兵庫県では、「世界津波の日」関連の取り組みとして、11月5日(火)に「南海トラフ地震・日本海沿岸地域地震 津波一斉避難訓練」を実施します。
これは、南海トラフ地震または日本海沿岸地域地震の発生時に、住民の皆さんが地震の揺れや津波から命を守るために実施する訓練です。
今回の訓練では淡路地域、瀬戸内沿岸地域ならびに日本海沿岸地域の18市町にある津波浸水想定区域にお住まいの方、通勤・通学されている方を対象に、避難訓練を行います。
訓練内容は、午前10時に緊急速報メール(エリアメール)および「ひょうご防災ネット」から配信される情報をきっかけに、関係市町と連携を取りながら、特に平日の昼間における、企業・学校・福祉施設などでの具体的な行動を伴った避難訓練を行います。
訓練対象地域にいる方は、次の3つの行動を心がけて訓練に参加してください。
①正確に知ること
まず身の安全を守り、強い揺れや長い揺れが起こった場合、津波発生の危険があるということ、そして津波警報等が発表されなくても、速やかに高台へ避難する必要があることを知っておきましょう。
②実際に動くこと
災害がおこったとき、緊急速報メールやひょうご防災ネット、防災行政無線などから伝わる情報に従い、実際に高台へ避難しましょう。
③自らの安全を伝えること
家族等の安否を確認するため、津波の危険性が残る地域に戻ったり、その場に留まることで、津波に巻き込まれてしまうケースもあります。
災害伝言ダイヤルや、ライン、エックス(旧 ツイッター)などを活用するほか、あらかじめ家族等の安否確認方法を決めておくことが重要です。
訓練地域内では、緊急速報メールに対応している携帯電話をお持ちの方には、マナーモードであっても警報音が鳴り避難を呼びかけるメールが送られます。
周りに、まだ訓練をご存じでない方々がいらっしゃいましたら、是非お知らせください。
街中でも、神戸市出身のプロバスケットボール選手で神戸ストークスの道原紀晃選手が写ったポスターを貼ってご案内しています。
緊急速報メールや防災行政無線での放送を聞いて、避難をイメージするだけでも訓練になります。それぞれの出来る範囲で、訓練に参加してみてください。