5月3日のお題は「郭公(ホトトギス)」「雑詠」でした。
まずは、大森さんの句からご紹介します。
「五月一日令和の天皇御即位す」
「薫風や令和の天皇の御ン車列」
「春闌けて上皇陛下の御ン詞」
「春満ちて徳高くあれ晋山式」
「その一声潮騒を消すほととぎす」
妙音新聞からは
「伊根つばめ急降下して消へにけり」(練馬区 北星関子さん)
「遠郭公六根清浄御開帳」(柏原市 永味啓子さん )
「郭公や碎啄の涯令和生む」(藤井寺市 竹村智巳さん)
今週の向井去来の句は
「湖の水まさりけり五月雨」
「ほととぎすきのふ一声けふ三声」
「出る間もなくて五月や時鳥」
続いてに出演者のみなさんの句をご紹介します。
寺谷さんの句は、
「ホトトギス早口ことばの天才か」
「改元の祝いの酒に初鰹」
あっきんの句は、
「郭公 鳴いているかなゴルフ場」
「ついに来た令和を祝う夏酒で」
アルミカン高橋さんの句は、
「ホトトギス キョッキョと鳴くと今知った」
アルミカン赤阪さんの句は、
「郭公 私の人生トホホギス」
続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
「ほととぎす透く声目覚め山浮かぶ」(京都市 はつえさん)
「南から渡り来て鳴く ほととぎす」(神戸市北区 たけしさん)
「霊鳥となりて令和のホトトギス」(大阪府守口市 守口のタヌキさんさん)
「平成も令和も鳴かぬホトトギス」(赤穂市 風ちゃんさん)
「時鳥 海知らぬまま谷渡る」(兵庫県丹波篠山市 まさ・あっこさん)
「お握りに ひと味加え時鳥」(交野市 星のブランコさん)
「水無月に朝日浴びてる夕日さん」(京都市 はつえさん)
「平安に八十八夜の茶摘み歌」(大阪府守口市 守口のタヌキさんさん)
「蓮華草 身の丈ほどの人のため」(交野市 星のブランコさん)
「嫁ぐ日の亡父に捧ぐ祝い船」(赤穗市 風ちゃんさん)
それでは出演者の皆さんが選んだ句をご紹介します。
寺谷さんが選んだ句は、
「ほととぎす てっぺんはげたか頭なで」(兵庫県小野市 チイママさん)
アルミカン高橋さんが選んだ句は、
「ほととぎす鳴くよウグイスこりゃケッコー」(神戸市西区 スレッガ~3回さん)
アルミカン赤阪さんが選んだ句は、
「ホトトギス漢字変換 多過ぎる」(大阪府守口市 しんきいってんさん)
ゲストの古印亭勝丸さんが選んだ句は、
「ホトトギス有名にした三武将」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
ゲストの新宮亭当り目さんが選んだ句は、
「姿無し声無き声がホトトギス」(茨木市 蒼龍さん)
「渋滞の車中で食べる柏餅」(大阪府守口市 しんきいってんさん)
大森先生が選んだ句は、
「ほととぎす大台ヶ原 谷ひびく」(大阪府門真市 門真のびんぼっちゃまさん)
「山里に令和をつげし ほととぎす」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
「早朝の杜に幽かにホトトギス」(姫路市 みよこさん)
「五月雨や若葉も光る令和明け」(淡路市 お散歩おじさん)
「連休に退位即位で旗揚げ」(茨木市 蒼龍さん)
「松の間に感謝あふれて退位礼」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
今週の特選句は、
「ほととぎす静寂破る時を告げ」(淡路市 お散歩おじさんさん)
「福知山 令和も記憶 忘れまい」(神戸市北区 たけしさん)
「子供の日令和元年 生うける」(赤穂市 アンちゃんさん)
「大人しく じっと自宅の十連休」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
「野田藤を潜り行く人 紫色」(姫路市 みよこさん)
でした!
次回のお題は「田植」「雑詠」で募集します。
お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!
〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係
※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。
講評 大森保延さん
昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
辯天宗文化部の発展に寄与。
平成7年 大和礼法弁才御流興隆。
平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
平成21年
〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
大阪府更正保護協会理事。
茨木市更正保護推進協議会副会長。
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