今年も残りわずかですが、一年を振り返ると、日本全国で自然災害の多かったイメージが強いですね。
いざという時、安全に避難するために大事なことは、非常時に発表される様々な避難情報の内容をしっかり理解しておくことです。
災害の発生が予想される状況になると、テレビ、ラジオや防災無線などで、様々な避難情報が発令されます。
この避難情報は、緊急性の高さに応じて
「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示緊急」
の3段階に分かれています。
この内「避難勧告」と「避難指示緊急」について、その意味が今ひとつ理解されていないことが指摘されています。
今回は、この二つの避難情報が発生した時に、とるべき行動について解説します。
「避難勧告」が発表された時は、避難対象の地域にいる全ての方は、指定の避難場所へ避難を始めましょう。
「避難指示緊急」は最も緊急性が高い避難情報です。
すでに避難中の場合は、速やかに避難を完了しましょう。まだ避難行動をとっていない場合は、直ちに避難しましょう。
そして、もしも避難先へ移動するのが困難になってしまった場合は、無理に移動
せずに、「近隣の安全な場所への避難」「今いる屋内の、より安全な場所へ移動する」
など、生命を守るために、その時点で出来る最善の避難行動をとりましょう。
「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示緊急」
この順番で、緊急性のレベルが高くなっていくことを覚えておいてください。
そして、いざと言う時は余裕をもって、きちんと行動ができるように備えておきましょう。
- まごころ歳時記(11月23日)
- 災害時の避難情報について
- あと1か月で今年も終わり