9月26日の「いろいろ万華鏡」では、番組ではおなじみとなりました京都府立医科大学の吉田直久さんとお電話をつないで、先日開催された大阪・関西万博の京都パビリオンで行われた、大腸内視鏡検査の実演やAI技術を取り入れた最新医療の展示イベントの様子を紹介しました。
会場では実際の医療機器に触れられる体験コーナーも設けられ、子どもから大人まで、多くの人が来場して「がん検診の重要性」を肌で感じる貴重な機会となりまったそうですよ。
展示の目玉は、AIによる大腸ポリープ診断支援。内視鏡映像を解析し「ここが怪しい」と示してくれる技術に、来場者は大きな関心を寄せました。
吉田さんによると、まだ発展途上のシステムですが、経験の浅い医師を支える力となり、将来AIと人間が協力する新しい医療を実現出来るとのことでした。
紹介しました。
また吉田さんは、日本と比べて大腸がん死亡率の高いチリでの経験を交えながら、検診の有無が生死を分ける現実を強調。
「症状が出てからでは手遅れになることが多い。検診で見つかれば9割以上が治癒できる」と訴えました。
日本では便潜血検査の受診率が約40%と低く、欧米や韓国の水準に比べても遅れているそうです。
大腸がんは今や日本人が最もかかりやすいがんであり、死亡原因でも肺がんに次いで2位。今後15年は増加が続くと予測される中、受診率向上が求められているそうです。
大腸がんは「早期に見つければ治せる病気」。検便から始まるシンプルな一歩が、自分と家族の未来を守る最良の方法ということで、この機会にぜひ、検診について考えてみてはいかがでしょうか。
- 小さい秋、みつけた!
- 受けましょう!大腸がん検診
- 世界を股にかける料理人 再び!



