雨が多く降るこれからの時期、「土砂災害」発生の危険度が高くなります。「土砂災害」には、「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」などがあります。
兵庫県には、こうした「土砂災害」の発生するおそれがある場所を、
「土砂災害警戒区域」、「土砂災害特別警戒区域」
に指定して、兵庫県の防災情報サイト「兵庫県CGハザードマップ」で公開しています。
こうした、「土砂災害」から身を守るための防災知識の普及や、警戒避難体制の整備、土砂災害の防止と被害の軽減を目的に、国土交通省と各都道府県では、毎年6月を「土砂災害防止月間」として啓発活動に取り組んでいます。
「土砂災害」に対して、私たちに出来ることは、次の3点あります。
まずは「日頃の備え」です。
お住まいの場所が「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」などに当たるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。そして懐中電灯やラジオ、非常持ち出し品などを準備しておきましょう。
次に「気象情報の確認」です。
土砂災害の各警戒区域にお住まいの方は、雨が降り出したら、避難行動の準備をして、いつでも避難できるように準備しておきましょう。
そして最後は「早めの避難」です。
大雨による土砂災害の危険度が高まると、大雨警報が発表されます。高齢者など、避難に時間がかかる方は、早めに避難行動を開始しましょう。
さらに、土砂災害の危険度が高まると「土砂災害警戒情報」が発表されます。この時は、速やかに安全な場所へ避難しましょう。
もし避難場所への避難が難しい時は、近くの頑丈な建物の2階より上に緊急避難してください。
それも難しい時は、家の中で可能な限り安全な場所、例えば崖と反対側の2階などへ避難してください。
また、避難情報が出ていなくても、
「山から地鳴りが聞こえる」「湧き水が濁る」「崖から小石が、ぱらぱら落ちてくる」
などの土砂災害の前兆とされる現象を見たら、早めに避難しましょう。
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