CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2020年5月11日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(5月8日)

    5月8日のお題は菖蒲」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「蓮池に菖蒲の芽だちととのひし」
    「しばらくは風に菖蒲の濃紫」
    「客人をいざなふ欄干菖蒲池」 

    妙音新聞からは
    「山寺の池の菖蒲が邪気払ふ」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「母似の姉所作ゆるやかに白あやめ」(練馬区 北星関子さん)
    「院庭の池あざやかに菖蒲咲く」(御所市 田岡眞知子さん)
    「霊水の絶えぬ山寺蛇苺」(和歌山市 木下榮子さん)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「花びらをたたみて菖蒲風に耐え

    「石菖に水ほとばしる蚊火の宿」
    「下闇やかくも楓のこぼれ生へ」

    「相聞の歌も古りたる扇かな」
    「学問の窓の葵の日数かな」 

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「デパ地下も検温、マスクの立夏かな」
    「菖蒲咲く緑地の池も人まばら

    あっきんの句は、
    「菖蒲湯でこんな時こそ癒されて」
    「繁華街マスク並ぶ立夏かな」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「作品が勝負勝負と菖蒲展」(交野市 星のブランコさん)
    「菖蒲湯に入りコロナを払いのけ」(赤穂市 風ちゃんさん) 
    「菖蒲湯に浸かりてコロナ吹き飛ばす」(守口市 しんきいってんさん)
    「過疎地の地蔵の笑顔 菖蒲園」(堺市 のりおさん)
    「二寧坂 逢魔が時の軒菖蒲」(守口市 守口のタヌキさん)
    「菖蒲湯に歓声挙げた少年期(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「邪気払い子供に託す菖蒲あり」(茨木市 蒼龍さん)
    「邪気祓い願を込めし菖蒲の湯」(池田市 うさこさん) 
    「菖蒲湯から子供らの笑い声」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「疫病退散 菖蒲湯にどっと入る」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「菖蒲湯を息子は知らず時代かな」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「菖蒲湯の利くか利かぬか抗コロナ(三田市 インコ・ママさん)
    「しょうぶした しんぎの会のしぜん体」(加古川市 ゲゲさん)
    「初めての菖蒲手に持ちはいチーズ」(赤穂市 やわらちゃんさん)
    「休耕田 主なしとてしょうぶ咲く」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「しょうぶでホット安全癒される」(大阪市淀川区 嫌われ池さん)

    「観光地泣くに鳴けない閑古鳥」(箕面市 箕面のとしジィさん) 
    「竹林をそよ吹く風と我ひとり」(守口市 守口のタヌキさん)
    「立夏でもコロナ居座り先見えず」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「薫風を気合いを入れて深呼吸」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「母の日にサーキュレーターお願いす(赤穂市 アンちゃんさん)
    「終息がまだまだ長引くコロナ渦」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「真夏日にマスク辛いけど外せない」(川西市 心はいつも青春さん) 
    「自粛してさみしくなるよバースデー」(三田市 ひろちゃんさん)
    「フラワームーン コロナ終息祈りけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん
    ) 

    コメンテーターの大田さんが選んだ句は、
    「しょうぶ園きれいに咲いても見に行けない」(高槻市 とよこさん)
    「山吹の黄色満開 幼稚園」(神戸市垂水区 ますきさん) 

    大森先生が選んだ句は、
    「菖蒲湯で邪気をはらわん勝負時」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「菖蒲園 寺が賑わう吟行会」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「自粛下で人影もなし菖蒲園」(神戸市垂水区 垂水の玄さん) 
    「菖蒲湯で孫抱き入る朝の風呂」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「店先や鉢の菖蒲に足を止め」(姫路市 みよこさん)
    「揃えたよ菖蒲にチマキ紙兜」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「菖蒲湯でしばし忘れる新コロナ(川西市 心はいつも青春さん)
    「菖蒲園 茅葺屋根と水の音」(淡路市 お散歩おじさん)
    「菖蒲湯で夏の体に切り替える」(姫路市 姫路の夢太郎さん) 

    「新緑の山際立たせ雲の影」(交野市 星のブランコさん)
    「燕飛ぶ低く高くと雨を告げ」(茨木市 蒼龍さん)
    「カーネーション持っていけない自粛中」(豊岡市 あきひめさん)
    「川挟みゆったり泳ぐ鯉のぼり」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「目にはいる物みな優し新樹光」(三田市 キロマルさん)
    「竹垣に覗く卯の花臙脂色」(姫路市 みよこさん)
    「まばゆき陽立夏来りて風香る」(池田市 うさこさん)
    「街光る白き躑躅の溢れをり」(三田市 インコ・ママさん)
    「五月雨や傘も疎らな交差点」(淡路市 お散歩おじさん) 

    今週の特選句は、

    「仕舞湯にしばし菖蒲を労ひぬ」(三田市 キロマルさん)
    「母メール カーネーションより中トロね♡」(守口市 しんきいってんさん) 

    でした。

    次回のお題は若葉」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年5月4日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(5月1日)

    5月1日のお題は粽(ちまき)」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「初産の嫡男にして初節句」
    「粽巻く大姑に手習ふて」
    「カナダへの土産に加ふる鯉のぼり 
    「菖蒲湯のみどりの色は失はず」

    妙音新聞からは
    「枝光る菓匠おりなす笹粽」(枚方市 上西晴子さん)
    「吉野路の土産懐かし粽かな」(奈良市 廣瀬洋子さん)
    「健やかな彼の地の孫に武具飾る」(吹田市 土山能孝さん)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「厨水ちまきのものを浮かべたる

    「帰れなんいざふる里は麦の秋」
    「わんぱくに頭たたかせ麦笛を」

    「匙なめて子のはったいのはかどらず」
    「捲きのこす左右の簾の綾涼し」 

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「デパ地下の菓子屋休業 粽なし」
    「自粛下で一人気を吐く鯉のぼり

    あっきんの句は、
    「あの味を早く食べたい粽かな」
    「カップ酒 酔いしびれるな春の宵」

    アルミカンの赤阪さんの句は、
    「決められぬ ちまきかかしわか 決められぬ」

    アルミカンの高橋さんの句は、
    「粽買う余裕もないよ この5月」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「笹粽 黄な粉塗れの香り良さ」(淡路市 お散歩おじさん)
    「ちまき持ちアイスと間違え舐める孫」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「粽には防御服かな笹衣」(交野市 星のブランコさん) 
    「ちまき食べ小さい頃の孫思う」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「鯉のぼり粽差し出し孫の笑み」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「郷の家 粽食べ食べ孫祝う」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「在宅で ちまき頬張り宿題なし(守口市 しんきいってんさん)
    「ちまきかな脱ぐとすごいよ さおりんは」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「鯉のぼり大口開けて粽くれ」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「粽さえ有れば我が子に笑顔あり」(茨木市 蒼龍さん) 
    「片隅にチマキ並べた道の駅」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「懐かしむ都大路へ投げ粽」(三田市 キロマルさん)
    「デパ地下でチマキを見つけ懐かしく」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「粽食べ柏餅までフルコース」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「ちまきの日強く育って男の子」(神戸市北区 たけしさん) 

    「待ちわびる街に燕の颯爽と」(三田市 インコ・ママさん)
    「巣籠もりの孫太り過ぎコロコロな~」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「岩窟の祠に注ぐ青葉の音」(芦屋市 みち草いちごさん)
    「涼風のマスクの下は素顔か」(守口市 しんきいってんさん)
    「巫女見習い躑躅の下を静かに掃き」(姫路市 みよこさん)
    「祗園祭コロナに屈し鉾出せず」(赤穂市 風ちゃんさん) 
    「薫風に心のマスク外れおり」(三田市 キロマルさん)
    「しゃくやくは花の王まであと一歩」(大阪市東住吉区 ラビットさん) 
    「鯉のぼりコロナに負けず空高く」(神戸市北区 たけしさん) 

    大森先生が選んだ句は、
    「粽解き心ときめく園児たち」(三田市 インコ・ママさん)
    「荷を開ける義母の手作り笹ちまき」(池田市 うさこさん)
    「鍾馗絵に粽供えて親子座す」(丹波篠山市 まさ・あっこさん) 
    「戯れに巻いたちまきは歪なり」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「お節句の金太郎さんもマスクして」(豊岡市 あきひめさん)
    「初孫よ元気に育てとチマキ巻く」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「安泰に幼子あそぶ粽馬(守口市 守口のタヌキさん)
    「孫せがむ今年もちまき腕ふるう」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「車窓から ちまきの文字を見つけたり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「五月晴れビール片手や部屋の中」(淡路市 お散歩おじさん) 
    「薫風を受けてゆったり鯉のぼり」(池田市 うさこさん)
    「老木も緑しなやか柿若葉」(交野市 星のブランコさん)
    「芝桜丘に満開 花座敷」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「コロナ去り夏の陽射しが飛び込んだ」(茨木市 蒼龍さん)
    「批判浴びやっと閉まったパチンコ屋」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「鮎のぼる賀茂の堤と東山」(守口市 守口のタヌキさん)
    「よしの園今年は聞けず茶つみ歌」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    今週の特選句は、選ばれた方全員が特選句 とさせていただきました。

    次回のお題は菖蒲(しょうぶ)」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年4月27日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(4月24日)

    4月24日のお題は「山葵・行春」「雑詠」でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「春愁や大会中止もコロナの渦」
    「世界初のパンデミックのまま遅日」
    「五条の奥のけわしき沢の山葵とや
    「山葵漬花も蕾も瓶の中」

    妙音新聞からは
    「廃校に残る花壇や雨蛙」(志摩市 仲谷陽子さん)
    「後ろ毛の眩しき少女春の風」(四日市市 北山紀美さん)
    「一日の茶摘みに焼けし祖母の顔」(御所市 田岡眞知子さん)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「山葵咲く辺に杉苗の荷をどさと

    「山葵咲く落花にまぎれまぎれつつ」
    「のぼり窯見て裏山に春惜しむ」

    「池遅日水輪重なりては消ゆる」 

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「ワサビ巻きなじみの鮨も休業中」
    「コロナ禍で行く春惜しむ散歩かな

    あっきんの句は、
    「静岡で早く食べたい山葵丼」
    「行春を感じさせないコロナかな」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。

    「山葵田の緑生き生き清き水」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「川沿いにワサビが見えて深呼吸」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「ワサビ見てニオイをかいだ伊豆の旅」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「一匹と山葵をゲット岩魚釣り」(交野市 星のブランコさん)
    「山葵漬け必ず買うた新幹線」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「山葵食い鼻のコロナを追い出すか」(茨木市 蒼龍さん)
    「罰ゲーム巻きずし中身わさびのみ」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「付け過ぎたわさび理由にもう一献」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「下層から出てきたわさび鼻につく」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「回転ずし孫にいたずらわさび入れ」(川西市 心はいつも青春さん)
    「御あいそに山葵利きたり銀座鮨」(三田市 キロマルさん)
    「きらきらと山葵育む清き水」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「いい歳してサビ抜き言えぬ回転寿司」(群馬県太田市 夜明けの刑事さん)

    「行春や奥山湖畔歓喜あり」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「行く春やコロナ恨めし花盛り」(池田市 うさこさん)
    「行く春にコロナのバトン繋ぐ夏」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「行く春や惜しむ人々立ち止まり」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「行く春に散歩の足も重たそう」(茨木市 蒼龍さん)
    「行く春にお願いコロナ連れてって」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「行く春や野鳥の声のなめらかに」(三田市 インコ・ママさん)
    「行く春や巣作りまさに急ピッチ」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「ゆく春に夏を知らせる花水木」(大阪市東住吉区 さちこさん)
    「行く春や子らチューリップみれぬまま」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん) 

    「花見なくコロナ人なし行楽地」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「梵鐘に満天星揺らゆらと」(守口市 守口のタヌキさん)
    「出無精の気持ちが分かるコロナかな」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「この時節ネットで済ます食事会」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「菌有らば弾けぬようにシャボン玉」(交野市 星のブランコさん)
    「菜の花の香りいっぱい肺に詰め」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「閉じ籠り春は見えねど嗅いでみる」(茨木市 蒼龍さん)
    「コロナでの自粛食べ過ぎコロコロに(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「年きいてひとつ若いと勝った気に」(京都市 スズエさん)
    「ゆく春を黄昏どきの影法師」(守口市 守口のタヌキさん)
    「散歩道白く染まって春が去る」(大阪市生野区 オムライスさん)
    「スーパーの買い物不急悩む春」(丹波篠山市 まさ・あつこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「人気ない街に今年も燕来る」(池田市 うさこさん)
    「乳母車赤子の髪に櫻散る」(姫路市 みよこさん)
    「事故渋滞迂回の山道八重満開」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「サメ皮の山葵卸しとおばんざい」(守口市 守口のタヌキさん)
    「沢水を集めて山葵清らかに」(丹波篠山市 まさ・あつこさん)
    「水光る淫流に見ゆ花山葵」(池田市 うさこさん)
    「つんと来る山葵にかくす恋やぶれ」(姫路市 みよこさん)
    「わさび漬け田舎の祖母の味秘伝(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「石積のわさび田落ちる水清し」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「山葵田やアルプス群の嶺白し」(三田市 インコ・ママさん)
    「母植えし今年も育つわさびかな」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「行く春やくぎ煮の匂い何処も無く」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「ゆく春や犬に吠えたてられるよに」(交野市 星のブランコさん)
    「行く春やあきない一件城の街」(姫路市 みよこさん)
    「行く春に自粛要請全国に」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「行く春やトップ譲らぬコロナ記事」(三田市 キロマルさん)
    「行く春やラジオ体操さぁ始め」(淡路市 お散歩おじさん)
    「行く春や流すべきもの多くして」(神戸市垂水区 木星さん)

    今週の特選句は、選ばれた方全員が特選句 とさせていただきました。

    次回のお題は(ちまき)」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年4月20日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(4月17日)

    4月17日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「遠州の庭の古刹や藤白し」
    「松坂の大藤棚より宣長居」
    「花吹雪パンデミックはまだつづく

    妙音新聞からは
    「陸へ路ととのひて青き踏む」(淡路市 音田滋美さん)
    「球児らの声消し去りぬ春の風」(柏原市 永味啓子さん)
    「菜の花や雨も曇りも明るうす」(八尾市 向垣朝加)

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「谿かけて木の間の藤の大ながれ

    「大藤の幹に腰掛け藤仰ぐ」
    「あとじさりあとじさりして藤仰ぐ」

    「種浸しありあふ桶に摺鉢に」 

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「山藤の咲きたる里も緊急時」
    「ノボリフジ校舎の花壇に子らは無く

    あっきんの句は、
    「シャカシャカと藤の主菓子一服を」
    「春が来た酒の消毒認められ

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「藤棚へ孫の手を引きリフレシュ」(赤穂市 アンちゃん)
    「藤棚で思わすようなぶどう園」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「藤棚で藤がごはんのおままごと」(豊岡市 あきひめさん)
    「藤棚の毛虫も可愛いコロナより」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「藤の花高貴なすがた時越えて」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「藤の花コロナに負けず咲き乱れ」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「藤の花立って座って寝て眺め」(淡路市 お散歩おじさん)
    「藤の花蜂は寄り付き人まばら(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「藤棚を見上げて遠くとび一羽」(茨木市 蒼龍さん)
    「寂しげな女性が似合うフジの花」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「藤の花日向で寛ぐ老夫婦」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「千年藤写真と共に訪れし」(西宮市 みえこさん)
    「藤だなにいこいて見上げる空青く」(大阪市西区 ちひろさん)
    「藤棚を仰いで詰めの王手さす」(守口市 守口のタヌキさん)
    「藤棚に子らの笑い声ボール飛ぶ」(川西市 心はいつも青春さん)
    「山藤や誰の枝借りて匂い立つ」(篠山市 まさ・あっこさん)
    「藤浪お座敷楽しむ若旦那」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「痛い腰伸ばして撮ったフジの花」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「ぐうぜんに山でみかけた藤の花」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「旬過ぎて名残の藤を撮っている」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「舞子はん藤かんざしにあこがれて」(大阪市住之江区 どんまい・どんまいさん)

    「山頂でみんな童にシャボン玉」(交野市 星のブランコさん)
    「感染に忖度はなし春惜しむ」(三田市 インコ・ママさん)
    「廃校に今年も桜咲き誇る」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「ごくろうさん散りぎわ悲しチュウリップ」(豊岡市 あきひめさん)
    「三密になってる場所は議会場」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「若葉萌えステイホームはもう疲れ」(淡路市 お散歩おじさん)
    「花寂し祭事虫食む新コロナ」(三田市 キロマルさん)
    「苦いねえ春のお野菜子が問うの」(茨木市 蒼龍さん)
    「起きてから寝るまで辛い冬ごもり」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「鉢の中三色すみれ咲き競う」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「雨に耐え櫻しずかに人を待つ」(姫路市 みよこさん)
    「花筏お堀一面絨毯に」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「騒ぐ人無くて今年は散る桜」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「筍が青空市に並んでる」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

     

    コメンテーターの小玉さんが選んだ句は、
    「感染に忖度はなし春惜しむ」(三田市 インコ・ママさん)

    大森さんが選んだ句は、
    「船頭の櫂の軋みや保津の藤」(交野市 星のブランコさん)
    「藤棚にシャワー浴ぶごと燥ぎをり」(三田市 インコ・ママさん)
    「山藤の零れ落ちるか廃線路」(三田市 キロマルさん)
    「夕暮や藤棚の子等かげもなく」(姫路市 みよこさん)
    「出不精は言われる前から自粛中」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「新人生桜はちゃんと祝ってる」(豊岡市 あきひめさん)
    「背負い籠の竹の子おどり香る土」(守口市 守口のタヌキさん)
    「明日こそ感染者なし春の月(篠山市 まさ・あっこさん)
    「八重桜無観客なり通り抜け」(池田市 うさこさん)
    「吉野川コロナも知らずコイノボリ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「太閤も愛でし野田藤時重ね」(池田市 うさこさん)

    今週の特選句は、
    「ランドセル見ぬまま散るか藤の花」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃん)
    「散り初めし桜今年は何、思う」(高槻市 ひろりんさん)
    「藤だなや新入生の声聞けず」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    です。

    次回のお題は山葵(わさび)・行春(ゆくはる)」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。

  • 2020年4月13日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(4月10日)

    4月10日のお題はうららか・牡丹」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「牡丹を垣としたるや廟の辺」
    「一山は寄進の牡丹とりどりに」
    「光悦寺素磁に活けて白牡丹

    妙音新聞からは
    「水仙は路傍の花よ島の路」(淡路市 音田滋美さん)
    「タンカーの消える島影海おぼろ」(八尾市 淺井祥多さん)
    「大空に若葉広がり麻酔覚む」(藤井寺市 竹村智巳さん)
    「春雨に煙る寺坂石地蔵」(志摩市 仲谷陽子さん)

    今週は、藤岡玉骨の句をご紹介します
    「あと肢をあげて耳掻く鹿うらら」
    「孕鹿けふの人出をよろこばず」
    「日永人鹿後となり前となり」

    「牡丹の花のおもては雨しげく」
    「牡丹や刻の貝吹く初瀬山」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「うららかな日はいつ来るや緊急時」
    「骨董の牡丹の軸は祖父の趣味

    あっきんの句は、
    「麗かな世界を願う一刻も」
    「床の間のひときわ目立つ牡丹かな

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「着物掛け牡丹の花の艶やかさ」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「華やかに咲いて微笑むぼたんなり」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「大鉢の花を揺さぶる紅牡丹」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「大輪の牡丹咲く庭和む日や」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「牡丹咲く参道歩き又楽し」(淡路市 お散歩おじさん)
    「アッキンは牡丹も嘆く美しさ」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「ポトリ音夜中に響く牡丹かな」(茨木市 蒼龍さん)
    「急流に落ちし牡丹のあとを追い(交野市 星のブランコさん)
    「牡丹咲きコロナに巻けて誰も来ず」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「御詠歌と西国巡り牡丹寺」(守口市 守口のタヌキさん)
    「うららかな日照る公園子達消え」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「春うらら自宅待機で春あらら」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「うららかな亀ものんびり甲羅干し」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「うららかに心にひびく五七五」(川西市 心はいつも青春さん)
    「うららてふ単語忘るる春となり」(三田市 キロマルさん)
    「春うらら飛行機雲よ何処へ消え」(淡路市 お散歩おじさん)
    「麗らかに幼稚園児が散歩中」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
    「うららかに着物姿の女学生」(神戸市北区 たけしさん)
    「麗らかに歩み進める散歩道」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「うららかにリンダ唄うよ♪ウラウララー」(豊岡市 出石町の彦べぇさん)
    「麗らかや総代ひとりスッと立ち」(交野市 星のブランコさん)
    「うららかな日和うとうと猫昼寝」(池田市 うさこさん)
    「うららかな季節になってもまだ寒い」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「朝日受け明石大橋麗かに」(姫路市 みよこさん)
    「釣り船やうららかな海帆を立てて」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「うららかやくわかろやかに畑を打つ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「花曇り日本もくもり晴れ待つ日」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「散り染めを待つかの如く若葉萌え」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「ゆるゆると流る武庫川残り鴨」(三田市 インコ・ママさん)
    「鳥帰るされど居座る新コロナ」(三田市 キロマルさん)
    「燕さえ飛び交う姿遠慮がち」(茨木市 蒼龍さん)
    「宴会がなくても和む桜の木」(神戸市北区 たけしさん)
    「花咲けど人出まばらの上野山」(東大阪市 シティボーイさん)
    「マスク付け濃密ならぬデートかな」(交野市 星のブランコさん)
    「満月にさくら妖艶雲のよう」(池田市 うさこさん)
    「芸舞妓背は無言の二寧坂」(守口市 守口のタヌキさん)
    「小松菜があれよあれよとなのはなに」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
    「ガンバッテ桜は応援しているよ」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「漂うや池の真中花筏」(姫路市 みよこさん)
    「吟行や手帳片手にボタン園」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「入学やパソコンごしにおめでとう」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「心まで菜の花色に染めてくる」(姫路市 姫路の夢太郎さん)

    コメンテーターの大田先生が選んだ句は、
    「牡丹咲きコロナに巻けて誰も来ず」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「春の宵スーパームーンじっと見る」(淡路市 お散歩おじさん)
    「うららかや廊下に雲の影薄く」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「夕牡丹コロナ感染今日も増ゆ」(三田市 インコ・ママさん)
    「ぼうたんと芍薬溢る大花瓶」(三田市 キロマルさん)
    「片隅に牡丹見つけた道の駅」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「引き付ける深紅の牡丹情念か」(池田市 うさこさん)
    「須磨琴を閑かに聞くや夕牡丹」(姫路市 みよこさん)
    「コロナなど知らずや母の牡丹咲く」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「うららかさ有難い日々身に染みて」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「うららかととても言えないこの春は(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「街うらら厚底シューズ幅利かす」(三田市 インコ・ママさん)
    「麗らけし文禄堤蔵屋敷」(守口市 守口のタヌキさん)
    「うららかな自然はうたい人嘆く」(茨木市 蒼龍さん)
    「人混みを避けて春の陽麗らかな」(姫路市大津市 ラジオ部屋の怪人さん)

    今週の特選句は、
    選ばれた方全員が特選句

    です。

    次回のお題は雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。