前回は、「地名」から、その土地の災害などにまつわる特徴が読み取れるというお話をご紹介しました。
今回は、実際に兵庫県内の地名に秘められた「災害の歴史」について、身近な具体例をご紹介したいと思います。
「六甲山」
六甲山は、昔は「むこうやま」と呼ばれていたと言われており、古くは「武庫」の字が使われていたことがあるそうです。
この「むこうやま」の由来は、大阪の難波宮から大阪湾をはさんで「向こうに見えた山」だからというのが通説ですが、本当は「はげ山」を意味する「ムケ」ではないかという説もあるようです。
実際に、六甲山は麓の市街地から急な傾斜となっており、がけ崩れや地滑りが多く起きています。
他にも、県内には災害と関連しているのでないかと言われる地名があるようです。
地名については、100%災害に由来していると断言できるものではありませんが、実際の地形や過去の記録などを参考にすると、可能性がゼロとは言えません。
「トリビア探し」のような気分でも結構ですので、こうした地名にも関心を持ってみてはいかがでしょうか。
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