9月26日の「医療どぉ~ナル!」では、公的保険の役割を縮小・形骸化させようとしている国の方針に同調するようなマスコミ論調について、大阪府保険医協会の宇都宮健弘さんと考えてみました。
番組内容
ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
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9月26日のゲストは、世界を舞台に活躍する料理人・椛島剛さんに、久しぶりにご出演いただきました。

現在、椛島さんはドイツ・フランクフルトに拠点を置き、航空会社の機内食を手がけるシェフとして活動しています。
これまで、イギリス、スイス、アフリカのザンビア、そしてドイツとインドを渡り歩き、日本料理を広めてきた椛島さん。どの国でも日本料理に対する関心は高まっているものの、その理解やイメージには偏りも多く、苦労も絶えなかったそうです。
特にドイツでは、「日本料理=唐揚げやラーメン」といった誤解が根強く、本格的な和食を提供することに大きな壁があったといいます。それでも粘り強く取り組み、蕎麦屋で日本食を広める機会を得て、現地での和食の認知度を高めていったそうですよ。
現在手掛けている仕事は、航空会社から依頼を受け、日本料理のメニューを各国の調理現場に伝えること。レシピをただ再現するのではなく、現地スタッフに調理方法を指導し、日本食を知らない人でも作れるよう工夫しています。
卵焼きや煮物といった日本独自の料理を理解してもらうのは一苦労ですが、その努力の積み重ねで、世界の空に和食を届けています。
しかし最大の課題は食材調達。例えば日本では当たり前の「がんもどき」も、現地では材料が揃わず試行錯誤が必要です。また、出汁文化に馴染みのない国では、昆布や鰹の旨味が理解されず、味の再現に苦労することも。だからこそ「和食は水墨画、西洋料理は油絵」という独自の比喩で、その繊細さを伝え続けています。
世界的に寿司やラーメンは人気を集めていますが、薄味で素材の旨味を活かす本来の和食は「味がない」と受け取られることも多いそうです。それでも、健康志向の高まりやリトルトーキョーと呼ばれるデュッセルドルフの盛り上がりなどを背景に、和食が正しく理解される土壌は少しずつ広がっています。
「和食を世界に正しく伝える」――その使命感を胸に、椛島さんは今日も空を越えて料理と向き合っています。
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9月26日の「いろいろ万華鏡」では、番組ではおなじみとなりました京都府立医科大学の吉田直久さんとお電話をつないで、先日開催された大阪・関西万博の京都パビリオンで行われた、大腸内視鏡検査の実演やAI技術を取り入れた最新医療の展示イベントの様子を紹介しました。
会場では実際の医療機器に触れられる体験コーナーも設けられ、子どもから大人まで、多くの人が来場して「がん検診の重要性」を肌で感じる貴重な機会となりまったそうですよ。
展示の目玉は、AIによる大腸ポリープ診断支援。内視鏡映像を解析し「ここが怪しい」と示してくれる技術に、来場者は大きな関心を寄せました。
吉田さんによると、まだ発展途上のシステムですが、経験の浅い医師を支える力となり、将来AIと人間が協力する新しい医療を実現出来るとのことでした。
紹介しました。
また吉田さんは、日本と比べて大腸がん死亡率の高いチリでの経験を交えながら、検診の有無が生死を分ける現実を強調。
「症状が出てからでは手遅れになることが多い。検診で見つかれば9割以上が治癒できる」と訴えました。
日本では便潜血検査の受診率が約40%と低く、欧米や韓国の水準に比べても遅れているそうです。
大腸がんは今や日本人が最もかかりやすいがんであり、死亡原因でも肺がんに次いで2位。今後15年は増加が続くと予測される中、受診率向上が求められているそうです。
大腸がんは「早期に見つければ治せる病気」。検便から始まるシンプルな一歩が、自分と家族の未来を守る最良の方法ということで、この機会にぜひ、検診について考えてみてはいかがでしょうか。
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本日のメッセージテーマは「小さい秋、みつけた!」です。
ラジオ関西のお隣、煉瓦倉庫街では、桜の葉が色づいてきていました。
まさに「小さい秋」ですね。
みなさんがみつけた「小さい秋」を教えてください!
メール:maido@jocr.jp
番組 Instagramは、こちらです!
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