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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2020年4月6日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(4月3日)

    4月3日のお題は霞・花」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「初花をみそなはるゝ地蔵尊」
    「パンデミック春愁の生誕祭」
    「壱岐島へ玄界灘の潮霞

    妙音新聞からは
    「春休みコロナが終わりますように」(堺市 大津武美さん)
    「歩をとどめ港霞て野に祈る」(柏原市 永味啓子さん)
    「里山の枯草割りて蕗の薹」(橋本市 植山朝子さん)
    「詣で来ぬ花に埋もれし冥應寺」(富山市 國見由利子さん)

    今週は、藤岡玉骨の句をご紹介します
    「狸寝の顔に被せされ花衣」
    「抱え来し展げし茣座の花埃」
    「窓若葉耳成山は香具山は」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「びんの中かすみたなびく春の酒」
    「コロナ禍で花壇の花も寂し気に

    あっきんの句は、
    「春霞注ぐ瞬間良い香り」
    「家飲みで花びら浮かべ浸る夜

    アルミカンの高橋さんの句は、
    「花のよにみんなを虜にしたいもの」

    アルミカンの赤阪さんの句は、
    「困っちゃう可憐な花の様と言われ過ぎ」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「自粛して空から望む花見かな」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「春まきは開花楽しみ癒す時」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「花すみれ目潤すやハイキング」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「涙ぐみ花束もらうご両親」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「葉とともに花が香るよ山ざくら」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「空と月八重紅しだれ不二桜」(守口市 守口のタヌキさん)
    「花が咲く新生活に期待寄せ」(神戸市北区 たけしさん)
    「名は知らぬあぜ道に咲く花一輪」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「花筏沈みて浮かぶそよそよと」(茨木市 蒼龍さん)
    「新コロナ自粛でかすむさくら花」(川西市 心はいつも青春さん)
    「秘めた恋花のサイコロ転げだす(加東市 姫路セントラルぱくっ~さん)
    「花便り東へ西へ訪ね行く」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「草花はいやしてくれるありがとう」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「霞立つ透かして見える待ち人か」(茨木市 蒼龍さん)
    「振り返る霞む里山身は不調」(交野市 星のブランコさん)
    「春霞大型船も見え隠れ」(淡路市 お散歩おじさん)
    「赤坂の前では沙織かすみかな」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「城霞み露店も並び人まばら」(姫路市 みよこさん)
    「瀬戸の海万葉岬春霞」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「電車から見えた淡路の島霞む」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ああかなし祖母の写真も霞けり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「夕霞からす山へと二羽三羽」(池田市 うさこさん)
    「花々に霞むこころ癒されて」(川西市 心はいつも青春さん)
    「始発バス曖昧に出て霞みけり」(丹波篠山市 まさ・ホームズさん)
    「車窓より見ゆる山すそ春霞」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「蛤に託す想いや夫婦仲」(茨木市 蒼龍さん)
    「けんさんが教えてくれたこと笑うこと」(三田市 ひろちゃんさん)
    「スマホ見るOLチラ見の桜かな」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「ウイルスに三泣車で荷を運ぶ」(守口市 守口のタヌキさん)
    「蓮華草行き交う人に笑顔見せ」(淡路市 お散歩おじさん)
    「もう嫌だ家で遊ぶの飽きてきた」(草津市 滋賀のまー君)

    アルミカンの高橋さんが選んだ句は、
    「花は散るクレオパトラも さおりんも」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「春の朝シール集めてパン食べて」(守口市 しんきいってんさん)
    「天空の天守かすみでかくれんぼ」(赤穂市 風ちゃんさん)

    アルミカンの赤阪さんが選んだ句は、
    「コロナ絶つ花に変身 喜劇王」(三田市キロマルさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「黄砂にて春一番に霞む町」(神戸市北区 たけしさん)
    「朝霞汽笛聞こえる駅ホーム」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「雪舟画霞の海の天橋立」(守口市 守口のタヌキさん)
    「霞立ち明石大橋消失す」(三田市 キロマルさん)
    「裾野より見上げし山よ花の雲」(池田市 うさこさん)
    「いつになる百科繚乱待ちわびて」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「花疲れコロナウイルス忍び寄る」(三田市 インコ・ママさん)
    「老母乗せ車ゆっくり花の中(交野市 星のブランコさん)
    「幸せを頂いて知る花言葉」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「花の下濠行く和舟客ひとり」(姫路市 みよこさん)
    「桜咲く無観客でも桜咲く」(守口市 しんきいってんさん)
    「生誕祭花満開の御廟かな」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「春雨に笑いの天才一人減り」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「校門の開かれし日を待つ桜」(池田市 うさこさん)
    「身の上を語り草餅みっつ目に」(交野市 星のブランコさん)

    今週の特選句は、
    「霞立ち人類の岐路混沌と」(守口市 しんきいってんさん)
    「人まばら吉野の桜独り占め(大阪市生野区 オムライスさん)

    です。

    次回のお題はうららか・牡丹雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年3月30日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月27日)

    3月27日のお題は春の水」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「蹲に柄杓あずけて春の水」
    「蹲に春水自在目白かな」
    「春立つ日父母を偲びぬともしらが

    妙音新聞からは
    「春の水湖面まばゆし旅の中」(富山市 國見由利子さん)
    「郷の紺屋なくてはならぬ春の水」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「長き廊下に二つのバケツ春の水」(練馬区 北星関子さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「春の水所〱に見ゆるかな」
    「一の州へ都の客と馬刀とりに」
    「苗代や隠居へ行って手をつかへ」
    「樹の奥に朧も音して花や咲く」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「清らかにコロナ流せよ春の水」
    「名店の春の馳走も人まばら

    あっきんの句は、
    「春の水蛇口をひねるあたたかさ」
    「春休み若者集うアメ村に

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「きらきらと光きらめき春の水」(池田市 うさこさん)
    「春の水雪が解けて美味しいな」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「点呼する水面に映る菜の花を」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「水ぬるみ山笑えども春いずこ」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「踏んだあと澱むことなく春の水」(交野市星のブランコさん)
    「春の水みず音高く野に響き」(淡路市 お散歩おじさん)
    「春の水流してほしいコロナ菌」(垂水区 木星さん)
    「鏡湖池の「逆さ金閣」衣ごろも」(守口市 守口のタヌキさん)
    「春の水ね雪はとけず嫁姑」(大阪市西区 ちひろさん)
    「水温む群がる小鮒春の水」(垂水区 ますきさん)
    「春の水めだかをとったあのよき日(東住吉区ラビットさん)
    「春の水名水美味さぐっとます」(赤穗市 風ちゃんさん)
    「春の水石ころポトン深さ知る」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「春の根をするりと避けて春の水」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「春の水ぬるんで嬉し高齢者」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「春の雨太鼓を跳ねるマーチかな」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「春の水ハミングしつつ流れ行く」(姫路市 姫路の夢太朗さん)
    「春の水プールで泳ぐ我一人」(垂水区 ちょい丸親父さん)
    「春の水ゴシゴシ洗う洗面所」(東大阪市 シティーボーイさん)
    「春の水めだかの学校はじまりぬ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「春の水花びらのせてラルラリラ」(尼崎市 すずさん)
    「岩肌をしっとり濡らす春の水」(垂水区 垂水の玄さん)
    「オリンピック コロナのおかげで延期した」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「鳥雲に急かされ有料駐車場」(交野市 お散歩おじさん)
    「いにしえに御室桜と五重塔」(守口市 守口のタヌキさん)
    「ウイルスで熱気が消えた無観客」(神戸市北区 たけしさん)
    「春つげるこんな時でも桜咲く」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「休校の子供が騒ぐ昼下がり」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「不安だが桜はちゃんと春つげる」(豊岡市 あきひめさん)
    「コロナ来てマスクが目立つ観光地」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「春水の豪快に落つ黒部ダム」(三田市 キロマルさん)
    「春の水花見の会もお流れに」(兵庫区 ラジオ派さん)
    「溝川で長靴洗う春の水」(姫路市 みよこさん)
    「春の水さも眠たげな亀の池」(住吉区 伝書鳩さん)
    「遠き山湧き出ずるかな春の水」(茨木市 蒼龍さん)
    「やわらかに こぼれる笑顔春の水」(川西市 心はいつも青春さん)
    「茶柱が立ちて縁側桜見ゆ」(池田市 うさこさん)
    「都市封鎖春の序曲か新コロナ(三田市 キロマルさん)
    「焼き立ての春椎茸や酒の友」(垂水区 ますきさん)
    「春場所や閑かに競う千秋楽」(姫路市 みよこさん)
    「満開の桜公演無観客」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「故郷は桜の前のコブシ咲く」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「真っすぐの煙り伸びてく彼岸かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「アネモネに声をかけつつ日向水」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    今週の特選句は、
    「雪解けの命育む春の水」(神戸市北区 たけしさん)
    「新学期教室準備ととのいて(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    です。

    次回のお題は霞・花雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年3月23日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月20日)

    3月20日のお題はおぼろ・椿」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「おぼろ夜の古代もかくや畝傍山」
    「昨夜の雪のこして遠山おぼろかな」
    「椿切る蕾を好む茶席ゆえ

    妙音新聞からは
    「白椿あなたを胸に十年間」(堺市 大津武美さん)
    「灯潤む通天閣の街朧」(柏原市 永味啓子さん)
    「記憶より遠い道のり朧の夜」(八尾市 向垣朝加さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「庭前に白く咲きたるつばき哉」
    「水入れて鉢に受けたる椿かな」
    「おぼろ〱ともしび見るや淀の橋」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「黄砂よりコロナで霞む朧月」
    「椿守り伊豆で浪花の心意気

    あっきんの句は、
    「朧月照らす私を守ってる」
    「師に尋ね加茂本阿弥と学びけり

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「椿まだ春が先行やって来た」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「庭椿メジロウグイス モズも来て」(淡路市 お散歩おじさん)
    「庭先の椿を見れば凛とする」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「墓参り母に懺悔の山椿」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「雪溶けの春告げる花 雪椿」(神戸市北区 たけしさん)
    「艶髪に花かんざしの八重椿」(守口市 守口のタヌキさん)
    「白椿一暖ごとに花ひらく」(泉南市 おちょなさん)
    「流行歌アンコ椿はセピア色」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「何時までも我に寄り添う おぼろ月」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「燈火が祠に残る朝朧」(姫路市 みよこさん)
    「酔ひし夜 足もそぞろの朧月」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「春の兆し風ぬるみたり おぼろ月」(池田市 うさこさん)
    「黄昏の岸よりおぼろ おぼろかな」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「おぼろ月この前いつか?うろ覚え」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「月おぼろ友を想ってより霞む」(交野市 星のブランコさん)
    「帰り道 私を守る おぼろ月」(淡路市 お散歩おじさん)
    「プロポーズ今はおぼろも幾星霜」(箕面市 箕面のとしジィ)
    「おぼろ夜や暫く見上げた帰り道」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「おぼろかな次次作る新製品」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「仕事終え朧月夜の帰り道」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「艶やかに夜桜照らす おぼろ月」(神戸市北区 たけしさん)
    「菜の花に たくしてみよう おぼろ月夜」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「朧月 月光仮面は何処へ行く」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「明日香路や おぼろ月夜に なりにけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「校庭の さくら子どもを待っている」(池田市 うさこさん)
    「人はみな明日を信じて初桜」(交野市 星のブランコさん)
    「キョを忘る鴬もをりホーホッケ」(三田市 キロマルさん)
    「壇上で怒鳴る部長落ちたぼたん」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「イカナゴのくぎ煮食べたし漁獲ゼロ」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「対岸へ飛び石渡る春の川」(守口市 守口のタヌキさん)
    「コロナ禍やスペイン広場も閑古鳥」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)

    寺谷さんが選んだ句は、
    「巣ごもりやラジオ相手の春の変」(淡路市 お散歩おじさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「酔ひし夜 足もそぞろの朧月」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「うんざりだコロナの終息祈ってる」(草津市 滋賀のまー君さん)

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「帰り道 私を守る おぼろ月」(淡路市 お散歩おじさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「落ち椿 淀みに一つ誰が流し」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「椿落つ もののふ在りし潔し」(茨木市 蒼龍さん)
    「やぶ椿 茶事再会を待ちにけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「たたづむは朧にうつる たれかある」(茨木市 蒼龍さん)
    「乗り越えて出づる駅舎や朧月」(三田市 キロマルさん)
    「朧月 窓から眼を出す盧遮那仏」(守口市 守口のタヌキさん)
    「同窓会 病気自慢で盛り上がる」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「夕闇に によいただよう沈丁垣」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、
    「坂多き町にこぼれて寒椿」(交野市 星のブランコさん)
    「椿油で揚げた天婦羅 獺祭で」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「感染の経路おぼろなコロナかな」(川西市 心はいつも青春さん)
    「コロナでも始まりますよ新年度」(三田市 ひろちゃんさん)

    です。

    次回のお題は春の水雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年3月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月13日)

    3月13日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「お結納飾られていて桃の花」
    「お稲荷も在し神宮の道桃の雨」
    「菖蒲の芽神宮の鴨遊ばせて

    妙音新聞からは
    「妙意寺へと桃の山越え参拝す」(日高郡 伊藤秀一さん)
    「うえしたに背中合わせに源平桃」(吹田市 土山能孝さん)
    「春告げる僧の松明二月堂」(奈良市 辰巳ミツ子さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「桃の木へ雀はき出す鬼かはら」
    「春の日や庭に雀の砂あびて」
    「人に逃げ人になるゝや雀の子」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「桃の花 人もまばらな天守閣」
    「センバツの夢砕きたるコロナかな

    あっきんの句は、
    「白桃の水をはじきて美味しそう」
    「春嵐コロナショックの恐ろしさ

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「和歌山や梅園帰り ももを買う」(福島区 恋するサボテンちゃん)
    「桃か赤 還暦の年ファションに」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「多様性 求めるデモに桃一輪」(交野市 星のブランコさん)
    「桃の花 冷たい雨も良く似合い」(淡路市 お散歩おじさん)
    「あばら屋に咲いた桃の木 陽を浴びる」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「桃の花 生唾飲んで実を想い」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「関白の桃も手中に大阪城」(三田市 キロマルさん)
    「桃咲いて煌めく川面 鳥の鳴く」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「飲んべえは桃の木見つけ車座に」(平野区 気楽な隠居さん)
    「梅が咲き桃が咲きては母が散る」(茨木市 蒼龍さん)
    「古寺の庭木彩る桃の花」(垂水区 ますきさん)
    「野良仕事 蹲う背なか桃の花」(姫路市 みよこさん)
    「卒園で桃色跳ねた二年間」(垂水区 ちょい丸親父さん)
    「桃三年手塩に育て甘い実を」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「美しい よしかわあきと桃の花」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「せめてもの慰め桃の花飾る」(池田市 うさこちゃん)
    「桃の花お猪口に映し手酌酒」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「ももくろて どんな色やと祖父が聞く」(大阪市住之江区 どんまい・どんまいさん)
    「竹の子が意気揚々の おばんざい」(守口市 守口のタヌキさん)
    「風光る丘となるだろ君となら」(交野市 星のブランコさん)
    「取りあえずスマホに残す今の人」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「今月は仕事しないでプー太郎」(滋賀県 滋賀のまー君さん)
    「三春の楽しみ奪ふコロナかな」(三田市 キロマルさん)
    「イベントが中止になりて寒い春」(茨木市 蒼龍さん)
    「気がはれぬ こんな時でも桜咲く」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「若鮎や川面波立つ生き生きと」(垂水区 ますきさん)
    「アネモネの茎がゆっくり背伸びする」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「春光に古城のシャチホコにっこりす」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「追悼のこころ届けて春息吹く」(川西市 こころはいつも青春さん)
    「お水取り終わりて光春めいて」(池田市 うさこさ)
    「奈良公園鹿托鉢の春となり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「歓声を見送る春の甲子園」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)

    コメンテーターの大田さんが選んだ句は、
    「梅が咲き桃が先かな桜かな?」(滋賀県 滋賀のまー君さん)
    「ウイルスに負けじとウグイス春告げる」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)

    ゲストの川原さんが選んだ句は、
    「青空に ぴったり似合う桃の花」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「ラジコ聴き霞む野山も春化粧」(淡路市 お散歩おじさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「桃花咲く仙郷くだる櫂の舟」(守口市 守口のタヌキさん)
    「桃の花 実はいつ成るの?と孫が聞き」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「悲しさを今こそ癒して桃の花」(尼崎市 コウチャンパパさん)
    「桃源郷 夢壊されたクルーズ船」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「生け直す ごとに散る散る桃の花」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ひなめぐり庭先かざる桃の花」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「春来ても自粛の中 咲く桜」(三田市 ひろちゃんさん)
    「とうとうと春田に注ぐ里の水」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅の花マスク外した高齢者」(平野区 気楽な隠居さん)
    「雛さまにマスクあげてよ孫せがむ」(姫路市 みよこさん)
    「こぶしかな もくれんなのか よくにてる」(東住吉区 ラビットさん)

    今週の特選句は、
    選ばれた方全員が特選句

    です。

    次回のお題はおぼろ・椿雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年3月9日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月6日)

    3月6日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「二月早や雛菓子買ふてをくにことに」
    「雛まつり人の消息きくことも」
    「雛知るや地球の病癒える日を

    妙音新聞からは
    「床の端の立ち雛我と共に嫁し」(橋本市 植山朝子さん)
    「祖より継ぐ雛に来し方見え隠れ」(枚方市 上西晴子さん)
    「雛の膳色鮮やかに小さき箸」(堺市 河内紀雄さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「節句明けてまなぐり煮出す障子かな」
    「こゝろぶとや都の雛に夫婦づれ」
    「膝合わす雛の背中をはじめかな」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「繁華街人もまばらな雛の宴」
    「コロナ禍でマスク姿の朗読会

    あっきんの句は、
    「年重ね雛人形も いい味に」
    「春の雨 心斎橋が閑散と

    アルミカン高橋さんの句は、
    「雛祭り私の雄雛 募集中」

    アルミカン赤阪さんの句は、
    「飛躍する今はまだまだ雛女優」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「桃の花咲いて花やぐおひな様」(神戸市北区 たけしさん)
    「御世移り新内裏様 晴れやかに」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「雛壇に そっとマスクも飾る係」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「雛祭り独り静かな酒の宴」(淡路市 お散歩おじさん)
    「何となく刻々減るや雛あられ」(三田市 キロマルさん)
    「孫かざる関東雛でにっこりと」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「雛祭り甘酒飲んで酔っぱらう」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「雛飾り還暦婆も若返り」(池田市 うさこさん)
    「ガス灯に染まるお茶屋と雛飾り」(守口市 守口のタヌキさん)
    「嫁さんと左右もめだす雛の位置」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「ひな祭り女の子だけの祝い事」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「上京の娘に写メール飾り雛」(守口市 しんきいってんさん)
    「おひな様しまい忘れて独女」(神戸市西区 ソラさん)
    「ひな祭り感染させずマスク顔」(川西市 心はいつも青春さん)
    「雛見つめ嫁こたつで石となる」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「雛祭一人欠けたる官女かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「探せども数が足りない雛人形」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「雛人形さっさと仕舞うお父さん」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「雛あられチョコが多い少ないと」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ひな飾り途絶えた会話娘が浮かぶ」(京都市 はつえさん)
    「流し雛コロナウイルス流しされ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「初孫にやさしいお顔ひな送る」(豊岡市 あきひめさん)
    「雛調度小さき指で孫並べ」(姫路市 みよこさん)
    「里帰り孫達揃うひな祭り」(垂水区 ますきさん)
    「ウイルスにつぶされないで3学期」(神戸市北区 たけしさん)
    「春場所もオープン戦も無観客」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「寒ブリに夜遅くまで酒進む」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「メジロ鳴き小枝も揺れる隠れん坊」(淡路市 お散歩おじさん)
    「羽ばたかんドローンのように春の丘」(交野市 星のブランコさん)
    「何処にある紙を探して店巡り」(三田市 ひろちゃんさん)
    「春にがし新芽積み積み味わいし」(茨木市 蒼龍さん)
    「三月の風せめぎ合う北南」(池田市 うさこさん)
    「春なのに今はガマンの時という」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「無き父母の出会いにさずかり今日を見る」(京都市 はつえさん)
    「川土手の草木芽ぶくや春の風」(垂水区 ますきさん)

    寺谷さんが選んだ句は、
    「悲しげな雛溢れてるメルカリに」(加東市 姫路セントラルぱくっ~さん)
    「啓蟄や出るに出られぬウイルス下」(三田市 キロマルさん)

    あっきんが選んだ句は、
    「四世代今年も女子会ひな祭り」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「春寒やくしゃみひとつで大注目」(守口市 しんきいってんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「ひしもちを ひとりほうばる ひとりっこ」(芦屋市 ちっちゃんさん)
    「時を越えじっと見つめる雛人形」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「障子あけ覗けば女雛 頬染める」(交野市 星のブランコさん)
    「雛祭り空荒れぎみに雪が舞ふ」(多可郡 北はりまのムーミン・ジィーさん)
    「石畳 燃ゆ東山 花灯路」(守口市 守口のタヌキさん)
    「師卆寿祝う須磨琴春の夜い」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、
    「おひなさん それよりすてきなアルミカン」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「ひな祭りマスクしながら笛太鼓」(神戸市垂水区 チョイマル親父さん)
    「留守番の猫まどろみしひなの前」(小野市 巨峰さん)
    「無観客平和について考える」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    です。

    次回のお題は雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。