今回の「いろいろ万華鏡」では、フルーティストの田畑裕美さんをお迎えして、「クラシック」という言葉の定義について考えてみました。
「クラシック」というと、まさに田畑さんが演奏する音楽のジャンルを思い浮かべますが、厳密にはベートーベンやモーツァルトのような昔の作曲家が作った曲だけが「クラシック」というわけではないんです。
「クラシック」という言葉を辞書で調べると
「古代ギリシャ・ローマのすぐれた美術・文学などの作品」(三省堂・大辞林)
という言葉が出てきます。
この概念が登場したのは18~19世紀のヨーロッパで、その昔、一度きりしか演奏されなかった宮廷音楽の楽曲から、すぐれた作品を再上演しようという試みから生まれたと言われています。
つまり「過去に上演された優れた芸術作品」であれば、つい数年前に上演されたものであっても、立派に「クラシック」と呼ばれるものになるわけです。
これは意外と知りませんでしたね。
ここで、田畑さんのリサイタルのお知らせです。
田畑裕美フルートリサイタル
日時:6月17日(土)17時~
場所:ムラマツリサイタルホール新大阪
料金:3,000円(税込)全席自由
お問合せ
TEL:06-6394-6000(村松楽器販売)
TEL:06-6624-8808(公演事務局)
今回は、琴とのコラボレーションもあるそうですよ。
和と洋の音楽の邂逅を、ぜひお楽しみください。
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