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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2024年10月15日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「津波防災の日」のおしらせ

    来月の115日(火)は「津波防災の日」です。皆さん知ってましたか?

    今から169年前、まだ江戸時代の嘉永7115日(18541224日)に、安政南海地震が発生し、南海道・東海道を大津波が襲いました。

    このとき、現在の和歌山県広川(ひろがわ)町で、村人が自ら収穫した稲わらに火を付けて、人々を高台に誘導して避難させたことで、多くの村人が助かりました。これは「稲むらの火」という物語で知られています。

    平成23年の東日本大震災では、津波によって多くの人の命が失われました。

    そこで、津波対策について、たくさんの方に理解と関心を深めてもらおうと「稲むらの火」の故事に因んだ115「津波防災の日」と定められました。

    この8月に「巨大地震注意」が発表された南海トラフ地震では、津波による被害も予想されています。

    津波警報が発表されたとき、まず何をすべきでしょうか?

    それは、一刻も早く逃げる。

    具体的には

    ・沿岸部や川沿いにいる人は、すぐに高台などの安全な場所へ避難する。

    ・強い揺れ、または弱い揺れでも地震が発生した時は、直ちに海岸から離れ、できるだけ遠くの高い所へ避難する。

    ・津波は何度も繰り返し押し寄せてくるので、津波警報や、注意報が解除されるまで、決して安全な場所から離れない。

    ・テレビやラジオなどから正しい情報を確認して、落ち着いて行動する。

    ・普段から家庭や学校・職場でも、避難についての手順を考えておく。

    兵庫県では、地域の災害危険個所の情報を公開している「CGハザードマップ」で、津波による浸水想定区域や、津波から身を守る方法などを紹介しています。

    このCGハザードマップ、「まだ見たことが無い」という方が40%もいます。スマートフォンにも対応していますので、ぜひチェックしてくださいね。

    津波から身を守る一番のポイントは、「迅速かつ適切な避難」です。ぜひ、日頃から心がけておいて下さい。