CRKラジオ関西

  • radiko.jp いますぐラジオ関西を聴く

寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年6月15日(月) 10時00分 大森保延のまごころ歳時記

    まごころ歳時記(6月12日)

    6月12日のお題は紫陽花」「雑詠でした。

    まずは、大森さんの句からご紹介します。
    「白々と額紫陽花の幼なかり」
    「紫陽花のまだみどり色して染めず」
    「夏マスクつけて平常心となる」 

    妙音新聞からは
    「自粛してぼんやり眺む額の花」(福岡市 永野久美子さん
    「通路だけ残し満開紫陽花寺」(志摩市 仲谷陽子さん
    「むらさきは執着ふかき紫陽花哉」(藤井寺市 竹村智巳さん
    「紫陽花の終息願ふ朝日さす」(柏原市 永味啓子さん

    今週の藤岡玉骨の句は、
    「額淡し紫陽花濃くと見て歩き

    「薔薇くだち紫陽花日々に色保つ」
    「大床の瓶のゆたかに濃紫陽花」
     
    「緑陰へかけて飛石十二三」

    続いて今週の寺谷さんの句は、
    「校庭の紫陽花嬉しげ子らの声」
    「ザアザアとコロナも流せ梅雨の入り

    あっきんの句は、
    「ハート型 紫陽花見つけ三室戸寺」
    「梅雨入りでマスクの中は蒸し風呂に」

    続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
    「あじさいに梅雨の滴が潤う日」(神戸市北区 たけしさん)
    「雨に濡れ紫陽花の色 七変化」(堺市 堺の河内さん)
    「あじさいも てるてる坊主も笑ってる」(大阪市西城区 三児の母さん)
    「嵐電の裾を彩る手毬咲き」(草津市 草津市のグリーゼ581さん)
    「梅雨映えし紫陽花見蕩れ蛇出現」(西宮市 みえこさん)
    「紫陽花につゆ玉光る朝の庭」(赤穂市 みるくガールさん)
    「遮断機降りこころ和ます紫陽花かな」(川西市 心はいつも青春さん)
    「紫陽花や雨と涙が歌になり」(淡路市 お散歩おじさん)
    「ピアニカの音色に揺れる濃紫陽花」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「紫陽花の開花と共に梅雨入りに」(神戸市兵庫区 ラジオ派さん)
    「さりげなく路傍にきらり額の花」(三田市 インコ・ママさん)
    「あじさいの下に隠したガラス玉」(大阪府泉南郡 団魂の世代さん)
    「やってみた紫陽花さし木花芽付く」(赤穂市 アンちゃんさん)
    「紫陽花に孫初めてのかたつむり」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「蛙より雨を待ってる紫陽花が」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「紫陽花の葉に雨蛙 目を凝らし」(神戸市垂水区 ちょい丸親父さん)
    「窓際に紫陽花飾りティタイム」(天王寺区 コンソメスープさん)
    「パパ寝てる濡れる紫陽花洗濯と」(福島区 恋するサボテンちゃんさん)
    「アジサイでジメジメ感がいやされる」(豊岡市 ブタのブーさん)
    「特急の素通りホームに咲く紫陽花」(姫路市 みよこさん)
    「紫陽花が私の鼻歌 聞いている」(大阪市泉南郡 クリスマスローズさん)
    「あじさいの色がうつろう つゆの空」(高槻市 ひろよしさん)
    「紫陽花の日日変わり行く花模様」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「あぢさゐのよろにはなれぬ七変化」(東住吉区 ラビットさん)
    「小雨降るこみちに顔出すあじさいかな」(東住吉区 スバルさん)
    「キラキラのあじさい和菓子おみやげに」(神戸市北区 マーブルさん)
    「紫陽花の花をみてたら癒される」(草津市 滋賀のまー君さん)
    「あじさいの片麟生けて微笑んだ」(加西市 えつこさん)
    「橋の下くぐればそこにあじさいが」(徳島市 豊中の元住人さん)
    「井戸水で紫陽花潤ふあじき路地」(守口市 守口のタヌキさん)

    「カタツムリ雨を背負って葉を滑る」(赤穂市 みるくガールさん)
    「雨音に少し睡魔の梅雨の朝」(淡路市 お散歩おじさん)
    「炎昼や鋸引くテンポ乱れたる」(三田市 キロマルさん)
    「そこかしこ湧き出づピンク皐月映ゆ」(三田市 インコ・ママさん)
    「青空に糸ひき伝えたありがとう」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「梅の果のコロコロコロりあまんじゃく」(高槻市 ひろりんさん)
    「マスクより先に白旗届きそう」(大阪市住吉区 伝書鳩さん)
    「早起きの睡蓮たれがいの一番」(姫路市 姫路の夢太郎さん)
    「鱧祭りこんちきちんが消えてもた」」(茨木市 蒼龍さん)
    「入梅しコロナ流して収束を」(赤穂市 風ちゃんさん)
    「入梅や里山の木木 青青と」(神戸市垂水区 ますきさん)
    「センバツや感謝と涙 甲子園」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
    「菅笠に粋な半被の金魚売り」(守口市 守口のタヌキさん)

    コメンテーター大田さんが選んだ句は、
    「紫陽花の葉の裏二匹かくれんぼ」(奈良市 法隆寺の鐘さん)

    ゲストの大山さんが選んだ句は、
    「飲み会の相手は自宅で紫陽花と」(赤穂市 風ちゃんさん)

    大森先生が選んだ句は、
    「雨強し紫陽花淡く耐えて咲く」(神戸市 みさきさん)
    「雨脚を上手く捌くや濃紫陽花」(三田市 キロマルさん)
    「紫陽花が日々色深め梅雨近し」(箕面市 箕面のとしジィさん)
    「紫陽花の千変万化なにしおう」(茨木市 蒼龍さん)
    「紫陽花が見渡す限り宇治の寺」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
    「玄関に紫陽花並べ友を待つ」(天王寺区 レトルトカレーさん)
    「紫陽花や色とりどりの傘も揺れ」(大阪市池田市 うさこさん)
    「あじさいの海の色して孫生まる」(姫路市 れいこさん)
    「あじさいに雨滴が光る見事すぎ」(西宮市 さくらさん)
    「紫陽花に脇役映えるかたつむり」(大阪市平野区 くずれ荘管理人さん)
    「あじさいやどの色買うかまよいけり」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)

    「水溜まり触れずに落ちて柿の花」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
    「咆哮の虎と言う名の菖蒲咲き」(大阪市池田市 うさこさん)
    「青梅の転がり落ちて祠前」(姫路市 みよこさん)

    今週の特選句は、

    「ウイルスに負けずに夢をプロ野球」(神戸市北区 たけしさん)
    「カタツムリいつのまにやらこんなとこ」(豊岡市 ブタのブーさん)

    次回のお題は梅雨」「雑詠で募集します。

    お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
    初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!

    〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係

    講評 大森保延さん
    昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
          文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
          辯天宗文化部の発展に寄与。
    平成7年  大和礼法弁才御流興隆。
    平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
    平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
    平成21年
     〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
    昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
    大阪府更正保護協会理事。
    茨木市更正保護推進協議会副会長。