3月11日(木)は、平成23年に発生した東日本大震災から10年目の節目の日でした。
東日本大震災では、震災関連死も含めて亡くなった方が19,600人以上、行方不明の方も2,500人以上に上り、12万人以上の人たちが避難生活を余儀なくされました。
また亡くなった方の内、60歳以上の高齢者が65%を超え、死因の90%以上が津波による「溺死」でした。
この東日本大震災で、「地震の後には津波が来る」という事実を、私たちはあらためて知ることになりました。
近い将来に発生が予想されている南海トラフ地震では、津波による被害も予想されています。
津波警報や注意報が発表されたとき、まず何をすべきでしょうか?
それは、一刻も早く避難する。
・沿岸部や川沿いにいる人は、すぐに高台などの安全な場所へ避難する。
・揺れを感じた時は、弱い揺れであっても直ちに海岸から離れ、できるだけ遠くの高い所へ避難する。
・津波は何度も繰り返し押し寄せてくるので、津波警報や、注意報が解除されるまで、決して安全な場所から離れない。
・テレビやラジオなどから正しい情報を確認して、落ち着いて行動する。
・普段から家庭や学校・職場でも、避難についての手順を考えておく。
兵庫県では「CGハザードマップ」というWebサイトで身のまわりの危険箇所を公開しており、津波による浸水想定区域や、津波から身を守る方法などを紹介しています。
スマートフォンにも対応していますので、「兵庫県CGハザードマップ」で検索してみてください。
津波から身を守る一番のポイントは、「迅速かつ適切な避難」です。
ぜひ、日頃から心がけておいて下さい。
- 新型コロナ禍の国会で患者窓口負担増の法案が審議中!?
- 地震・津波から身を守るための心がまえ
- 春なのに・・・