「災害時帰宅支援ステーション」 皆さんご存知ですか?
東日本大震災では、震源地から遠く離れた首都圏でも、交通機関がマヒしたために、学校や職場から帰宅することが困難になる「帰宅困難者」が数多く発生しました。
今後発生が予想されている南海トラフ地震などの大きな災害では、鉄道などの公共機関が運転を見合わせるなどする影響で、徒歩での帰宅を余儀なくされる人が、多数発生する恐れがあります。
そこで徒歩帰宅者のために、水道水やトイレ、通行可能な道路などの情報を提供する、「災害時帰宅支援ステーション」を設定する取り組みが進んでいます。
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県、三重県で、現在、事業を展開している、コンビニ事業者、外食事業者、その他のサービス事業者の協力のもと、昨年7月末現在で、12,395箇所のお店が「災害時帰宅支援ステーション」に指定されています。
こうしたステーションは、関西だけでなく、関東地方など全国でも設置が進んでいます。
「災害時帰宅支援ステーション」の目印は、お店の入り口などに「災害時には、徒歩帰宅する皆様を支援します」という文言と、こちらののイラストが描かれたステッカーが貼られています。
いざと言う時に備えて、通勤・通学の途中にあるコンビニエンスストアやファミリーレストランなどが「災害時帰宅支援ステーション」に該当しているかをチェックしてみて下さい。
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