地震や水害など、大きな災害が起きた時に、災害現場で活躍する人というとみなさん、どんな職種の方を思いつきますか?
警察・消防・自衛隊。 テレビを見ていると、こうした職種のみなさんが救助活動をしている姿を、よく見かけますよね。
でも、災害の現場では、他にもいろんな職種の人たちが、被災地の救援のために活躍しているんです。
今回は、ほんの一部ですが、ご紹介しましょう。
まず最初は「DMAT(ディーマット)」。正式名称は「災害派遣医療チーム」と言います。
最近は映画やテレビドラマなどでも取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
DMATは、医師、看護師などで構成され、大規模な災害や事故などの現場におおむね48時間以内に活動できる機動性を持った、専門訓練を受けた医療チームです。
阪神淡路大震災の教訓から、平成17年4月に、厚生労働省によって設立されました。
続いては、「TEC-FORCE(テックフォース)」。
こちらは国土交通省が平成20年4月に設立した組織で、大規模災害の発生時に土木や治水の分野で、地方自治体を支援することを目的としています。
排水ポンプ車などの災害対策専用の機械や、被災状況を速やかに確認するためのドローンなどの装備を使って、自治体だけでは対処できない被害に対応します。
最後にご紹介するのは、「EARTH(アース)」です。
これは、被災した学校を教職員が支援する「震災・学校支援チーム」の略で平成12年4月に兵庫県教育員会が設立しました。
「EARTH」は、平成28年の熊本地震や鳥取県中部地震でも、現地で児童や教職員の支援にあたり、その活動は高く評価されました。
他にも、様々な専門家が、災害現場では活躍しています。
ぜひ、皆さんも関心をもってみてください。
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