9月4日のゲストは、インタビューライターのマエノメリ史織さん(右)と、愛仁会リハビリテーション病院 リハビリテーション科部長の中島敦史さん(左)をお迎えしました。
実はお二人は、ご夫婦だとのこと。奥様のマエノメリ史織さんですが、「マエノメリ」という独特なペンネームは、ライタースクールで師匠から「君、前のめりだね」と言われたことがきっかけなんだそうです。
周囲がプロのライターばかりという環境の中、当時は看護師やツアーガイドを経験した“ライター未経験者”。「みんなに追いつきたい」という熱意が、そのまま名前になったそうですよ。
現在はライター4年目。『プレジデントオンライン』や『東洋経済』などで、企業経営者や老舗店主へのインタビュー記事を手掛けています。
かつて約10年間看護師として働いていましたが、子育てとの両立を考えて転身。その後、京都を訪れる外国人観光客のツアーガイドにも挑戦しました。
しかし、子どもの急な発熱などに対応しながら一人でツアーを担当する難しさを感じ、次の仕事としてライターの道へ進みました。
そんな史織さんが大切にしているのは、取材相手の「人生を深掘りする」ことです。成功した経営者にも、そこに至るまでには良い時も悪い時もあります。その紆余曲折や危機をどう乗り越えてきたのかを聞くことで、読者が「自分も頑張ろう」と思える記事を目指しているそうです。
「どんな人でも、じっくり話を聞けば面白い」。知らないことを素直に「それってどういうことですか?」と尋ねる姿勢も、史織さんならではの取材術です。
続いて夫の中島さんには、脳神経内科とリハビリテーションについて伺いました。脳神経内科では、脳梗塞や認知症、てんかん、パーキンソン病のほか、脊髄や手足の神経、筋肉の病気まで幅広く診療します。
中島さんが勤務する愛仁会リハビリテーション病院では、急性期治療を終えた患者さんが自宅や社会へ戻るための「回復期」のリハビリを担っているそうです。
リハビリで重要なのは、単に体を動かすことではありません。「買い物に行きたい」「旅行に行きたい」といった、その人がこれからどんな生活をしたいのかという目標を持つことが大切だと中島さんは話します。医療スタッフは、その目標を実現するためのお手伝いをしていくのです。
さらにユニークなのが、中島さんが病院内の勉強会に「漫才」を取り入れていることです。今回は先生が書いたパーキンソン病をテーマにした台本を、アルミカンのお二人が実演!
安静時の手の震えや動作の遅さ、歩き始めにくいといった特徴を笑いを交えて紹介し、難しい医学知識も楽しく頭に入る勉強法となりました。
中島さんによると、パーキンソン病は高齢になるほど患者さんが増えますが、適切な薬物治療と運動、リハビリを組み合わせながら上手に付き合っていくことが大切なんだそうです。
看護師、ガイド、ライターへと「前のめり」に新しい世界へ飛び込む史織さんと、医療に漫才という新しい発想を取り入れる中島さん。
分野は違っても、二人に共通しているのは、既成概念にとらわれず「まずやってみる」という姿勢なのかもしれませんね。
- 力及ばず・・・
- 「前のめり」に人生を切り拓く!ライターと医師の夫婦に聞く仕事とリハビリの世界



