CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2017年10月31日(火) 10時00分 一紀のツーと言えばカー!

    「あおり運転」への対処法

    先日からニュースで話題になっています「あおり運転」。

    前を走っている車の後ろについて、車間距離を異常に詰めたり、クラクションを執拗に鳴らす、ライトをパッシングする、直接恫喝するなど、の嫌がらせ行為を「あおり運転」と言います。

    「あおり運転」は、れっきとした道路交通法26条「車間距離の保持」義務違反です。

    第二十六条(車間距離の保持)
    車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

    もしも煽り運転をされたら、相手にせず道を譲るのが一番の対処方法です。
    下手に相手になるのは、トラブルの原因にもなるのでやめましょう。

    またスピードを出して振り切ろうとすれば、自分がスピード違反で捕まります。

    道を譲っても、しつこく煽ってくる場合は、徹底的に無視しましょう。

    狭い一本道で、道を譲ることができない場合も同様です。

     

    もしもトラブルになったら、自分で対応しようとせず警察に通報しましょう。

    その場合、次のことに注意しましょう。

    ・かならず十分な距離を取って、安全な場所に停車しましょう。
    ・状況を正確に伝えるために、トラブルの内容をしっかり確認しておきましょう。
       (ドライブレコーダーがついていると、役に立ちます)
    ・状況次第では相手が車を降りてきて、文句を言いに来たり、脅されたりするかもしれません。
     しっかり窓を閉めてドアをロックして警察の到着を待ちましょう。
     絶対に車から降りて、相手になってはいけません。

     

    最初に言いましたが、「あおり運転」はれっきとした道路交通法違反の行為です。

    ◇高速道路での違反
    ・3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金、1万円~2万円の反則金

    ◇一般道路での違反
    ・5万円以下の罰金、6千円~1万円の反則金

    もしも「あおり運転」で交通事故が起きて、相手を死傷させてしまった場合、危険運転致死傷罪が適用され、
    ・負傷事故で最長15年以下の懲役

    ・死亡事故で最長20年以下の懲役

    が科せられます。

    「あおり運転」には、冷静に対応することを心がけましょう。

  • 2017年10月26日(木) 10時59分 一紀のツーと言えばカー!

    雨の日に分かる摩耗タイヤの危険性

    もう11月になるというのに、台風が立て続けに来たりと、ずっと雨の日が続きますね。

    そこで今回は、雨の日の摩耗タイヤの危険性について考えてみたいと思います。

     

    タイヤには「滑り止め」として溝が彫られているのは、皆さんご存知ですよね?

    では、この溝がすり減ってくると、実際にどのくらい運転に影響があるんでしょうか?

     

    JAFが行ったテストによれば、乾いた路面では、タイヤの残り溝が新品タイヤの2分や、5分でもグリップ力は落ちず、直線路での制動距離(100km/hからの急制動)は、新品タイヤとほぼ同等でした。

    しかし、同じタイヤの条件で雨天時を想定した濡れた路面では、新品タイヤと残り溝が5分のタイヤは乾いた路面と大差ありませんでしたが、2分のタイヤで1.7倍も制動距離が伸びました。

    これはタイヤの溝が浅くなったことによる排水性の低下が主な原因です。

    他にも、濡れた路面でハンドルを切りながら減速を行なう旋回ブレーキテストでは、新品タイヤと比べて残り溝が浅いタイヤは、制動距離はもちろん、旋回時の膨らみも大きいことがわかりました。

    安全運転のためには、定期的にタイヤの交換が必要なんですね。

    でも、交換の目安は、どう判断したらいいのでしょうか?

     

    タイヤの使用限度は法令により「タイヤの接地面に刻まれた溝の深さが1.6mm以上」と定められています。

    でも、そんな数字いちいち調べるのは大変ですよね。

    実はタイヤの溝の奥には「スリップサイン」という、少し盛り上がった場所があります。

    タイヤを横から見ると、その場所を示す三角の矢印マークがあるので、すぐわかると思います。

    この「スリップサイン」の高さまでタイヤがすり減ってきたら、交換の時期です。

     

    しかし、溝の深さが使用限度を超えていなくても、タイヤにひび割れなどが発生している場合は、タイヤがバーストする恐れがあるので、すぐに新しいタイヤに交換しましょう。

     

    コーナー提供

  • 2017年10月18日(水) 10時00分 一紀のツーと言えばカー!

    秋の車内温度は、高い?低い?

    朝夕がすっかり涼しくなって、秋の気配も漂ってきた今日この頃、夏場のように車に乗り込んだら「蒸し風呂!」ということはないと思いますよね?

    JAFによるユーザーテストの結果では、車内温度は秋の過ごしやすい天候でも、50近くにまで達することがわかりました。

    また、直射日光をまともに受けるダッシュボード上の温度は、日の出とともに急激に上昇し、最高で65℃以上にまで達しています。

    そして車内温度はダッシュボード上の温度がピークとなる1230分から、2時間ほど遅れてピークを迎えることも分かっています。

    さすがに冬になると、車内温度がこんなに高温になることはありませんが、秋はまだまだ油断ができないんです。

    秋だからといって、小さいお子さんやペットを車内に残して出かけてしまうなんてことの無いように、くれぐれも注意してくださいね。

     

    コーナー提供

  • 2017年10月4日(水) 10時00分 一紀のツーと言えばカー!

    ヘッドライトの点灯のタイミングについて

    前回の「ツーと言えばカー!」では、夕暮れ時の事故防止対策についてお話をしました。

    その中で、ご紹介しました「ヘッドライトを点灯させる」、今回はこのタイミングについて考えてみたいと思います。

    夜間走行時にヘッドライトを点灯しない車はいませんが、ヘッドライトは夜間にだけ点灯すれば良いというものではありません。

    ヘッドライトは「暗い場所を見る」ための安全装置ですが、「他者に自分を見てもらう」という役割もあります。

    この「見てもらうためのライト点灯」は、交通事故を減らす効果があることが確認されていますが、意外と使っていないドライバーが多いようです。

    夕暮れ時の早期のライト点灯や、トンネル内やアンダーパス等の暗い道路でのライト点灯は、そんなに難しいことではありませんから、ぜひ実践していただきたいですね。

    車によっては、オートに設定しておけばトンネル内や夜間は自動的に点灯して、エンジンのオフと同時に消灯してくれる「オートライト機能」という便利な機能があります。

    ただ、この機能は、車によってセンサーの感度がまちまちです。

    JAFの調査では、欧州車や一部の国産車を除くと、かなり暗くならないとオートライト機能が働かないクルマが多いそうです。

    なので、自分のクルマがオートライト機能を備えているのか?備えている場合、ライトが点灯するタイミングを把握しておくことが大事です。

    もし、薄暮時から点灯しないようであれば、任意で点灯させないといけません。

    少しでも事故のリスクを減らすためにも、意識してライトを点灯させる習慣をつけておきましょう。

     

    コーナー提供

  • 2017年9月27日(水) 10時00分 一紀のツーと言えばカー!

    夕暮れ時の事故防止について

    日が沈むのも、だんだん早くなってきましたね。

    実は、日没時間である午後4時から午後7時の交通事故の死傷者数は、5月から8月に比べると、9月以降は増加する傾向にあります。

    特に、11月と12月は、例年事故の発生件数が非常に多くなるので、これからの時期、夕暮れ時の運転は、いつも以上に注意が必要なんです。

    夕暮れ時、ドライバーは、次の事に注意しましょう。

    ①早めのライトの点灯で、自分の車の位置に気づいてもらいやすくしましょう。
    暗くなると、ライトを点灯していない車は遠くに感じられるので、歩行者や他の車が、距離感を誤る場合があります。
    また車のライトをハイビームに切り替えると、歩行者を早く発見できる効果があります。
    ※ハイビームの件は、対向車の問題もあるので注意が必要です。

    ②暗い場所では、スピードを十分に落として運転しましょう。
    いくらライトを点けていても、暗い場所では歩行者や他の車をすぐに発見するのは、昼間以上に難しいです。
    ましてやスピードが出ていては急ブレーキも間に合いません。
    突然の事態にも対応できるよう、スピードは抑えて運転しましょう。

    自動車だけでなく、歩行者や自転車も注意が必要です。

    夕暮れ時や夜間に外出する時は、白っぽい服を着たり、反射材のついた服や靴を身につけるようにしましょう。

    自転車の場合は、ライトを点灯させておきましょう。

    こうした対応が、車のドライバーに、自分の存在をアピールしてくれます。

    また無理な道路の横断は決してせず、必ず横断歩道から渡るようにしましょう。

    どうしても近くに横断歩道がない場合は、必ず車が途切れるまで待ちましょう。

    コーナー提供