先日の西日本豪雨災害の後、打って変わっての猛暑日が続いて、全国的に熱中症のニュースが毎日のように報道されていますね。
こんな暑い日は、クーラーをガンガンに効かせた車で移動しようと思うものですが、実は車の中は、意外に熱中症が起こりやすい環境だということをご存知ですか?
熱中症の怖いところは、たとえ室内でジッとしていても、熱中症になることがあるということです。
そして、それは車内にいても同じこと。 むしろ部屋の中よりも車内のほうが、熱中症を簡単に引き起こしやすい条件を備えているんです。
中でも、特に熱中症を引き起こしやすいのが運転手です。
その理由は、
・熱いダッシュボードに近い
・サイドガラスやフロントガラスから直射日光を浴びやすい
・運転中はハンドルから手が離せないので、すぐ飲み物を手に取れない
・車の運転に神経を集中しているために、脱水や熱中症のサインに気付かない
・長時間の運転による疲労や睡眠不足
そこで車を運転する人は、熱中症対策をしておくことが大事です。
・必ず飲み物を持参して、こまめに給水しながら運転しましょう。
・体調不良、睡眠不足、疲労感がある時の運転は、控えましょう。
また長時間運転になりそうな時は、車内に十分な熱中症対策をしておきましょう。
・クーラーボックス(飲み物や冷却材を保冷する)
・首に巻くタイプの冷却剤
・車内で使えるミニ扇風機
・座席を涼しく保つパッドや座席カバー
・遮熱カーフィルム
そして、とにかく油断と無理は禁物! 体調が万全でない時は、運転を控えましょう。
また仕事柄、長距離運転には慣れているという人も、決して油断せずに、しっかりと対策をしてください。
また、子どもを車に乗せたまま親が車を離れてしまい、その間に車内の子どもが熱中症になって、命を落とすという事故も後を絶ちません。
クーラーをかけているから大丈夫、などと考えず、お子さんだけを車に残すことが無いように注意してくださいね。
- まごころ歳時記(7月20日)
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