15日の「いろいろ万華鏡」では、兵庫医科大学病院 リハビリテーション部から理学療法士の梶原和久さんをお迎えして「血友病患者とスポーツ」をテーマにお話を伺いました。
血友病とは、ケガなどした時に血液が固まりにくくなる症状で、患者さんの多数は先天的に発症する場合が多いそうです。
ケガ以外にも内出血をしやすくなるため、関節や筋肉で出血があると日常生活に支障が出ることもあります。
血友病について詳しくは、
血友病患者さんとご家族の応援サイト ヘモフィリアヴィレッジ
日本では患者数が約5,000人いるそうで、最近は治療法も発達しましたが、「血が止まりにくい」という症状のため、患者さんたちは僅かなケガも恐れて、なかなかスポーツなどを楽しめないことが多いそうです。
梶原さんたち医師・理学療法士のみなさんは、こうした血友病の患者さんたちがスポーツを楽しめる環境を作るために、患者さんを含めた周囲の人たちに正しい知識を啓発する活動に取り組んでいます。
先月の12日にも、世界的な製薬メーカー、バイエル薬品の主催で、梶原さんたちや元サッカー日本代表の北沢豪さんが指導で参加された「フットサル・ミーティング2017」というイベントが開催され、血友病患者の子どもさんたちが、安全にサッカーを楽しんだそうです。
ハッピーシェアプロジェクト フットサル・ミーティング2017 開催報告
正しい知識を身につけることで、リスクのある人も普通にいろいろなことが楽しめる環境づくりの輪が、もっと拡がっていくといいですね。
- あなたの記念日教えてください!
- 血友病のみなさんにもスポーツの楽しみを
- 関西を愛し、関西から発信するアーティストに!