寒い地方を車で走っていると、「チェーン規制」の文字を見かけることがあります。
「チェーン規制」とは、その名の通り、タイヤチェーン又はスタッドレスタイヤ、スノータイヤなどの冬用タイヤ の装着が必要な規制のことを指します。
こう言うと『「チェーン規制」と表示されているのに、冬用タイヤでもOKなの?』と思いますが、ほとんどの場合、「チェーン規制」と表示されていても、冬用タイヤを履いていれば、走行はOKとされています。
とはいえ、すべての「チェーン規制」で、冬用タイヤがOKになるわけではありません。
例えば、高速道路で「チェーン装着車以外通行止め」と表示されている場合、これはもう冬用タイヤでもダメです。
また、山道などでは、状況によって、チェーンがないと走れなくなったり、スリップ事故が多発する恐れがあります。
そのため、冬用タイヤを履いていても、事故防止や渋滞防止などのために、チェーンの装着を指示されることがあります。
というわけで、たとえ冬用タイヤを履いているからといって、すべての雪道に万全とはいえません。
様々な検証の結果、やはり雪道の走破性能では、冬用タイヤよりチェーンの方が優れていることが確認されています。
念のため、タイヤ用チェーンを車に積んでおくことをお忘れなく。