1月に発生した能登半島地震では、能登半島の各自治体で大きな被害が発生しました。
被災地では、警察や消防、自衛隊などが、救助活動に従事しましたが、他にもいろんな職種の人たちが、被災地の救援のために活躍しました。今回は、その一つ「DMAT(ディーマット)」をご紹介します。
「DMAT」は「Disaster(ディザスター) Medical(メディカル) Assistance(アシスタンス) Team(チーム)」の頭文字をとった略称で、正式名称は「災害派遣医療チーム」と言います。
最近は映画やテレビドラマなどでも取り上げられることもあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
DMATは、医師、看護師などで構成され、大規模な災害や事故などの現場におおむね48時間以内に活動できる機動性を持った、専門訓練を受けた医療チームです。
結成されたきっかけは、阪神・淡路大震災です。
この時は、初期医療体制の遅れにより、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば、救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在した可能性があったと、報告されました。
そこで、この教訓を活かすべく、平成17年4月に、厚生労働省によってDMATが設立されました。
DMATの活動は、現場の医療だけでなく、被災地の病院機能を維持、拡充するために、病院の医療行為を支援させて頂く病院支援や、大規模災害で多数の重症患者が発生した際に、被災地の外に搬送する、広域医療搬送など、機動性・専門性を活かした多岐にわたる医療的支援を行います。
ぜひ、皆さんも関心をもってみてください。
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