リスナーの皆さんは「阪神淡路大震災」のことは、よくご存知と思いますが、かつて「阪神大水害」という災害があったこと、ご存知ですか?
先週末の記録的な大雨で、各地で水害が起きましたが、かつて神戸でも、死者・行方不明者679名という未曾有の水害が起きたことがあるんです。
それが昭和13年7月に起きた「阪神大水害」なんです。
当時、3日間続いた長雨の影響で、六甲山系の河川が氾濫。土石流やがけ崩れなども起きて、阪神地域の市町を中心に、多数の死者・行方不明者を出し、都市機能も完全にマヒするなど、大惨事となりました。
この「阪神大水害」の様子は、芦屋市を舞台にした谷崎潤一郎の小説「細雪」でも描写されているほどなんです。
その「阪神大水害」が発生して、今年で80年。
当時の被災経験を後世に語り継ぎ、将来発生するかもしれない同じような災害への対策に活かすために、このほど国・兵庫県・神戸市など当時の被災市町や報道機関、大学の先生方によって、「阪神大水害80年行事実行委員会」が立ち上げられました。
実行委員会では、実際に「阪神大水害」を体験した方はもとより、体験者から当時の様子を聞き伝えられた方などからの情報提供を呼び掛けています。
情報は、体験談だけに限りません。
災害発生当時の写真や、被害状況を記した文書などの関連資料も求めています。
お寄せ頂いた情報や資料は、「阪神大水害デジタルアーカイブ」としてデータ化して、インターネットを通じて、どなたでもご覧いただけるようになる予定です。
詳しいお問い合わせは、
阪神大水害80年行事実行委員会事務局
0120-123-464
までお電話ください。
皆さんからの情報をお待ちしています。
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