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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年3月16日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(3月13日)

    3月13日のお題は」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「お結納飾られていて桃の花」
    「お稲荷も在し神宮の道桃の雨」
    「菖蒲の芽神宮の鴨遊ばせて

    妙音新聞からは
    「妙意寺へと桃の山越え参拝す」(日高郡 伊藤秀一さん)
    「うえしたに背中合わせに源平桃」(吹田市 土山能孝さん)
    「春告げる僧の松明二月堂」(奈良市 辰巳ミツ子さん)

    今週は、鬼貫の句をご紹介します
    「桃の木へ雀はき出す鬼かはら」
    「春の日や庭に雀の砂あびて」
    「人に逃げ人になるゝや雀の子」
     

    今週の寺谷さんの句は、
    「桃の花 人もまばらな天守閣」
    「センバツの夢砕きたるコロナかな

    あっきんの句は、
    「白桃の水をはじきて美味しそう」
    「春嵐コロナショックの恐ろしさ

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「和歌山や梅園帰り ももを買う」(福島区 恋するサボテンちゃん)
    「桃か赤 還暦の年ファションに」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「多様性 求めるデモに桃一輪」(交野市 星のブランコさん)
    「桃の花 冷たい雨も良く似合い」(淡路市 お散歩おじさん)
    「あばら屋に咲いた桃の木 陽を浴びる」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「桃の花 生唾飲んで実を想い」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「関白の桃も手中に大阪城」(三田市 キロマルさん)
    「桃咲いて煌めく川面 鳥の鳴く」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「飲んべえは桃の木見つけ車座に」(平野区 気楽な隠居さん)
    「梅が咲き桃が咲きては母が散る」(茨木市 蒼龍さん)
    「古寺の庭木彩る桃の花」(垂水区 ますきさん)
    「野良仕事 蹲う背なか桃の花」(姫路市 みよこさん)
    「卒園で桃色跳ねた二年間」(垂水区 ちょい丸親父さん)
    「桃三年手塩に育て甘い実を」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「美しい よしかわあきと桃の花」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「せめてもの慰め桃の花飾る」(池田市 うさこちゃん)
    「桃の花お猪口に映し手酌酒」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「ももくろて どんな色やと祖父が聞く」(大阪市住之江区 どんまい・どんまいさん)
    「竹の子が意気揚々の おばんざい」(守口市 守口のタヌキさん)
    「風光る丘となるだろ君となら」(交野市 星のブランコさん)
    「取りあえずスマホに残す今の人」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「今月は仕事しないでプー太郎」(滋賀県 滋賀のまー君さん)
    「三春の楽しみ奪ふコロナかな」(三田市 キロマルさん)
    「イベントが中止になりて寒い春」(茨木市 蒼龍さん)
    「気がはれぬ こんな時でも桜咲く」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「若鮎や川面波立つ生き生きと」(垂水区 ますきさん)
    「アネモネの茎がゆっくり背伸びする」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「春光に古城のシャチホコにっこりす」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「追悼のこころ届けて春息吹く」(川西市 こころはいつも青春さん)
    「お水取り終わりて光春めいて」(池田市 うさこさ)
    「奈良公園鹿托鉢の春となり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「歓声を見送る春の甲子園」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)

    コメンテーターの大田さんが選んだ句は、
    「梅が咲き桃が先かな桜かな?」(滋賀県 滋賀のまー君さん)
    「ウイルスに負けじとウグイス春告げる」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)

    ゲストの川原さんが選んだ句は、
    「青空に ぴったり似合う桃の花」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
    「ラジコ聴き霞む野山も春化粧」(淡路市 お散歩おじさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「桃花咲く仙郷くだる櫂の舟」(守口市 守口のタヌキさん)
    「桃の花 実はいつ成るの?と孫が聞き」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「悲しさを今こそ癒して桃の花」(尼崎市 コウチャンパパさん)
    「桃源郷 夢壊されたクルーズ船」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「生け直す ごとに散る散る桃の花」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「ひなめぐり庭先かざる桃の花」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「春来ても自粛の中 咲く桜」(三田市 ひろちゃんさん)
    「とうとうと春田に注ぐ里の水」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「梅の花マスク外した高齢者」(平野区 気楽な隠居さん)
    「雛さまにマスクあげてよ孫せがむ」(姫路市 みよこさん)
    「こぶしかな もくれんなのか よくにてる」(東住吉区 ラビットさん)

    今週の特選句は、
    選ばれた方全員が特選句

    です。

    次回のお題はおぼろ・椿雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    ※これまで紹介しました句をポッドキャストで聞くことが出来ます。

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。