今年は、なんだか秋を吹っ飛ばして、いきなり冬が来るような感じですが、その前に準備をしておきたいのが「冬用ワイパー」。
タイヤに「冬用タイヤ」があるように、実はワイパーにも「冬用ワイパー」があるんです。
では、この「冬用ワイパー」、通常のワイパーと何が違うんでしょうか?
通常のワイパーでは、フロントガラスを拭き取る部分(これを『ワイパーブレード』と言います)がラバー、つまりゴムで出来ています。
一方の冬用ワイパーですが、こちらはブレード部分だけでなく、「レバー」と呼ばれる金属製の可動部分までも「フード」と呼ばれるゴム皮膜でスッポリと覆われています。
いったいどうして、こんなことをしているのかというと・・・
「冬用ワイパー」と言うくらいですから、察しの良い方なら気づいたかもしれませんが、雪の付着や凍結で、ワイパーの可動部分が動かなくなってしまうのを避けるためなんです。
またフロントガラスを拭き取るブレード部分のラバーも、通常のワイパーとは材質がちょっと違います。
通常のワイパーだと天然ゴムを使用していますが、冬用ワイパーでは、低温でも硬くなりにくい、特別に柔らかいラバー素材を使用しています。
都市部に住んでいる方には、あまりピンと来ないかもしれませんが、雪国などの寒冷地に住んでいる場合、タイヤだけでなくワイパーも交換しないといけません。
もし、冬用ワイパーへの交換を怠るとどうなるか・・・?
先にも言いましたが、雪の付着や凍結で、いざワイパーを動かそうとすると、全く動かない恐れがあります。
最悪の場合、ワイパーが破損して、運転どころではなくなってしまう可能性もあります。
寒冷地では、こうした対応も重要になってきますので、寒冷地へのお出かけの際は、冬用ワイパーへの交換も、お忘れなく!
- 災害用伝言サービスのおしらせ
- 冬用ワイパーについて
- 「新調したもの・したいもの」教えてください!