡路市 お散歩おじさん)
    「堕ちないか蚊取り線香で飛蚊症」大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)

    「歯を閉じて夜を恐れる合歓の花」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「大嵐 梅雨に台風 後は何」(大阪市淀川区 蒼龍さん)

    出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    アルミカン高橋さんが選んだ句は、
    「蚊に刺され叩きそびれて鬼ごっこ」(赤穂市 ミルクさん)
    「天神さん屋形船にてハモ食す」(赤穂市 風ちゃんさん)

    アルミカン赤阪さんが選んだ句は、
    「蚊が止まり会話生まれた老夫婦」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    吉川さんが選んだ句は、
    「蚊に食われ爪で十字の跡つける」(篠山市 まさ・あっこさん)

    大森さんが選んだ句は

    「蚊帳の中 何やら嬉し少年期」(東大阪市 シティボーイさん)
    「蚊やり豚 萬古焼買いに四日市」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「蚊帳吊りの釘まだ残る祖母の家」(姫路市 みよこさん)

    「青天や命落語に百日紅」(交野市 星のブランコさん)

    「山鉾の曳き綱命の重きかな」(守口市 守口のタヌキさん)
    「水神に しずまり祈るわが身かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、
    「新人の蚊の鳴くような生返事」(神戸市垂水区 ちょいマル親父さん)
    「梅雨が明け賑わう夏の海開き」(神戸市北区 たけしさん)
    「梅雨末期 止まない雨の怖さ知り」(淡路市 お散歩おじさん)
    「暴れ梅雨 未曾有の爪あと立ち竦む」(姫路市 みよこさん)

    でした!

    次回のお題は」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2018年7月9日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(7月6日)

    7月6日のお題は水涼し」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「あらあらし鯉おさまりて水涼し」
    「水涼し その一ト杓にみほとりも」
    「水涼しごと生きられし訃報きく」

    妙音新聞からは
    「青空が映り込みたる水涼し」(四日市市 北山紀美さん)
    「水涼し昔渡しと云ふところ」(八尾市 淺井祥多さん)
    「白糸の瀧を背に食ふ流し麺」(福岡市 永野久美子さん)

    そして上田秋成の句は
    「梶の葉に硯はづかし墨の糞」(無腸)
    「すみよいか世を涼しさの忘れ水」(漁焉)
    「水涼しま野の小菅に手をきるな」(無腸)
    「鴨川の川がりも雨に袖笠で」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「城テラス子らの歓声 水涼し」
    「梅雨末期 異常気象の恐ろしさ」

    アッキンの句は、
    「水涼し放ちっ放し後 一杯の」
    「梅雨明けは いつかいつかと待ち遠し」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「産直の青菜に弾く水涼し」篠山市 まさ・あっこさん)
    「川堤 飛沫は涼のカーテンコール」守口市 守口のタヌキさん)
    「飛び石の内水すずし暖簾ゆれ」姫路市 みよこさん)
    「水涼し にわか雨にも濡れていく」大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「ひとり旅 滝を巡りて水涼し」大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「ワサビ園 カヌーで巡る涼し水」淡路市 お散歩おじさん)
    「蜻蛉の滝のしぶきや水涼し」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「水すずし夏の路地裏 花の路」(神戸市垂水区 さだむさん)

    「精悍な草なぎ倒し雲の峰」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「百回の人それぞれに甲子園」(交野市 星のブランコさん)
    「はんぱない今年も猛暑またくるか」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「梅漬かり天神様を喰らうかな」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「オフサイド分からぬ人も大騒ぎ」大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    「気がつけば太りすぎてる胡瓜ゆれ」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「梅雨晴れの星空眺め竿を出し」(淡路市 お散歩おじさん)
    「七夕に やぼな台風 邪魔しそう」(豊岡市 ほないくえさん)
    「準決勝 大一番の夏野球」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、出演者の皆さんが選んだ句すべてとさせていただきました。
    「水涼し よりも怖しの雨の量」(交野市 星のブランコさん)
    「川床で水涼しげや舌鼓」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「すすぐ度 雑巾の水 涼しけれ」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    「短冊に世界平和の願い込め」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「骨切りもコンチキチンと聴こえけり」(守口市 守口のタヌキさん)
    「熱帯夜 寝つかれぬまま空白む」(姫路市 みよこさん)

    でした!

    次回のお題は」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

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  • 2018年7月3日(火) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(6月29日)

    6月29日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「とらえられ蟹はあぶくを吐きゐたり」
    「持ち上げた石に磯蟹いし喚声」
    「ざり蟹をさがしいるらしランドセル」

    妙音新聞からは
    「蟹歩む小さき島の路地と路地」(四日市市 北山紀美さん)
    「札所道踏みそうになり山の蟹」(五條市 馬場廣道さん)
    「山道の小さき沢に蟹渡り」(七尾市 清水好子さん)
    「小さき手のスルメの匂ひざり蟹つり」(練馬区 北星関子さん)

    そして上田秋成の句は
    「月に遊ぶおのが世はありみなし蟹」(無腸)
    「から梅雨は露もからびてゆふ暮ぬ」
    「いざのぼれ嵯峨の鮎くひにみやこ鳥」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「湯の街に直哉ゆかりの蟹の道」
    「頭からガブリと食らう鮎旨し」

    アッキンの句は、
    「美味しそう水族館で蟹を見て」
    「友人の結婚式を水無月に」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「ほぐれやすき ま白なる身の わたりがに」姫路市 さくら草さん)
    「なつかしい さわガニ取りを競った日」豊岡市 ほないくえさん)
    「エビやカニ年の初めの祝い膳」神戸市垂水区 ますきさん)
    「清流でサワガニつかみ から揚げに」赤穂市 アンちゃんさん)
    「沢蟹の甲羅に父の顔重ね」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「岩ガニを土産に帰るバス旅行」大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「微笑みを甲羅模様で語る蟹」守口市 守口のタヌキさん)
    「さわ蟹やバケツの中に一二匹」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「水無月を友と分け合う昼下がり」(姫路市 さくら草さん)
    「6月の雨や会いたき人の増え」(交野市 星のブランコさん)
    「買い誘う澄ました小鯵 北枕」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅雨明けを心待ちする海の家」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「公園に語らう患者とキリギリス」守口市 守口のタヌキさん)

    つづいて、出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    ゲストのおおいさんが選んだ句は
    「新田に蛙の鳴き声にぎやかに」豊岡市 ほないくえさん)

    コメンテーターの宮倉さんが選んだ句は
    「タラバ缶 中の薄紙 亡父の髪」(交野市 星のブランコさん)

    寺谷さんが選んだ句は
    「父としたザリガニ釣りはもう出来ぬ」赤穂市 風ちゃんさん)
    「紫陽花の変幻に戸惑うカメレオン」(大阪市淀川区 蒼龍さん)

    大森さんが選んだ句は
    「雨上がり路面に割れた蟹煎餅」たつの市 悪魔の囁きさん)
    「蟹の目が突き出て睨み騒ぐ子等」姫路市 みよこさん)

    「老犬の咳する声や梅雨の朝」(淡路市 お散歩おじさん)
    「飼育箱カブトの蛹 覗く孫」(たつの市 悪魔の囁きさん)

    今週の特選句は、
    「打ち水の路地裏通り蟹を売り」(淡路市 お散歩おじさん)
    「カニ味噌を食べて至福の極楽へ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「サッカーや勝利見すえた守りかな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    でした!

    次回のお題は水涼し」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2018年6月25日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(6月22日)

    6月22日のお題は短夜(みじかよ)」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「短夜や寝そびれていてそれもよし」
    「鍵あける震源地帯梅雨の部屋」
    「梅雨しとど地震が倒せし灯篭を」

    妙音新聞からは
    「短夜の夢の余韻に浸りけり」(富山市 國見由利子さん)
    「豆腐屋を見て短夜と言はれても」(綾部市 森本信太郎さん)
    「明易や一番電車待つホーム」(八尾市 淺井祥多さん)
    「短夜や思うことあり祈ること」(柏原市 永味啓子さん)

    そして上田秋成の句は
    「短夜にながき夢殿籠哉」
    「芥子たき明すみじか夜の床」
    「短夜やいとま給はるしら拍子」

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「短夜の短き宴 緑濃く」
    「箕面滝 弁天堂にホタル舞う」

    アッキンの句は、
    「短夜で生活リズム変わりゆく」
    「晩酌に冷酒共に水なすと」

    西村さんの句は、
    「短夜も我関せずの寝息かな」
    「水無月や普通の日々のありがたさ」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「短夜やサッカー観戦ねむられず」奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「短夜にながいながいと昼あくび」神戸市西区 スレッガー3回さん)
    「短夜の明星せわし夜を照らす」(守口市 守口のタヌキさん)
    「みじか夜に恋の語らい尻切れに」大阪市淀川区 蒼龍さん)

    「かたつむり雨の葉陰にかくれんぼ」(明石市 明石のレモントマトジュースさん)
    「六月は晒したくなるこの身体」堺市 堺のかわちさん)
    「自らの影に涼まん夏日差し」(交野市 星のブランコさん)
    「カワセミや飛沫を残し声残し」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅をつけ土用干しにてまろやかに」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「無人家の草取り急ぐ梅雨晴れ間」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「夏草に覗く鉄棒 廃校隅」(姫路市 みよこさん)

    つづいて、出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    西村さんが選んだ句は
    「短夜や夢でも仕事はかどらず」(交野市 星のブランコさん)
    「アジサイに疲れた心癒されて」(淡路市 お散歩おじさん)

    吉川さんが選んだ句は
    「短夜や夢でも仕事はかどらず」(交野市 星のブランコさん)
    「七夕でおぼえたての字 看護師に」(赤穂市 アンちゃんさん)

    大森さんが選んだ句は
    「短夜の眠り不足や朝の風」神戸市垂水区 ますきさん)
    「漆黒の短夜の空 百度踏む」(神戸市垂水区 さだむさん)
    「サッカーに短夜直ぐに去りにけり」(淡路市 お散歩おじさん)
    「短夜の白みゆく窓 本閉じる」(姫路市 みよこさん)

    「田植えする園児の顔に泥パック」(たつの市 悪魔の囁きさん)
    「箱庭や夏のよそおい海の家」奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「梅雨時期に大き地震のおおこわい」(豊岡市 ほないくえさん)

    今週の特選句は、
    「短夜や新聞届く音を待つ」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「割れ瓦 動じず歩く猫の背な」(守口市 守口のタヌキさん)
    でした!

    次回のお題は」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

    コーナー提供

  • 2018年6月18日(月) 14時10分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(6月15日)

    6月15日のお題は卯の花」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「葦の間の卯の花に寄る櫂の波」
    「紅空木 揚羽蝶を群れ寄せて」
    「殿さまの直筆卯の花と読めて」

    妙音新聞からは
    「自己主張していい時も花空木」(四日市市 北山紀美さん)
    「卯の花の白き五弁に揚げ羽蝶」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「卯の花や祠の道の仏たち」(五條市 馬場廣道さん)
    「伊勢路へは卯の花くだし夕列車」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「花卯木立て掛けてある松葉杖」(練馬区 北星関子さん)

    今週は上田秋成はじめ著名人の句をご紹介します。
    「卯の花や生れなをして生佛」(漁焉)
    「卯の花の絶間たゝかん闇の門」(去来)
    「卯の花や佛も願はず隠れ住む」(虚子)

    続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。

    寺谷さんの句は、
    「ウツギにも庭木もあれば毒もあり」
    「梅雨寒や上着探して右往左往」

    アッキンの句は、
    「卯の花の香り知りたし探す旅」
    「梅雨時に講師デビューの知らせかな」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「卯の花の生け垣で三毛 雨宿り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「卯の花の観賞知らず味は知る」(堺市 堺のかわちさん)
    「卯の花と夕餉の匂い実家あり」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「卯の花の歌口ずさみ歩く朝」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「水枯れで暑さにうだる卯の花や」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「卯の花を眺めて過ごす曇り空」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「夏旅や行く先どこに時刻表」(赤穂市 風ちゃんさん)

    「梅雨晴れに名店さがす宵の街」(守口市 守口のタヌキさん)
    「田植えあと早く育てと願う跡」神戸市西区 スレッガー3回さん)
    「サボテンの花や娘のより戻る」(交野市 星のブランコさん)
    「梅雨晴れに巣立ち近しとツバメ舞い」(大阪市城東区 つきあかりさん)
    「きゅうくつなツバメのヒナの巣立ちまつ」(豊岡市 ほないくえさん)
    「坪庭に放つ螢や夜の闇」(姫路市 みよこさん)
    「枇杷の実の黄色く熟れてカラス舞い」(淡路市 お散歩おじさん)
    「紫陽花の山を巡りて初デート」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    つづいて、出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    ゲストの小関さんが選んだ句は
    「梅雨空やサロンで皆とビートルズ」(赤穂市 風ちゃんさん)

    小玉さんが選んだ句は
    「白髭の栗の花枝 葉を覆う」(篠山市 まさ・あっこさん)

    寺谷さんが選んだ句は
    「帰り道もぎったビワの種飛ばし」(たつの市 悪魔の囁きさん)

    吉川さんが選んだ句は
    「山奥の老舗の宿で鮎三昧」(赤穂市 風ちゃんさん)

    大森さんが選んだ句は
    「卯の花の残雪仰ぐ空木岳」(淡路市 お散歩おじさん)
    「風鈴に癒さられし蒸し暑さ」(大阪市淀川区 蒼龍さん)
    「夏木立 汗拭き交わす老夫婦」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「シーボルト偲ぶ紫陽花 雨の中」(姫路市 みよこさん)
    「五月雨の俳句伝える授業かな」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、
    「決心を卯の花畑で知らされる」(交野市 星のブランコさん)
    「卯の花の唱歌うたいて夏が来た」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「鰺釣りの竿賑やかな夕漁港」(神戸市垂水区 ますきさん)
    でした!

    次回のお題は短夜(みじかよ)」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    1954年、 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
    1960年得度、1965年辯天宗婦人部総裁に就任。
    文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など辯天宗文化部の発展に寄与。
    1995年、 大和礼法弁才御流興隆。
    1996年、大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    1997年茨木西ロータリークラブ会長。
    2009〜2010年RI2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

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