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寺谷一紀のまいど!まいど!

  • 2020年8月11日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    「南海トラフ地震」について

    近い将来に発生することが懸念される「南海トラフ地震」。

    実際に、どのような地震が起こるか、皆さん、ご存知ですか?

    政府の中央防災会議による被害想定では、最大クラスの「南海トラフ地震」が発生すると

    ・静岡県から宮崎県にかけての一部では、震度7となる可能性がある

    ・それに隣接する周辺の広い地域で、震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。

    また関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に、10mを超える大津波の襲来が想定されています。

    そもそも「南海トラフ」とは、静岡県の駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域や高知県の土佐湾を経て、宮崎県の日向灘沖までの、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接している海底の溝状の地形を形成している区域を指します。

    よく耳にする「プレート」ですが、どういったものかと言うと地球は中心部から、「核」、「マントル」、「地殻」と言う層の構造になっていると考えられています。

    このうち地表付近の「地殻」やマントル上部の硬い板状の岩盤となっているところを「プレート」と呼びます。

     

    「南海トラフ」に沿ったプレートの境界を震源とする大規模な地震が「南海トラフ地震」で、これまで概ね100年から150年の周期で発生しています。

    過去に、「南海トラフ」が震源となった「昭和東南海地震」及び「昭和南海地震」が起きて70年以上が経過しており、次の大規模地震が発生するリスクは年々高まっていると考えられています。

    政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内に南海トラフでマグニチュード8~9クラスの地震が発生する確率を70~80%としています。

    「南海トラフ地震」の被害から、ご自身や家族を守るために、このコーナーでも紹介してきました家庭内での備蓄をするなど様々な準備に、ぜひ取り組んでください。