毎年12月1日から7日までの期間は「雪崩防災週間」です。
国土交通省や都道府県では、この期間中は、全国的に雪崩災害による人命と財産の被害を防止するための啓発活動を行っています。
では、雪崩とはどんな現象なのでしょうか。
雪崩とは、山の斜面に積もった雪が、滑り落ちてくる現象です。
滑り落ちる雪の位置によって「表層雪崩」と「全層雪崩」の2種類に分けられます。
「表層雪崩」は、気温の低い1月から2月頃、すでに雪が積もっている場所へ、短時間に大量の雪が積もった時に多く発生します。
大規模なものは山の麓から数キロ先まで達することもあり、そのスピードは100kmから200kmほどと新幹線並みの速さです。
「全層雪崩」は、3月から4月の天気が良く気温が上昇した時に多く発生します。
こちらは地表に積もっている雪が、全て滑り落ちてくるのが特徴で、時速40kmから80kmほどと自動車並みのスピードです。
都道府県では、雪崩予防柵を設置するなどの「雪崩対策事業」を実施していますが、雪崩はいつどこで起きるか分かりません。
そこで、日頃からの心がけとして
- 雪崩注意報や気象情報などに注意を払いましょう。
- 雪山の斜面に亀裂が入ったり、こぶし大の雪の塊が落ちてくるなどの現象が確認されたら、速やかに、その場から離れましょう
雪崩は遠くまで達することもあるので、斜面から十分離れた距離まで避難してください。
雪崩は、一瞬のうちに私たちを襲います。
万が一雪崩に遭遇したら、雪崩の進行方向に対して、出来るだけ雪崩の端側、つまり左右の方向へ逃げるようにしてください。
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- 「雪崩防災週間」のおしらせ
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