大阪管区気象台が発表した向こう3か月の予報によると、近畿地方の降雪量は「平年より少ない見込み」とのことです。
とはいえ、まったく雪が降らないわけではありませんので、大雪への備えが必要です。
消防庁の調査によると、平成30年11月から令和元年5月の間までに雪害によって40人の方が亡くなったとのことです。その全ての方が、除雪作業中の事故が原因でした。
そこで、除雪作業中の事故を防ぐために次のことに注意しましょう。
◎一人で除雪作業をしない。
家族や隣近所に声をかけて、必ず二人以上で行いましょう。
また、携帯電話を持っておけば、もしも雪に埋まっても、携帯を鳴らしてもらえば、埋まっている場所が確認でき、助けてもらうことが出来ます。
◎「屋根からの転落」に注意。
作業の際は、必ず命綱とヘルメット・すべりにくい靴を着用しましょう。
低い屋根でも油断は禁物です。また、はしごを使う場合はしっかりと固定しましょう。除雪した雪を周りに残しておけば、いざという時、クッション代わりになってくれます。
除雪機の雪詰りを取り除く時は、必ずエンジンを切って安全を確認してから作業しましょう。
また大雪の際は、不要不急の外出は控えましょう。
どうしても車で外出する必要がある場合は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを忘れないように、また早期装着を心がけましょう。
そして車内で、待機時には、車の排気口周辺に雪が積もっていないか確認してください。
マフラーが詰まっていると、排気ガスが車内に逆流して、一酸化中毒になる恐れがあります。
自宅にいる場合も、大雪で外出が出来なくなるような事態に備えて、地震の時と同じように非常用の備品を用意しておきましょう。
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