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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2018年3月14日(水) 10時00分 一紀のツーと言えばカー!

    ASV(先進安全自動車)とは?

    最近は、自動運転車の話題が世間を賑わせていますが、実際に完全自動運転の車が登場するのは、まだまだ先の話になりそうです。

    とはいえ、最近の車のCMを見ていると「自動でブレーキをかける」など、かなり自動運転に近い能力を持っている車が登場しています。

    こうした車は、「ASV(先進安全自動車)」と言います。 ASVは「自動運転」ではなく、あくまでも「運転をサポートする」機能を備えた車なんです。

    ASVの主な機能としては、

    衝突被害軽減ブレーキ
    追突事故による被害の軽減または回避のため、ドライバーに警告したり、自立自動ブレーキをかけます。

    ペダル踏み間違い時 加速抑制装置
    駐車場から出る時によく有りがちな「ブレーキとアクセルを間違えた」などの操作ミスをした時に、車のセンサーが周囲の建物や車の存在を検知して警告音を発したり、強制的にブレーキをかけたりします。

    車間距離制限装置(ACC)
    センサーが前の車を認識し、車間距離を一定に保つことで、追突事故を予防します。

    車線逸脱警報装置
    センサーが、道路上の白線(黄線)を認識して、車が車線をはみ出しそうになった時に警告して、正しい位置に戻ることを促します。 車種によっては、自動的に車を車線に戻すものもあります。

    リアビークルモニタリングシステム
    車の運転で死角になりがちな車の左右後方に、別の車がいることを検知してドライバーに知らせます。

    自動切換え型前照灯
    夜間走行時に、周囲の状況に応じて、自動的に前照灯のロービーム・ハイビームの切り替えをします。

    これらのシステムは、あくまでも「運転のサポート」です。 車を運転するときは、自己責任で、安全運転を心がけましょう。

    コーナー提供:

  • 2018年3月7日(水) 09時30分 一紀のツーと言えばカー!

    「あおり運転」への対処法

    昨年このコーナーで取り上げたテーマですが、先日も「あおり運転」が原因とされる事故で、運転手が「暴行」の容疑で逮捕されました。

    今回は、追い越した車の前で急減速した行為が「暴行罪」とみなされましたが、元来「あおり運転」は、れっきとした道路交通法26条「車間距離の保持」義務違反です。

    第二十六条(車間距離の保持)
    車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

    もしも煽り運転をされたら、相手にせず道を譲るのが一番の対処方法です。
    下手に相手になるのは、トラブルの原因にもなるのでやめましょう。

    またスピードを出して振り切ろうとすれば、自分がスピード違反で捕まります。道を譲っても、しつこく煽ってくる場合は、徹底的に無視しましょう。狭い一本道で、道を譲ることができない場合も同様です。

    もしもトラブルになったら、自分で対応しようとせず警察に通報しましょう。

    その場合、次のことに注意しましょう。

    ・かならず十分な距離を取って、安全な場所に停車しましょう。
    ・状況を正確に伝えるために、トラブルの内容をしっかり確認しておきましょう。(ドライブレコーダーがついていると、役に立ちます)

    ・状況次第では相手が車を降りてきて、文句を言いに来たり、脅されたりするかもしれません。しっかり窓を閉めてドアをロックして警察の到着を待ちましょう。絶対に車から降りて、相手になってはいけません。

    最初に言いましたが、「あおり運転」はれっきとした道路交通法違反の行為です。

    ◇高速道路での違反
    ・3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金、 1万円~2万円の反則金

    ◇一般道路での違反
    ・5万円以下の罰金、 6千円~1万円の反則金

    もしも、「あおり運転」で交通事故が起きて、相手を死傷させてしまった場合、危険運転致死傷罪が適用されて、
    ・負傷事故で最長15年以下の懲役、 死亡事故で最長20年以下の懲役

    が科せられます。

    「あおり運転」には、冷静に対応することを心がけましょう。

  • 2018年2月28日(水) 09時00分 一紀のツーと言えばカー!

    スタッドレスタイヤについて

    今年は例年にない大雪が降るなど、車の運転には厳しい冬となりました。

    雪道を走る時に欠かせないのが、スタッドレスタイヤ

    昔はタイヤに鋲のついた「スパイクタイヤ」を使っていましたが、この鋲によって道路が削られてしまうことで粉じん公害が起きました。

    そこで、この問題に対処するためにタイヤメーカーが開発したのが「スタッドレスタイヤ」なんです。

    スタッドレスタイヤの最大のメリットは、もちろん雪道での安定した走行です。

    車が最も不安定になるカーブや下り坂で、スタッドレスタイヤは最大の効果を発揮します。

    またタイヤチェーンのように、取り付けるのに四苦八苦することもなく、タイヤを履き替えるだけですみます。

    しかし、スタッドレスタイヤも万能ではありません。

    デメリットとして指摘されるのが、

    • タイヤチェーンと比べて、価格が高くなりがち。
    • 交通量の多い場所では「アイスバーン」を作る原因になってしまう。
    • ゴム質が普通のタイヤより柔らかいため、制動距離やコーナリング性能が劣る。
    • パンク修理がしにくく、タイヤショップで直してもらうしかない。
    • 雨の日や路面が濡れた状態の時に、ノーマルタイヤよりスリップしやすい。

    などが挙げられます。

    そしてスタッドレスタイヤにも、当然「寿命」があります。

    タイヤの溝には「プラットホーム」と呼ばれる、タイヤの寿命の目安になる目印があります。

    タイヤを横から見た時に矢印で「プラットホーム」が付いている場所が示されています。

    この「プラットホーム」がタイヤの表面と同じ高さになったら、タイヤが50%摩耗している証なので、タイヤの交換が必要です。

    プラットホームの位置(ブリジストン ブログより)

    またシーズンオフの間は、タイヤをきれいに水洗いした後、水気を拭いて直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

    そして保管するときは、タイヤの空気圧を半分程度にして、平積みにしておきましょう。

    コーナー提供:

  • 2018年2月20日(火) 09時00分 一紀のツーと言えばカー!

    冬場の洗車のお話

    まだまだ寒い日が続きますね。こんな時期に車を洗うのは気が進みませんが、実は冬場にしっかり洗車しておかないと、車に重大なダメージが起こること知ってました?

    雪の降る地方や、道が凍結しやすい場所では、道路に凍結防止剤や融雪剤などが撒かれます。 

    雪道でのスリップを減らすために、これはとても大事なことなんです。

    ところで、こうした凍結防止剤や融雪剤が、どういう成分で出来ているか、ご存じですか?

    実は「塩化カルシウム」というものが入っているんです。

    この「塩化カルシウム」自体は、海水にも含まれているので、人体などには特に大きな害はありません。

    凍結防止剤や融雪剤を撒くと、この塩化カルシウムの効果で、氷が溶けて水になります。

    こうすることで、スリップのリスクを減らすわけです。

    で、それと車の洗車と何の関係があるのか?

    察しのいい人は、もう気づいているかもしれませんが、「塩化カルシウム」つまり塩分が混じっているわけです。

    そんなものが撒かれた道路を、車が何度も走っていると・・・

    そう!車が錆びてくるんです!

    特に、路面に近い場所にあるマフラーなどは、真っ先に錆びてきます。

    しかも、車体の下ですから、ついつい見落としがちです。

    凍結防止剤や融雪剤がまかれている場所を走ったときは、寒いのを我慢して、しっかり愛車を洗っておきましょう!

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  • 2018年2月14日(水) 09時00分 一紀のツーと言えばカー!

    エンジンオイルのお話

    エンジンオイルとは、エンジンの動きをスムーズにするためのオイルです。

    単に部品の動きを潤滑にするだけでなく、冷却や気密、錆の防止といった効果もあるんですよ。

     

    このエンジンオイルは温度によって、粘度(粘り気)が変化します。

    今の時期のように気温度が低くなると、流動性がなくなって、エンジンの動きが悪くなる場合もあります。

    このような状態が続くと、エンジンだけでなく、バッテリーへの負担も大きくなってしまいます。

     

    そこでエンジンオイルを選ぶ時は、冬場の気温も考慮しなければなりません。

    整備工場にオイル交換を任せているのなら、エンジンオイルの選択も問題ありませんが

    都市部に住んでいる方が、冬場に寒冷地に出かけるような場合は、整備工場で、そのことを伝えておいたほうが、より安心できます。

     

    また、車の取扱い説明書にあるオイル粘度も、選択の目安になります。

    オイルの粘度は、「10W-40」といったように表示されています。

    この数値の場合だと、「10W」という、Wの前の数字が低温時の性能を示すもので、数字が小さいほど、寒さに強いエンジンオイルといえます。

    10Wは-20℃、5W-30℃でも粘性を保つことができます。

    寒冷地に出かけるなら、10Wより数字の小さいものを選んでおけば間違いないでしょう。

     

    個人でできる対策は、エンジンオイルの点検です。

    これは、エンジンルームにあるオイルレベルゲージを使って行います。

    (自動車教習所でやり方を習うと思いますが、覚えてない方が多いのでは・・・)

    ボンネットを開けると、オイルレベルゲージを抜き取るためのハンドルが見えますので、エンジンが冷えている状態で、オイルレベルゲージを一旦抜き取り、先端を拭き取ります。

    もう一度差し込み、ゲージ先端の上限ラインと下限ラインの間に液面があれば、量は問題ありません。

    足りない場合は補充、もしくは交換してください。

    しっかりしたメンテナンスで、安全運転を心がけましょう。

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