一年を通じて、一番住宅火災が多い時期って、いつだと思いますか?
実は、例年11月から3月までの冬場の期間が非常に多いんです。
特に1月は突出して多いことが消防庁などの調査によって分かっています。
住宅火災の原因は、1位が「コンロの不始末」で2位が「タバコ」、3位が「放火」となっています。
また平成28年の火災死者数の調査では、被害者の実に7割が住宅火災によるものなんです。
住宅火災を防ぐには、皆さん一人一人の注意と心がけが大切です。
特に「3つの習慣」と「4つの対策」と言われるポイントがあります。
「3つの習慣」とは、
①寝たばこは絶対にやめましょう。
②ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使いましょう。
③ガスコンロなどのそばを離れる時は、必ず火を消しましょう。
※最近カセットコンロ・カセットボンベの間違った使い方による火災が増えてます。
(他の熱源の近くで使う、IHクッキングヒーターの上でカセットコンロを使う、など)
「4つの対策」とは、
①火災に備えて、住宅用火災警報器を取り付けましょう。
②寝具や衣類、カーテンなどは、燃えにくいものを使いましょう。
③火災を小さなうちに消火できるよう、住宅用消火器を置いておきましょう。
④お年寄りや身体の不自由な方を守るために、隣近所の協力体制をつくりましょう。
この3つの習慣、4つの対策に特に注意して、「火の用心」を心がけてくださいね。
- まごころ歳時記(12月29日)
- 冬場の火災対策
- 事故を起こした時の対応