「三木総合防災公園」は、阪神淡路大震災の教訓をもとに、震災復興計画(フェニックス計画)の象徴的プロジェクトとして整備され、平成17年に開園した兵庫県の公園です。
車では、山陽自動車道 三木東ICから南へ約3km。
公共交通機関ですと、神戸電鉄粟生線「緑ヶ丘」駅から神姫ゾーンバス防災公園線の「防災公園前」バス停からすぐの場所にあります。
敷地内には、陸上競技場のほか球技場や野球場、屋内テニス場の「ブルボンビーンズドーム」などの施設が設けられていて、県民のスポーツレクリエーションの場として活用されています。
また、兵庫県消防学校や地震の大規模実験施設「Eディフェンス」などの防災関連施設もあります。
しかし、ひとたび大規模災害が発生すると、県内各地域の広域防災拠点を支援する全県拠点として機能し、応急活動要員の宿泊・出動拠点として、また、食料や医薬品など救援物資の集配拠点として活用されます。
意外と知られていませんが、陸上競技場の一角は備蓄倉庫になっていて、様々な物資が非常時に備えて保管されています。
具体的には、この4月現在で
食料(α化米)・・・28,650食 保存用パン・・・28,516食
毛布・・・70,266枚 乳児用 紙おむつ・・・45,770枚
生理用品・・・278,632枚 携帯トイレ・・・40,000個
他にも、テント(397張)や簡易ベッド(150台)、スコップ(5,508本)やバール(5,988本)フォークリフト(5台)など、災害時に必要な物資や機材が、たくさん備蓄されています。
皆さんも、ぜひ「三木総合防災公園」をご利用ください。