昨年の平成30年7月豪雨、9月のはじめに近畿を直撃した台風第21号などいざという時、大事なことは、非常時にテレビ、ラジオ、防災無線、ひょうご防災ネットなどを通じて発表される防災情報を確認し、適切な避難行動をとることです。
今年の出水期(6月頃)から、水害や土砂災害のおそれがある場合、5段階の警戒レベルを使って避難勧告などの避難情報が発令されることになりました。
この中で、各自治体から発令されるのが、警戒レベル「3」から「5」です。
警戒レベル3では「避難準備・高齢者等避難開始」の避難情報が発令されます。
この場合、避難に時間を要する人、例えは、ご高齢の方、障害のある方、乳幼児等とその支援者は避難しましょう。その他の人は、避難の準備を整えましよう。
警戒レベル4になると「避難勧告」が発令されます。
この場合、避難対象の地域にいる全ての方は、速やかに避難先へ避難しましょう。
公的な避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅のより安全な場所に避難しましょう。
「避難指示(緊急)」は、地域の状況に応じて緊急的又は重ねて避難を促す場合等に発令されます。 この場合も速やかに避難して下さい。
警戒レベル5は、すでに災害が発生している状況です。
この状況になったら、とにかく生命を守るために、その時点で出来る最善の行動をとりましょう。
もし屋外へ移動することすら危険な状況になったら、屋内の2階以上の安全を確保出来る場所に移動してください。
警戒レベルに応じた避難情報、
「避難準備・高齢者等避難開始」→「避難勧告」→「避難指示(緊急)」→「災害発生情報」
この順番で、緊急性が高くなっていくことを覚えておいてください。
尚、避難指示(緊急)は、必ず発令されるものではありません。避難勧告が発令されたら、速やかに避難してください。
そして、いざと言う時は余裕をもって、きちんと行動ができるように備えておきましょう。
- まごころ歳時記(7月5日)
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