現在、「エコカー」と言えば、ほとんど車が「ハイブリッド車」のことを指しますが、世界はすでに「完全な電気自動車」向けて動いているようです。
あと20~25年もすればガソリン車やディーゼル車は、市場から姿を消すと言われ始めています。
実際にイギリスとフランスは、2040年までにガソリン車およびディーゼル車の販売を禁止すると発表。ノルウェーにいたっては、2025年までに禁止するそうです。
さらに、世界最大の自動車大国となった中国では、国内で自動車を生産・輸入しているメーカーに対して、2019年以降、電気自動車を販売する割合を、段階的に増やすよう求める法律ができました。
この法律が求める基準をクリアしないメーカーは、中国で自動車の販売が出来なくなります。
こうした流れを受けて、世界の自動車メーカーは、電気自動車の開発に大きくシフトしているそうです。
では、電気自動車には、どのようなメリットがあるんでしょう?
真っ先に思いつくのは、やはり「地球環境にやさしい」という点ですね。
電気自動車は、エンジン車と違って、走行中の二酸化炭素の排出量は「ゼロ」です。
全世界の自動車が、電気自動車に切り替われば、地球温暖化の問題を解決する大きな一歩になるといわれています。
次に挙げられるのが、経済性に優れているという点です。
日産自動車の調査によると、1,000㎞走った時の燃料代は、ガソリン車が10,571円なのに対して、電気自動車は1,970円しかかからないそうです。
(ガソリン車は、レギュラー148円、平均燃費14km/Lで計算)
他にも、「加速性能が高い」「騒音・振動が少ない」などのメリットもあります。
逆にデメリットとしては「充電時間が長い」「航続距離が短い」「電気スタンドが少ない」などが挙げられますが、こうしたデメリットも、メーカーの技術開発や、国による環境整備の促進などによって、年々改善されています。
電気自動車の新しい流れに注目ですね。
- まごころ歳時記(10月26日)
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