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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2019年12月23日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(12月20日)

    12月20日のお題は時雨」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「雷神の時雨ともなふ光悦寺」
    「時雨とは庭艶やかにして去りぬ
    「光悦の忌日にあわす冬牡丹

    妙音新聞からは
    「しぐるるや老いのひと日の終わりけり」(宇治市 古川 正子さん)
    「しぐるるやまだ来ぬ人を待つ茶房(八尾市 淺井 祥多さん)
    「小夜時雨あき家のトタン叩き去る」(志摩市 仲谷 陽子さん)
    「青い眼の和服姿や京しぐれ」(宇治市 古川 正子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「一時雨しぐれて明し辻行灯」
    「忙しや沖の時雨の真帆片帆」
    「歳の夜や曽祖父を聞けば小手枕」長和
    「人に家をかはせて我は年忘れ」芭蕉

    今週の寺谷さんの句は、
    「時雨止み雲海のなか御所五條」
    「クリスマス和洋の名作エフエムに

    あっきんの句は、
    「時雨なき沖縄の昼二十五度」
    「南国のゴルフ場にもクリスマス」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「亡き父母の思いをはせる年の瀬に」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「雪虫の案内を得て畦歩く」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「プレゼント孫の三択 苦労する」(大阪市住吉区 琴姫ちりれんげさん)
    「クリスマス ケーキの値引き お買得」(三田市 ひろちゃんさん)
    「年賀状 誰が終活してたっけ?」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「カピバラも ゆず風呂入る冬至かな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「初氷 滑って転び今年駄目」(茨木市 蒼龍さん)
    「まちきれないケーキに指の あとのこる」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「亜樹と秀 赤穂旅して日が暮れて」(守口市 守口のタヌキさん)
    「車から すっかり消えた注連飾り」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「傘をさし二人で遊ぶ しぐれかな」(茨木市 蒼龍さん)
    「メル友の返事来ぬまま夕時雨」(交野市 星のブランコさん)
    「時雨過ぎ点描残すアスファルト」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「寒時雨 彼女の肩を そっと抱き」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「段々と時雨が降る旅 雪近し」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「ネックウォーマー鼻まで隠す冬時雨」(大阪市住吉区 寒北斗さん)
    「木の冬芽しづくが光る時雨なり」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「退社時の持って安心時雨傘」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「時雨虹 光と成りて龍昇る」(多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「遍路道 浜は無限の時雨道」(池田市 山究花さん)
    「時雨など ものともせずや大いのしし」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「通信簿 広げたところに降る時雨」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「「休もうか」出る足止める冬時雨」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)

    大森先生が選んだ句は、
    「大掃除シュレッダー音 軽やかに」(淡路市 お散歩おじさん)
    「主義主張 人それぞれと待つ熱燗」(交野市 星のブランコさん)
    「みぞれ降り そっと寄り添う二人連れ」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「冬の旅 紅茶発祥 鞠子宿」(姫路市 みよこさん)
    「寺の子もクリスマスにはケーキ食べ」(豊岡市 あきひめさん)
    「冬日和 祖父母マラソン初ゴール」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「しぐれ空 老舗の行列 絶えだえに」(守口市 守口のタヌキさん)
    「突然の時雨で戸惑う初コンペ」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「久々の相合い傘なり小夜時雨」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「丹波路にふかき軒借る片時雨」(姫路市 みよこさん)
    「石畳 木曽路を駆ける山時雨」(淡路市 お散歩おじさん)

    今週の特選句は、
    「柚子の香を まとい湯上り冬至かな」(池田市 うさこさん)
    「女子会の白菜料理ダイエット」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「賀茂で会ひ出町で別る京時雨」(三田市 キロマルさん)
    「水墨画 見ているような山時雨」(池田市 うさこさん)
    「恋とやら しぐれの街ですれ違う」(加東市 姫路セントラルぱくっ~さん)

    です。

    次回のお題は年の暮雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年12月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(12月13日)

    12月13日のお題は冬篭」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「雪嶺にかこまれ五条の冬篭」
    「冬篭卆寿の姉に何祝を
    「鬼貫がなぜ西の芭蕉や冬篭

    妙音新聞からは
    「買い置きし本の減りゆく冬篭」(四日市市 北山紀美さん)
    「リフォームの製図切り抜き冬篭(奈良市 堀内敬子さん)
    「冬空を救命ヘリの飛びたちぬ」(吹田市 土山能孝さん)
    「冬篭悩みばかりの日記帳」(御坊市 松本裕子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「旅すかと問わるゝ家や冬ごもり」
    「墨染に眉の毛長し冬籠」
    「霜月や日まぜにしげく冬篭」


    今週の寺谷さんの句は、
    「亀戸のみそ買い込みて冬ごもり」
    「バーゲンや気合いを入れて三田行

    あっきんの句は、
    「冬籠チーズ片手に ひとり酒」
    「百貨店 帽子を被りクリスマス」

    ゲストの住吉さんの句は、
    「妻仕舞う のれんの端のにぎりじは」
    「どの星と結べば現れしやオリオン座」
    「店仕舞のれんに残る おでんの香」
    「店仕舞のれんに止まる赤とんぼ」
    「今は只トンボに成って飛んで行く」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「冬ごもり猫も一緒に丸くなり」(淡路市 お散歩おじさん)
    「16のグレタに恥じる冬ごもり」(交野市 星のブランコさん)
    「冬籠コタツでれない寒い朝」(三田市 ひろちゃんさん)
    「冬籠 窓を覗いて出るや出ん」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「里へ下り熊が倉庫で冬ごもり」(池田市 うさこさん)
    「みの虫が樹上ハウスで寝んねこり」(守口市 守口のタヌキさん)
    「冬籠り宇宙に起源 繙きぬ」(三田市 キロマルさん)
    「飽きたのか熊が小屋での冬ごもり」(茨木市 蒼龍さん)
    「家族みな囲炉裏につどい冬籠もり」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「冬ごもり したくなるような雪の朝」(福島区 恋するサボテンちゃん)
    「やぶれたる障子貼りかえ冬籠もり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「雪ふれば我が家の車 冬ごもり」(京都市船井郡 ふーちゃんさん)
    「賑わいのカップル横目に冬籠」(守口市 しんきいってんさん)
    「逢う人が みんな美人の霧の朝」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「膝の猫一緒にコクリ日向ぼこ」(交野市 星のブランコさん)
    「寒い冬鍋料理が旨いのだ」(三田市 ひろちゃんさん)
    「立ち漕ぎの過ぎ行く声の白い息」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「オリオンと満月共演 冬の空」(池田市 うさこさん)
    「災厄に負けじと釈迦の大根焚き」(守口市 守口のタヌキさん)
    「枯落葉 風でカラカラ徒競走」(東住吉区 ラビットさん)
    「水鳥や湖上舞台に踊りだす」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「隙間風 堪えて独りの部屋広し」(姫路市 みよこさん)
    「大掃除 作業は薄着ミートテック」(守口市 しんきいってんさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    コメンテーターの大田先生が選んだ句は、
    「うらやまし動物たちの冬籠」(丹波笹山 丹波のまめりんさん)
    「ふゆごもりバッチ身にしむ ひとり鍋」(神戸市灘区 黄色いスクーターさん)

    ゲストの住吉さんが選んだ句は、
    「冬籠り星空の鳴る夢を見る」(東淀川区 淀川ペンギンさん)
    「クリスマスお金が欲しい ねがう係」(赤穂市 アンちゃんさん)

    ゲストの中川さんが選んだ句は、
    「老夫婦 縁側避けし冬篭」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「スーパーの苺の香りに深呼吸」(豊岡市 あきひめさん)

    ゲストの片山さんが選んだ句は、
    「散歩道 枯葉踏む音 賑やかに」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)

    大森先生が選んだ句は、
    「縁側の亀が今年も冬籠もり」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「吸う息の痛さ束ねて冬ごもり」(加東市 姫路セントラルぱくっ~さん)
    「クレジット使いすぎて冬ごもり」(大阪市西区 ちひろさん)
    「どっちかな熊は冬眠?冬ごもり?」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「見栄張って滝に打たれて冬籠り」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「城の松 菰を纏いて冬籠」(姫路市 みよこさん)
    「冬ごもり令和二年に覚醒す」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「一本の毛糸と遊ぶ冬籠り」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ハンターの銃声響く冬の空」(淡路市 お散歩おじさん)
    「もっちりと できたと誉める吊るし柿」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「恒例の冬の漢字は やはり令」(茨木市 蒼龍さん)
    「オフィスビル感謝 涙のワンチーム」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「カピバラもゆず湯につかり天国や」(赤穂市 風ちゃんさん)

    今週の特選句は、
    選ばれた方全員が特選句

    です。

    次回のお題は時雨雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年12月9日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(12月6日)

    12月6日のお題は冬の鳥」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「神の庭鴛鴦ゆるく水尾引き」
    「大真面目に鳶並列する電線」
    「白鳥の飛来の瓢湖の旅を組む

    妙音新聞からは
    「冬の鳥妻は元気で居るだろか」(日高郡 伊藤秀一さん)
    「儀のすみし杜に宿りし冬の鳥(柏原市 永味啓子さん)
    「高鳴きて朱色鮮やか冬の鵙」(四日市市 北山紀美さん)
    「百舌鳥古墳見る人小さき冬の鳥」(藤井寺市 竹村智巳さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「木枯らしの空見直すや鶴の声」
    「鳶の羽も刷ぬ初時雨」
    「鷹現れて天を領して行きにけり」汀子


    今週の寺谷さんの句は、
    「白菜の ぬか漬け旨し余呉の宿」
    「朝中継 色とりどりの冬の鳥

    あっきんの句は、
    「美しき女のごとし冬の百舌鳥」
    「冬の朝 機種変更にアタフタと」

    アルミカンの高橋さんの句は、
    「冬の鳥 今夜は水炊き食べたいな」

    アルミカンの赤阪さんの句は、
    「ファミレスで しゃべり止まらぬ冬の鳥」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「冬の鳥 湖北の眺めるコハクチョウ」(草津市 バス会社に就職してもバスに乗らない滋賀のまー君さん)
    「冬の鳥フォトギャラリーで目をみはる」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「寒かろう川面で語らう冬の鳥」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「冬の鳥 鳴き声高く野に響き」(淡路市 お散歩おじさん)
    「冬の鳥 湖に舞う白鳥よ」(北区 たけしさん)
    「冬の鳥 他家の格子で絶命し」(守口市 守口のタヌキさん)
    「けあらしに しずか美くし冬鳥よ」(東住吉区 ラビットさん)
    「冬の鳥 何処から来た何処へ行く」(茨木市 蒼龍さん)
    「ズームイン炬燵で見てる冬の鳥」(垂水区 ちょい丸親父さん)
    「冬の鳥 鈴なり柿に戯れる」(多可郡 北はりまの水呑み百姓さん)
    「冬景色 帽子をかぶり山の上」(草津市 バス会社に就職してもバスに乗らない滋賀のまー君さん)
    「おもしろき落ち葉、踏み踏み笑う子の」(高槻市 ひろりんさん)
    「堂々と木枯らし一号吹きすさぶ」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「初ごよみ一つ二つと山となり」(淡路市 お散歩おじさん)
    「垣根より山茶花の紅こぼれ落ち」(池田市 うさこさん)
    「落ち葉はき風のいたずら腹がたつ」(豊岡市 あきひめさん)
    「息白しマラソンの子ら走りゆく」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「冬どなり私も其処へ連れてって」(茨木市 蒼龍さん)
    「乾風に剥いた柿の実 甘さ呼ぶ」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「ワンチーム一糸乱れず冬の鳥」(吉野郡 吉野の茶つみさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「初雪の着物に染まる富士の山」(北区 たけしさん)

    アルミカンの高橋さんが選んだ句は、
    「団欒と火鉢が孫を引き寄せる」(平野区 くずれ荘管理人さん)

    ゲストの河野さんが選んだ句は、
    「はるばると海を渡って冬の鳥」(平野区 気楽な隠居さん)

    大森先生が選んだ句は、
    「公園で手の餌ついばむ冬すずめ」(住吉区 伝書鳩さん)
    「塀の上 等間隔に冬雀」(池田市 うさこさん)
    「白鳥を追う子を追いかけ白い息」(枚方市 くらにゃんこさん)
    「冬の鳥 湖上賑わす餌場かな」(垂水区 ますきさん)
    「大空にVの字描く渡り鳥」(東大阪市 シティーボーイさん)
    「冬の鳥 三三五五の ひなたぼっこ」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「冬鳥の群れて寄り添う城の濠」(姫路市 みよこさん)
    「初雪のひとひら乗せる帰り道」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「今ここに僕がただ居る冬銀河」(交野市 星のブランコさん)
    「夕暮れに電球灯す すぐき売り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「鴨の群れ湖上彩る中継地」(垂水区 ますきさん)
    「冬日和 六甲山頂プロポーズ」(赤穂市 風ちゃんさん)

    今週の特選句は、
    「白鳥よ お前もひとりか語ろうよ」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「抱っこする孫と見上げる冬の鳥」(交野市 星のブランコさん)
    「冬の鳥ナビに頼らず目的地」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「やってきた今年の冬もルミナリエ」(三田市 ひろちゃんさん)
    「歯ブラシの一つになった冬の朝」(姫路市 みよこさん)

    です。

    次回のお題は冬篭雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年12月2日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(11月29日)

    11月29日のお題は落葉」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「マロニエの落葉尽くすまで掃かず」
    「落葉掃き箒の種類束ねもち」
    「一と雨が落葉やさしく馴染ませり
    「冬紅葉石山寺はあますなく」

    妙音新聞からは
    「柿落葉舞ふ閉園の観覧車」(吹田市 土山 能孝さん)
    「玄関に一葉迷ひこむ落葉かな」(御坊市 松本 裕子さん)
    「落葉踏む音は前から後ろから」(八尾市 淺井 祥多さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「賽銭を落して払う落葉かな」
    「冬がれの木の間覗かん売屋敷」
    「咳声の隣はちかき縁づたひ」


    今週の寺谷さんの句は、
    「ぬれ落葉 石段そろり垂水宮」
    「鉢植えのミカン極上五つ六つ

    あっきんの句は、
    「落ち葉舞うスイングともにナイショット」
    「冬の香のチーズ祭典 週末に」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「集めたる落葉にダイブでお説教」(守口市 しんきいってんさん)
    「風が吹き思いのダンス落ち葉かな」(丹波篠山市 期限切れさん)
    「落ち葉焼くほかほかの芋 冬の味」(神戸市北区 たけしさん)
    「落葉掃きいくら掃いてもすぐ積もる」(三田市 ひろちゃんさん)
    「濡れ落ち葉 滑って転んで回り見る」(東大阪市 シティボーイさん)
    「落ち葉踏み人が登らぬ未知の道」(交野市 星のブランコさん)
    「風に乗りゆらり旅する落葉かな」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「頑固だぞ踏まれて耐える濡れ落葉」(兵庫県神戸市 もふもふさん)
    「落葉はき隣の分までレレレのレ」(豊岡市 あきひめさん)
    「参道にひらひら落ち葉 風に舞い」(淡路市 お散歩おじさん)
    「おちば舞う一期一会の景色かな」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「ぬれおちば つまにべったり所得税」(加古川市 ゲゲさん)
    「溝うめる落ち葉の力 プラタナス」(神戸市垂水区 木星さん)
    「今日も又隣の落葉の来訪だ」(泉佐野市 ヤスコさん)
    「落ち葉掃き枝に残りし新芽かな」(多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「路地に出て風情感じる落ち葉かな」(芦屋市 さやかさん)
    「落ち葉焚き煙呼び込み子が集う」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「襟立てて落ち葉舞い散る帰り道」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「遊びつつ芋を焼いてた落ち葉たき」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「酔いどれのアッキン悩ます濡れ落ち葉」(大阪市生野区 ポテトサラダさん)
    「落ち葉舞う赤黄のじゅうたん練り歩く」(茨木市 蒼龍さん)
    「赤い実の目にも鮮やかピラカンサ」(池田市 うさこさん)
    「孫抱っこ自然と足が手の代わり」(兵庫県神戸市 もふもふさん)
    「もう冬だ これだけ寒いと部屋暖気」(草津市 バス会社に就職してもバスに乗らない滋賀のまー君さん)
    「温いのか それでも寒いよ冬だから」(三田市 ひろちゃんさん)
    「男女ともフィギュアスケート4回転」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「関東煮 次、その次も あぁ大根」(守口市 しんきいってんさん)
    「顔見せに街にぎわうや逝く夫」(姫路市 みよこさん)
    「からからと音たて急ぐ落葉かな」(阪南市 大根大好きさん)
    「朱に染まる祇園白川 落ち葉船」(守口市 守口のタヌキさん)
    「古寺の一斉掃除落葉焚き」(垂水区 ますきさん)
    「東山「招き」見上げて南座へ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「堅炭の光まぶしや茶室鉢」(垂水区 ますきさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「くしゃみして落ち葉の上に入れ歯落ち」(兵庫県豊岡市 出石町の彦べぇさん)
    「孫が言う紅葉がりってなに食べる?」(豊岡市 あきひめさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「顔見世のニュースに早やと驚いて」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)

    コメンテーターの宮倉さんが選んだ句は、
    「公園のベンチに先客 落ち葉たち」(赤穂市 風ちゃんさん)

    ゲストの木村さんが選んだ句は、
    「落ち葉踏む起こさぬようにダンゴムシ」(大阪市福島区 恋するサボテンさん)
    「白い息みんなゴジラの通学路」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「落ち葉踏む足音迫り友来る」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「去来碑も落葉に埋もる嵐山」(池田市 うさこさん)
    「上は紅葉下は落葉のじゅうたん踏む」(草津市 バス会社に就職してもバスに乗らない滋賀のまー君さん)
    「落葉踏む胸のつかえを消しながら」(大阪市住之江区 つぶやきヨーコさん)
    「散り敷いた落ち葉蹴り蹴り子は帰る」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「木枯らしに踊る落ち葉がアン・ドゥ・トヮ」(岡崎市 小太り爺さん)
    「被爆地で平和唱える教皇よ」(神戸市北区 たけしさん)
    「寒風にひるむ事なし乳母車」(交野市 星のブランコさん)
    「新しき令和も急ぐ師走かな」(淡路市 お散歩おじさん)
    「紅葉の柿の葉ずしを手みやげに」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「仁王門時雨しのぎて書写登る」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、
    「落ち葉ふむかわいい足でヨチヨチと」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「飛日野や鹿も走るや奈良マラソン」(吉野郡 吉野の茶つみさん)

    です。

    次回のお題は冬の鳥雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2019年11月25日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(11月22日)

    11月22日のお題は炬燵」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「宿坊の櫓炬燵と火桶かな」
    「一人用の炬燵重宝なる居間に」
    「日本が世界のラガーに勝るとき

    妙音新聞からは
    「懐かしやふるさと友と堀炬燵」(奈良市 廣瀬 洋子さん)
    「けふ有りしこと綴り終え炬燵に入る」(藤井寺市 竹村 智巳さん)
    「粟の穂のいよいよ垂れて炬燵出す」(御所市 田岡眞知子さん)

    今週は、向井去来の句をご紹介します
    「榾の火に親子足さす侘寝かな」
    「真夜中や火燵際まで月のかげ」
    「山畑や青みのこして冬がまえ」


    今週の寺谷さんの句は、
    「銀座の夜 異国の友と掘りごたつ」
    「美味と美酒 目立たぬビルの一遇で

    あっきんの句は、
    「大変だ炬燵うたた寝 丸くなり」
    「冬の宵 酒と肴のペアリング」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「オイデオイデ コタツのゆうわく勝てません」(豊岡市 あきひめさん)
    「うたた寝に こたつが誘う冬の家」(神戸市北区 たけしさん)
    「掘り炬燵 足をけりけり麻雀す」(堺市 のりおさん)
    「炭種の櫓火燵と眠り猫」(大阪府守口市 守口のタヌキさん)
    「寝炬燵で鉄腕アトム夢見た日」(交野市 星のブランコさん)
    「心地良い眠りに誘う炬燵舟」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「炬燵寝の幸せ奪う来訪者」(愛知県岡崎市 小太り爺さん)
    「こたつ出し旦那動かず おいビール」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「こたつから出たくないので物を置く」(滋賀県草津市 バス会社に就職してもバスに乗らない滋賀のまー君さん)
    「外は雪 炬燵をねこが ひとりじめ」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「炬燵から横切る度に猫パンチ」(守口市 しんきいってんさん)
    「堀り炬燵したいがそんな部屋がない」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「炬燵中 皆で祝うや誕生会」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「一年中 居間にいすわる こたつかな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「譲られて布団の温もり掘り炬燵」(神戸市西区 いわおかジュウべえさん)
    「こたつ好き猫がお先に お昼寝し」(大阪府池田市 うさこさん)
    「ああ寒い人ネコも皆 炬燵くる」(兵庫県三田市 ひろちゃんさん)
    「リモコンとミカンが似合う炬燵かな」(大阪市天王寺市 レトルトカレー)
    「人生も ほっこりとする掘炬燵」(兵庫県多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「置き炬燵みかん盛り籠 今携帯」(兵庫県多可郡 北はりまのムーミンパパさん)
    「コラボする蜜柑と炬燵お正月」(神戸市垂水区 さださん)
    「宴会もシニア世代は掘こたつ」(兵庫県川西市 心はいつも青春さん)
    「かくれんぼ家の中では掘こたつ」(兵庫県川西市 心はいつも青春さん)
    「楽しげな会話誘う赤ちょうちん」(大阪府守口市 守口のタヌキさん)
    「初霜やみんなせわしく息白く」(丹波篠山市 丹波のまめりんさん)
    「朝霧のベール脱ぐ山 化粧して」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「侍も接戦死闘の秋の陣」(淡路市 お散歩おじさん)
    「豆炭の あんかけでまたも やけどした」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「夕焼けや京セラドームに嵐ふく」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「しもやけに耐える季節が またも来た」(赤穂市 風ちゃんさん)

    それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。

    寺谷さんが選んだ句は、
    「サザエさん炬燵を出して絵になった」(神戸市垂水区 さださん)
    「紅葉のライトアップや永観堂」(神戸市垂水区 ますきさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「一番に冬を感じる指先に」(豊岡市 あきひめさん)
    「宅配を無視して眠る こたつかな」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    コメンテーターの安田さんが選んだ句は、
    「二人して手を握りあう炬燵中」(茨木市 蒼龍さん)
    「息白し冬の始まり手袋し」(大阪府池田市 うさこさん)

    ゲストの岡田さんが選んだ句は、
    「炬燵出て ついでの声が四方より」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「勤労の感謝受けるお父さん」(豊岡市 あきひめさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「こたつ入り誰も動かぬ我家かな」(大阪市西区 ちひろさん)
    「足あたり こたつの中でケンカする」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「炬燵出し動かぬ嫁の笑い声」(淡路市 お散歩おじさん)
    「老猫は こたつもぐりて召され逝き」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「炬燵舟 棹さし登る最上川」(姫路市 みよこさん)
    「並木道 行きも帰りも銀杏なり」(交野市 星のブランコさん)
    「句に悩み眠れぬままに霜の朝」(姫路市 みよこさん)
    「寒いねえ やっと声でた風邪をひき」(茨木市 蒼龍さん)

    今週の特選句は、
    選ばれた方全員が特選句

    です。

    次回のお題は落葉雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。